2020年シーズンのMotoGPは新型コロナウイルスのパンデミックの影響によって、一時中断。5月初旬の第5戦スペインGPまで開催延期が決定し、シーズン再開は少なくとも5月中旬のフランスGPを待つ状況であるが、開幕は更に遅れるのではないかとも囁かれている。
またMotoGPクラスに関しては開幕戦のレースが中止となったため、2月下旬のカタールテストから3ヵ月近い空白期間が空くことになってしまった。
■ロレンソができたなら自分もできる……ザルコ、ドゥカティへの適応に不安なし?
ヨハン・ザルコは今季、KTMからアビンティアへ移籍。新たにドゥカティのマシンを駆ることになるが、彼はこうした空白期間も自身にとってはアドバンテージとなると考えている様子だ。
ザルコは昨シーズン8月にKTMとの契約解除を決定すると、9月以降はKTMから出走する機会はなかった。そして終盤3戦を負傷で欠場することになった中上貴晶の代役として、LCRホンダでRC213Vを走らせていた。
そして2020年はドゥカティ陣営へと移籍することになったザルコだが、彼は2月のセパンテストまでマシンを試す機会がなかった。そこに新型コロナウイルスの騒動による空白期間がさらに重なったことになる。
「妙な時間だよね。でも僕はそれも自分のアドバンテージとして働かせることができると、自分に言い聞かせているんだ」
ザルコは母国フランスの放送局Canal+に対しそう語った。
「バイクに乗ったり知ったりする事無く、素早く適応するというのは、既に昨年のオーストラリアGPでホンダのバイクに乗った時に経験済みだ」
「確かに僕は輝いていたわけじゃない(オーストラリアGPでは13位)し、表彰台も獲れなかった。だけどバカみたいに外れたカテゴリーに居たわけじゃない」
「だからその結果には納得しているし、その後の2レースも同様だ。そしてもう1度言っておくと、ドゥカティとの契約には時間が必要だったから、僕は11月のポストシーズンテストは何も行なっていないんだ」
「このことで僕はほぼ3ヵ月の休憩を取ることになって、それからマレーシアのテストに挑まなくちゃならなかった。そこでも初日は光るモノはなかったけど、3日目には良いラップタイムを刻めた。その後のカタールでもより良いテストができた」
「だから、そうした事は僕に自信を与えてくれる。休息が長くても、僕は他のライダーよりも迷わないだろうと、自分に言い聞かせることができるんだ」
「そうしたことを僕のアドバンテージにできるようにすることだけが、僕の望むことだ。ライバルよりも素早くマシンに適応し、レースが再開したら可能な限り早く改善できるだろう」
「そういった意味で、(この状況が)僕にとって良い方に働けばいいと思っている」
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