2022年のスーパーGT GT300クラスでチャンピオンを獲得したリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rは、今季ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと名取鉄平という新たなドライバーラインアップで臨む。いきなりのチャンピオンチームからの参戦となる名取に、シーズンへの意気込みを聞いた。
2021年の全日本スーパーフォーミュラ・ライツ王者である名取は、2022年にFIA-F2参戦を目指すも実現せず、日本国内でスーパー耐久シリーズに参戦。さらに2022年のスーパーGT第8戦もてぎではRUNUP RIVAUX GT-Rをドライブし、ポイント獲得を果たした。
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迎える2023年に向けて、名取は心機一転GT300チャンピオンチームであるKONDO Racingに加入。オリベイラとともにGT300参戦2年目、初めてのフルシーズン参戦でチャンピオンを目指すことになった。2月7日に富士スピードウェイで行われたGT300特別スポーツ走行からチームに加わると、岡山公式テスト、そして3月25~26日に行われた富士公式テストをこなしてきた。
「チームの雰囲気は本当に素晴らしいです。サイコーです(笑)!」と名取はここまでのテストで感じたKONDO Racingの印象を語った。
「今回の富士テストでもチームの皆さんが雨のなかでタイヤ交換練習をしたり僕を走らせてくれたりと、すごくストイックで、そういったところが結果に繋がっていると思います」
そんなKONDO Racing、しかもチャンピオンチームからのいきなりの参戦だが、プレッシャーなどはないのだろうか。名取に聞くと「僕がプレッシャー感じる人間だと思います?」と返されてしまった。たしかにこれまでのキャリアの中でも、多くのレースでプレッシャーを感じている様子はなかった。
「まったくプレッシャーはないですね。自分の性格なのか、どのチームにいってもプレッシャーはなくて、まわりに『もう少しプレッシャーを感じなさい』と言われるくらいですから(笑)」
チームメイトとなるオリベイラともすでに積極的にコミュニケーションをとっており、「すごく速いです。JPさんもやはりストイックですし、どんな状況であれタイムをしっかりと出すドライバーですよね。すごいです」と評した。
「もちろんGT-Rのことも熟知していますし、結果も出してチャンピオンも獲っている方ですからね。JPさんのストイックさがチームにも伝わっているのではないかと思います」
コンビを組むことになったオリベイラにも名取について聞くと「テッペイは“めっちゃ速い”ドライバーだね。すごくテクニックもあるし、もちろんスピードもある。今年一緒にタイトルを獲りたいね」と日本語で、笑顔をみせながら語った。
そんなオリベイラの言葉に応え「もちろんです!」と名取はチャンピオン獲得へ意気込んだ。すでにリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rはテストでもしっかりとスピードを発揮しており、名取という頼もしいドライバーを得て、今季も強力なタイトルコンテンダーとなることは間違いなさそうだ。
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