2023年7月1日に「特定原付」という車両区分が誕生して以来、電動キックボードを筆頭とした新しい乗り物に対する世間の関心が高まっている。そうした中、千葉県幕張メッセで開催されたイベントで、様々な小型の乗り物を乗り比べてみた。
ハイブリッドバイクとは何か?
LUUPも7月1日から「特定原付」に。最高速度表示灯や6km/hモード搭載モデルを順次入れ替え
今年で2回目の開催となる「ASOMOBI」(2023年8月5~6日、於:千葉県幕張メッセ)。
コンセプトは、「テマ(労力)とヒマ(時間)」を楽しんで、そのプロセスも楽しい思い出になるような人生の過ごし方を提案すること。
分野としての垣根は特になく、ファッション、キャンプ、ワンちゃんやネコちゃんたちと一緒に楽しむこと、そしてスローモビリティなど様々な要素が含まれる。
そうした中、会場内では新しい小型モビリティの体験試乗会が開催された。
まずは、glafitのハイブリッドバイク「GFR02」に乗った。
ここでいうハイブリッドとは、原動付自転車(原付1種)のフル電動バイクおよび電動アシスト自転車と、通常の自転車を切り換えることを指す。
原付1種の状態だと、ナンバープレートがあり、ヘルメット着用は義務となる。
2023年7月1日の改正道路交通法の施行により、特定小型原動機付自転車(警察庁による略称・特定原付)ではなく、同改正前の原付扱い(7月1日以降の略称・一般原付)に属するものだ。
さらに、電動スイッチをオフにした状態で、車両後方のナンバープレートの切り換え装置を手動で作動すると、自転車モードに切り替わる。
そうは言っても、なんだかとても分かりにくいが、実際に乗ってみると、その仕組みが良く分かった。
コーナーでペダルを漕ぐと動きが安定
まずは、「一般原付」の状態で走る。
右手のグリップのアクセル操作でフル電動車として走行できる。最高速度は時速30kmで、加速は急激過ぎないが伸び感があり扱いやすい。
この状態で、ペダルも漕げる。すると、電動アシスト自転車となり、最高速はペダルの固定されたギア比によって最高速度は時速20km程度に抑えられる。
今回設定された走行コースは、細長い楕円形で、コーナーの曲率がかなり強い。こうした状況で、フル電動車としてコーナーを曲がると、コーナーリング中のアクセルオンのタイミングがつかみにくい印象がある。それが、コーナーリング中にペダルを漕ぐと、後輪の接地感が増して車体全体のバランスが良くなり運転が楽になるのだ。
次に、「自転車モード」で走ってみたが、背の低い自転車としては直進安定性が良い。
glafitでは、2024年に「特定原付」を発売し、モビリティシェアリングサービス大手のOpen Streetと連携した事業を始める。
この特定原付のプロトタイプの2023年6月に試乗したが、ペダルが漕げない状態で、自転車モードの設定はない。
個人的には、ハイブリッドバイクの走行安定性と使い勝手が気に入った。
電動車ラインアップが豊富なBLAZE
次に、BLAZEの小型電動車に試乗した。
同社は、「特定原付」および「一般原付」の電動キックボード「EV SCOOTER」のほか、折り畳みバイク形状の「SMART EV」、三輪バイク形状のEV「TRIKE」、オフロード車形状の4輪EV「CRUISER EV」、そしてクラシックカーのような形状の「EV Classsic」など多彩な小型電動車をラインアップしているのが特徴だ。
今回は、その中から「SMART EV」と、「EV SOOTER」に乗ってみた。
「SMART EV」の特徴は、やはりその形状だ。ワンタッチで折り畳んで自動車などに搭載しやすい。バッテリーも脱着式だ。
走行感は、まさにEVバイク。足のステップがやや後方に位置しているが、ライディングポーズが前傾姿勢になることもなく、扱いやすい。
「EV SCOOTER」は、今回「一般原付」仕様を乗った。加速、減速はスムーズで、シートがあるので座って良し、立って乗っても良し。コーナーリング中は立ち乗りのほうが車体の動きをコントロールしやすいと感じた。
今後も、機会を見て様々な小型モビリティを試乗してみたい。
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危ない乗り物が増えて、ますます歩道が危険になりましたね。