フル充電で119km! Q3に272馬力のPHEV登場
独アウディは2025年6月17日、コンパクトSUV新型「Q3」を世界初公開しました。
【画像】世界中で愛される“ベストセラーSUV”が第3世代に進化! アウディ新型「Q3」の魅力を写真で見る(47枚)
今回世界初公開された新型アウディQ3は、第3世代モデルです。Q3はプレミアムコンパクトセグメントにおいて10年以上にわたり支持され続けてきたベストセラーSUVで、初代モデルの登場以来、全世界で累計200万台以上を販売し、アウディのラインナップの中でも中心的な存在となっています。
新型Q3のエントリーモデルは、マイルドハイブリッドテクノロジーを採用した1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンと7速Sトロニックを組み合わせ、最高出力150馬力(110kW)を発揮し、前輪を駆動する「Q3 SUV TFSI 110 kW」です。
その他には、265馬力(195kW)・最大トルク400Nmを発生する2リッター直列4気筒ガソリンエンジンが搭載され、これに7速Sトロニックとquattroフルタイム4輪駆動システムが組み合わされる「Q3 TFSI quattro 195 kW」も用意されています。
さらに、前輪駆動と7速Sトロニックを採用し、長距離ドライブに適した150馬力(110kW)・360Nmの2リッター直列4気筒ディーゼルモデル「Q3 SUV TDI 110 kW」もラインナップします。
また、注目のプラグインハイブリッド(PHEV)「Q3 SUV e-hybrid 200 kW」も導入されました。最大出力116馬力(85kW)・最大トルク330Nmの電動モーターとエンジンを組み合わせ、システム全体で272馬力(200kW)・400Nmを発揮します。25.7kWh(正味19.7kWh)の高電圧バッテリーにより、WLTP基準で最大119kmのEV航続距離を実現。さらに、最大出力50kWのDC急速充電にも対応し、10%から80%までの充電を30分未満で完了することが可能です。
足まわりには、改良された標準サスペンションを採用。さらに、オプションでスポーツサスペンションや2バルブダンパーコントロール付きサスペンションも選択可能で、快適性とダイナミクスを高次元で両立します。「アウディ ドライブセレクト」では、従来の「auto」モードが「balanced」モードに名称変更されたほか、quattro専用の「offroad plus」モードも追加され、より多彩なドライビング体験を提供します。
エクステリアは、よりエモーショナルかつ筋肉質なデザインへと進化しました。幅広のシングルフレームグリルとシャープに絞り込まれたヘッドライトは空力性能の向上にも寄与し、サイドビューではフロントからリアにかけて伸びる水平ショルダーラインが視覚的なバランスを強調します。リアでは、オプションのデジタルOLEDテールランプと一体型のライトストリップ、さらにロービーム時に発光するフォーリングス(アウディのエンブレム)により、存在感ある後ろ姿を演出しています。
ボディカラーは、新色セージグリーンやマデイラブラウン(マットペイント仕上げ)を含む全11色を展開。S line仕様には専用バンパーやセレナイトシルバーの加飾が与えられ、足元には、標準17インチから最大20インチまでの新デザインホイールが用意され、215mmから235mmへ拡大されたタイヤ幅とともに、力強いスタンスを演出します。空気抵抗係数(Cd値)は0.30に抑えられており、静粛性と燃費性能の両立も追求されています。
インテリアも刷新! 高級感と機能性が融合した先進空間に進化
インテリアは、デザインと機能性の両面で先代モデルから大きく進化しました。水平基調のダッシュボードには、ドアトリムから連続するソフトラップ加飾が施され、空間に広がりをもたらしています。
11.9インチのインストルメントクラスターと12.8インチのMMIタッチディスプレイで構成されるパノラミックディスプレイは、フルサイズモデル譲りの“デジタルステージ”を形成。さらにヘッドアップディスプレイも加わり、視認性と情報の一体化が図られています。
新型Q3のステアリングには、ウインカーやワイパー操作の左側レバーと、ドライブセレクター機能を備えた右側レバーを備える新設計のコントロールユニットを採用。この変更により、従来センターコンソールに設けられていたシフトセレクターが不要となり、収納スペースが拡大されています。15Wの冷却機能付きワイヤレス充電トレイや前後のUSB-Cポートも備えられており、日常使いでの利便性が高められています。
インテリアライティングは30色から選択可能で、MMI上で自由にカスタマイズが可能。ファブリックパネルにはレーザーカットによるダイナミックなイルミネーションが施され、演出効果も重視されています。
インフォテインメントにはAndroid Automotive OSを採用し、YouTubeなどのアプリをスマートフォン不要で直接利用可能。AIを活用した音声アシスタント「Audiアシスタント」も導入され、センターディスプレイやメーター、ヘッドアップディスプレイにアバターとして表示される新しい対話体験が提供されます。
実用性の面でも優れており、トランクスペースは標準時で488リッター、シートベンチを前方にスライドさせれば最大575リッター、後席を折りたたむことで最大1386リッターまで拡大可能です。シートベンチは前後スライドや角度調整も可能で、多彩な積載ニーズに応えます。さらに、新型Q3は最大2100kgまでのけん引能力を持ち、ヒッチ(トウバー)部分の最大垂直荷重は90kgとされています。
安全性と快適性を支えるドライバーアシスタンスシステムも大幅に進化しました。標準装備には、パーキングシステムプラス(距離表示付き)、クルーズコントロール(スピードリミッター付き)、エマージェンシーアシスト付きレーンデパーチャーワーニング、交通標識認識、ドライバーモニタリング機能、アクティブフロントアシスト(ターン・回避・クロストラフィック対応)などが含まれます。
さらに、オプションの「アダプティブドライビングアシストプラス」は、高速道路でのレーンキープと車間制御、最大210km/hでの走行支援に対応。90km/h以上ではレーンチェンジサポートも可能となり、ウインカー操作と連動してステアリングをアシストします。加えて、個別の駐車操作を記憶・自動再現できる「学習型パーキングアシスト」、袋小路からの後退支援を行う「リバースアシスタント」、4カメラによるサラウンドビューなども設定されています。
なお、アウディAG CEOのゲルノート・デルナー氏は、「新型Q3はアウディの中でも最も売れているモデルのひとつであり、第3世代ではプラグインハイブリッドや効率的な内燃エンジンを導入することで、ラインナップをさらに強化していく」とコメントしています。技術開発担当のジェフリー・ブーコ氏も、「フルサイズクラスのデジタル体験をコンパクトSUVに導入した」と述べ、新型Q3の進化を強調しています。
新型Q3は2025年10月にドイツおよび欧州市場で発売予定です。オーダーは同年夏から開始され、生産はハンガリー・ジェールおよびドイツ・インゴルシュタットの両工場で行われる予定です。なお、日本での導入時期など詳細は未定です。(VAGUE編集部)
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