近年、バイクの需要増加に伴いバイク事故が増加傾向にあります。特に、東京都におけるバイク乗車中の交通事故死者は全体の約25.8%(2020年度/前年比+約4.8%・全国平均 約18.5%)を占めていますが、都内の移動経路として重要な役割を占める首都高速道路(以下:首都高)でもバイクの事故が増えているといいます。
これらを踏まえ、首都高ではヘルメットの正しい着用や、頭部に次いで二輪死亡事故の致命傷部位となっている胸部を守るプロテクターの装着などを促していますが、やはり一番大事なのは事故を未然に防ぐこと。
【画像】首都高のバイク事故多発ポイント「4号新宿線 上り 参宮橋カーブ~代々木PA」を画像で見る(4枚)
そこで、ここでは首都高においてバイク事故が多発しているポイントについて紹介してきますが、これまでお伝えしてきた「都心環状線 外回り 霞が関入口~千代田トンネル」間や「都心環状線 外回り 一ノ橋JCTカーブ付近」と同じく事故が多いのが「4号新宿線 上り 参宮橋カーブ~代々木PA」です。
同路線の新宿出入口と代々木PAの間には「参宮橋カーブ」と呼ばれる90度曲がる急カーブが存在しており、上り方面においてはその先に代々木入口からの合流もあります。
また、入口からの合流先のカーブには代々木のPA分流、合流、さらにその先も急なカーブが続きます。そのため、この区間では注意喚起カラー塗装が施されるなど事故防止対策も行われています。
なお、代々木PA合流より先はしばらくの間車線変更ができませんが、次の出口である外苑の手前では車線変更可能な区間が十分設けられているため、焦らずに運転することをおすすめします。
■二輪車事故多発地点の特徴短い区間の中で道路線形および走行環境の変化が多い⚫ 分合流の連続する区間(頻繁な車線変更が発生)⚫ トンネル部および地上部の連続する区間⚫ 上り坂・下り坂⚫ 急カーブ⚫ カーブが連続する区間
■注意したいポイント⚫ 事前の走行経路のチェック⚫ 周囲を確認し、適切な判断ができる走行速度⚫特にカーブ手前では十分減速(カーブ警戒ゼブラ、注意喚起カラー舗装に注意)
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