2025年F1モナコGPで初めて試行された2回のピットストップを義務づけるルールは、ドライバーたちから好意的な評価を得られなかった。レース後、ランド・ノリス(マクラーレン)らは、レースの質を高めるという目標が達成されたとは思えないと述べている。
優勝したノリスはまず、「嫌なルールだったよ」と冗談めかして言った。
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「僕にとっては、心配しなければならないことが増えたんだから。1ストップなら、もう少し落ち着いていられただろう」
その後、ノリスはやや真面目に、こう付け加えた。「でも、ルールは僕たちが楽しめるように作られているわけではない。ファンのために作られている。視聴者にもっとエンターテインメントを提供するために作られているんだ」
「でも今回、追い越しが増えたわけではなかった。(新ルールは)それを目的に作られたはずだけどね。でも今は、単に運でチャンスを得るような状況だ。赤旗や、セーフティカーを待つしかないんだ。そういう出来事の末に結果が決まるとしたら、よりふさわしいウイナーが誕生するわけではないし、そういう状況には僕は完全には同意できない」
チームメイトのオスカー・ピアストリも、ノリスの意見に同意した。
「確かに、いくつかの場面でより緊張感が増したのは間違いない。他のマシンとの間にセーフティカーのウィンドウを築くため、あるいは、他の誰かのセーフティカーウィンドウの外に出るために、プッシュしなければならないタイミングもあった。そういう意味では、戦略的な要素はいくつか存在していた」
「でも、結局のところ、先頭集団では、状況が大きく変わることはなかったと思う。もしも残り5周で赤旗が出て、マックス(・フェルスタッペン)が勝っていたら、全く違った話になっていただろう。今後もこの方式を続ければ、最終的にはそういった結果が出るだろうね。でも果たしてそれが僕たちが見たいものなのだろうか?」
シャルル・ルクレール(フェラーリ)もまた、今回の新ルールにはあまり感銘を受けなかったようだ。
「単に多くのランダムな要素を加えるだけだ。運が良くなることもあれば、とても悪くなることもあるし、それはある程度、自分の手の届かないところにある。モナコでは元々そういった側面が多少は存在していた。それが2回ストップになって、その傾向が強くなった。でも、今回の僕に関しては、特に緊張感が増したということはなかった」
フェルスタッペンは、「もしかすると来年は4ストップになるかもね」と冗談を言った後、「今回は、僕たち先頭集団には、何の影響もなかった」と語った。
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、「僕のレースに特別な影響があったわけではない」と述べる一方で、今回の試みに何らかのポジティブな面を見出し、モナコGPへの批判を和らげようとした。
「こういう試行は続けるべきだ。皆さんが書くレポートを後で読んでみるよ。エキサイティングなレースだったのか、そうでなかったのかを確かめるためにね」
「もちろん、ここではオーバーテイクはできない。それでもモナコは素晴らしい場所であり、素晴らしい光景が見られた。大勢の人たちが集まっていた。ここでこれほど多くの人を今まで見たことがない。信じられないよ」
「モナコは1周走るだけで最高の気分になる。だから金曜日と土曜日は信じられないほど素晴らしいんだ。日曜日は休みたい感じだけどね」
[オートスポーツweb 2025年05月28日]
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みんなのコメント
そこが問題でもあり、ドラマを生む要素でもあり・・・。
難しい問題かもしれないが、やはり速い車が抜けるコースが面白いし、当たり前だと思う。