レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、ミルトンキーンズのキャンパスにおけるチームの新エンジンファクトリーの建設は予定どおりに進んでおり、ペースが上がっていると述べた。
レッドブルは来シーズン、ホンダのパワーユニットプログラムを引き継ぐ。今後は自社でパワーユニットを製造するため、彼らはレッドブル・パワートレインズを設立した。
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この取り組みはレッドブルが多額の投資を行っていることを表しており、シャシー部門とPU(パワーユニット)部門を最適な形で統合することができるため、うまくいけばこの利点がレッドブルのコース上でのパフォーマンスに反映されるだろう。
「レッドブル・パワートレインズのプロジェクトは週ごとにペースが上がっている」とホーナーは語った。
「建設は予定どおりに進んでおり、建物が実際に形になるのを見るのは素晴らしいものだ」
「すべての屋根が設置されているところで、ダイナモは来月に届き始める。ファクトリーが作り上げられようとしている。このことへの取り組みは印象深い」
「我々は素晴らしい才能の持ち主たちを引きつけているし、プログラムに大学の卒業生や学生を迎えるための強力な若手向けの採用方針がある」
確かにエンジンプログラムを開始して以来、レッドブルの採用活動は全速力で行われている。多くのスタッフがブリックスワースにあるメルセデスのHPP(ハイパフォーマンス・パワートレインズ)のエンジン部門から直接雇用されており、そのなかにはHPPで高い評価を受けているメカニカルエンジニアリング部門トップのベン・ホジキンソンや、エンジニアリング責任者のオーウェン・ジョーンズが含まれている。
メルセデスHPPが悩まされている最近のスタッフ離脱について、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスでノンエグゼクティブチェアマンを務めた故ニキ・ラウダの統率の下では、人材の流出は起きなかっただろうと考えている。
「我々は情熱が第一のクールなチームだ」とマルコはオーストリアのメディア『OE24』に語った。
「こうしたことはニキ・ラウダがいたメルセデスでは起きなかっただろう。彼はエンジン部門のスタッフと親密だった」
全体として、レッドブル・パワートレインズの従業員数は300人から500人に達する見込みであり、そのなかには若手エンジニアの強力な一群が含まれる。
「我々は若手にチャンスを与えたい。あらゆる分野のさまざまなバックグラウンドを持つ、異なる考え方をする候補者を探している」とホーナーは述べた。
「我々は多くの奨学金制度と実習制度を設立する予定だ。これはすばらしいチャンスだ。我々が引きつけている個々の候補者の能力によってこのプロジェクトの魅力が分かるというのは、エキサイティングなことだ」
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