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トヨタ新型「RAV4」に初採用の「アリーン」ってなんだ? ソフト更新で機能向上、SDV加速の鍵を握る!【新車ニュース】

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トヨタ新型「RAV4」に初採用の「アリーン」ってなんだ? ソフト更新で機能向上、SDV加速の鍵を握る!【新車ニュース】

ソフトウェア開発プラットフォーム「アリーン」

ウーブン・バイ・トヨタ(以下WbyT)は、トヨタグループの一員として、人を想うイノベーションを生み出し、モビリティの変革に挑戦している。人、モノ、情報、エネルギーの移動を進化させ、モビリティの常識に挑み続けることで、人の可能性が拡がる世界を創造している。
具体的には、自動運転・先進運転支援技術、ソフトウェアづくりプラットフォーム「アリーン」、モビリティのためのテストコース「ウーブン・シティ」、トヨタのグロースファンド「ウーブン・キャピタル」を通じて、安全でよりつながる社会の実現と幸せの量産を届け、移動の未来を紡いでいく。

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アリーンは、ソフトウェアを開発するためのプラットフォーム。これまでトヨタがものづくりで培ってきた知見や技術をソフトウェア開発にも活用することで、安全・安心で高品質なソフトウェアを量産し、ソフトウェア定義車両(SDV:Software Defined Vehicle※)の開発を加速させ、交通事故ゼロ社会の実現に寄与していく。
※ソフトウェアの更新によって機能や性能が向上・変更できるクルマを指す
アリーンの主な構成要素は以下の3つ。
(1)アリーンSDK(Arene ソフトウェア開発キット)
アリーンSDK(Software Development Kit)は、ソフトウェアの構成部品をモジュール化し、ソフトウェア開発を加速する土台となるもの。従来はハードウェアとソフトウェアを含めたシステム同士が複雑に絡み合い相互依存しており、クルマの機能を車種ごとに開発してきた。
アリーンSDKによって両者の開発を切り離すことで、設計・開発(コーディング)・評価・展開・保守運用までの一連のソフトウェア開発のライフサイクルの基盤を共通化し、同一アプリケーションを複数車種に展開可能となる。
新型RAV4ではアリーンSDKを活用して、新型マルチメディアの音声対話サービス、センターディスプレイおよびトヨタの予防安全パッケージである「トヨタセーフティセンス」が開発された。
(2)アリーンTools
アリーンToolsは、ソフトウェアを検証するツール。実車による検証を減らし、ソフトウェアのプロセスの見える化、検証・評価および管理を仮想環境で実施できるため、従来よりも早い段階で機能を作りこみ、開発スピードを向上させることが可能だ。
新型RAV4では、ツールのひとつであるシミュレーションツールによってさまざまな運転状況を検証し、「トヨタセーフティセンス」の開発に活用された。
(3)アリーンData
アリーンDataは、ソフトウェアをカイゼンし続けるためのデータを収集する基盤。同意を得た顧客の走行データを安全に収集・分析し、今後の自動運転や先進運転支援システムなどの機能向上や、車内アプリケーションのカスタマイズに活用するほか、車両のソフトウェアアップデート(OTA)をサポートする。
新型RAV4では、「トヨタセーフティセンス」のデータ収集にアリーンDataが採用されている。


ヒト、クルマ、社会をつないで、もっといいクルマづくりの可能性を広げる

アリーンを活用して開発された新型RAV4の新機能のうち、WbyTは「トヨタセーフティセンス」におけるAIモデルの構築と、それを活用した周辺認識やドライバーの異常検知の要素技術の開発、ならびにユーザーインターフェースの改良を行なった。


アリーンは、ヒト、クルマ、社会をつなぐことで、もっといいクルマづくりの可能性を広げていく。アリーンSDKとアリーンToolsでソフトウェアの開発期間を短縮し、これまでよりも早く、世界中のカスタマーにもっといいクルマを届けていく。
ユーザーがクルマに乗り始めた後も、アリーンDataなどで集めたデータをもとに継続的にクルマの機能を改善し続け、顧客一人ひとりに寄り添ったパーソナライズされた運転体験の提供に貢献するものだ。
世界中で多くの人々から愛されているRAV4、その新型はトヨタのSDVの出発点だ。WbyTはアリーンを通じて、各地域の多様なニーズを汲み取りながら、継続的にさまざまな機能やサービスを迅速に開発し、国や地域に根差した「町いちばん」のクルマづくりと、安全・安心かつ快適なモビリティ体験の提供を目指す。
そして、WbyTが考えるSDV、すなわち交通事故ゼロ社会に向けて、「お客様と“共に成長”する愛車づくり」に貢献していく。

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