天候に恵まれなかったものの無事終了
最近は全国各地でクラシックカーのラリーイベントが開催され、地域活性化の面からも注目を集めています。そんな中、じつは多くのクラシックカーと愛好家が存在している山形県で、初めてラリー形式のツーリングイベント「Giro di Yamagata(ジーロ・ディ山形)」が2025年6月14日に開催されました。貴重なクルマの数々が参加した様子をレポートします。
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ファントムラリーから進化したジーロ・ディ山形とは?
今回が初開催となった「ジーロ・ディ山形」には、母体ともいうべきイベントが存在した。それは、2024年夏に当AMWでもご紹介した「第0回ファントムラリー」。山形県でもクラシックカーを展示するイベントはたくさんあるが、ツーリング形式はなかったという。そこで壮大な自然と、食を楽しめるイベントを開催したいという県内有志の意気込みのもと、山形県では初めてラリー形式のツーリングイベント(通常のツーリングとは異なり規定のルートをコマ図に従って走り、チェックポイントまでの区間タイムが指定されているタイムラリー競技)を試みたのである。
このファントムラリーをプロデューサーとして主導したジェイク伊藤氏は、山形に育ち、今なお山形にコレクションの本拠を置くエンスージアスト。まだ30歳代の若さながら、みごと初となるラリー型ツーリングイベントを成功に導いた。2025年はさらなる発展を求めて、同じく山形にルーツを持つが、これまで沖縄を舞台とするクラシックカーラリー「ジーロ・デッリゾラ沖縄」を成功させてきたオーガナイザー、矢口可南子氏とコラボを結ぶことになった。
さらに、ファントムラリーでも重要な役割を果たした山形県金山町の老舗林業会社「カネカ」の川崎恭平社長ら、主に若手の協力者とともに新たなラリーを企画。その新イベントを山形トヨタが2024年夏に開設したクラシックカー事業部「CRGカスタマイズファクトリー」がバックアップするという「オール山形」の体制を構築。より本格的なタイムラリーへとリニューアルしたのが、2024年「第0回」と位置づけたファントムラリーに続く「第1回」ジーロ・ディ山形なのだ。
ちなみに「ジーロ」とは、この種のラリーの発生地でもあるイタリアの言葉で「周遊」を意味する。すなわち『風光明媚な山形を愛車とともにめぐるラリー』ということである。
46台の名車たちは雨に見舞われつつも山形を堪能
こうして2025年6月14日にスタートを迎えた「ジーロ・ディ山形」は、1985年以前(主催者の認めた車両、同型車は以降の年式も可)に生産されたクラシックカーが対象車両。生産国などの制限はないいっぽう、いわゆるレプリカ車や極端な改造車両はエントリーを認めていないそうだ。また、1台につき「ドライバー」と「コ・ドライバー」2名でのエントリーが基本となり、全区間を女性が運転する「女性ドライバー限定部門」も設けられた。
大会事務局の作成したコマ図の指示に従い指定されたルートの一般公道を制限速度内にて走行する。いくつかの会場に設けた「P.C.」、いわゆる「線踏み」競技(PC競技の計測は路面に設置されたスタートラインを前輪が通過した瞬間に開始され、コ・ドライバーが秒数をカウントしながらゴールラインを目指している)が、この第1回では総計21本行った。そのほか、初日午前の金山町では名産である杉の木を活用したダーツゲーム、「道の駅あさひまち」では買い物ゲーム、そして2日目の長井市では同じく名物のけん玉によるゲームも実施。それぞれで加点されるという、山形県の特質を生かしたユニークなラリーとなった。
バラエティ豊富な車両がエントリー
エントリー車両は、旧いところでは1928年式ロールス・ロイス「20Hp」を筆頭に、ベントレーやジャガー、トライアンフなどの英国車。最大会派の空冷ポルシェたち。トヨタ「2000GT」やダットサン「フェアレディSRL311」などの国産クラシック。そして2台のランボルギーニ「カウンタック」とフェラーリ「365BB」、ディーノ「206GT」と「246GTS」などのスーパーカー勢などとバラエティ豊富。
さらには、女性ドライバー限定部門の特例として認められたフォルクスワーゲン「Newビートル」やマツダ「RX-8」に至る46台のクルマたちと、そのドライバー/コドライバーが山形市内「東北芸術工科大学」の美しいキャンパスに設けられたスタート地点に集結した。
残念なことに、初日はスタートから間もなく雨に見舞われてしまったのだが、P.C.競技のほか金山町にて車両展示と手作りのダーツゲームなどが行われたのち、約230kmの行程を経て葉山温泉の老舗旅館「日本の宿 古窯」にゴールした。
明けて2日目は、朝8時ごろからスタート。前日とはうってかわった陽光のもと、P.C.競技や長井市のけん玉ゲームなどをこなしつつ約120kmをひた走り、最終目的地となった山形市中心街の結婚式場「パレスグランデール」にゴールすることになったのだ
記念すべき第1回のジーロ・ディ山形は、やや天候に恵まれなかったものの、事故はもちろんリタイヤもなく、無事にフィナーレ。最終ゴールあとのランチと表彰式にてみられたエントラントたちの笑顔とにぎにぎしい歓声からしても、まずは大成功だったと断じてよいだろう。
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