10月26日、シボレーは、現行「コルベット」C8の高性能ヴァージョン「Z06」を追加し、発表した。
5.5リッターV8NAエンジン搭載
ミドシップ・レイアウトを採用し、史上初の右ハンドル仕様を設定するなど、これまでのモデルから大きく変わった2020年登場の現行コルベット(C8)に、2世代目から続く高性能ヴァージョンの「Z06」の機種が追加された。
リア・エンドには、高速安定性とコーナリング性能を高めるために可変式の大型リアスポイラーを装備し、ミシュラン製の「パイロットスポーツ4SZP」を履く。フロントは275/30ZR20、リアは345/25ZR21と前後異径だ。
搭載するエンジンは自然吸気の5.5リッターV型8気筒ガソリンで、670ps/8400rpmの最高出力と623Nm/6300rpmの最大トルクを発揮する。シリンダーブロックや燃焼室、吸気ポートなどあらゆる部分の形状や素材を見直し、高性能化を実現した。組み合わされるトランスミッションは、Z06用にセッテイィングされた8DCTだ。
エンジンは、ケンタッキー州ボウリング・グリーンにある「パフォーマンスビルドセンター」で「マスターエンジンビルダー」と呼ばれる熟練工によって手作業で組み立てられる。エンジンには、エンジン組立者の署名入り専用プレートも付く。
さらに高い性能を求めるユーザー向けに「Z07パフォーマンスパッケージ」なるオプションも用意される。これには、カーボンファイバー製のエアロパーツやミシュラン社製の「スポーツカップ2RZP」タイヤ、ばね下質量を41ポンド(18.6 kg)低減するカーボンファイバー製ホイール、そして直径15.7インチ(398 mm)の大型フロントローターと直径15.4インチ(391 mm)のリアローターを備えたブレンボ社製カーボンセラミックブレーキシステムなどが含まれる。
ステアリング・ホイールやパドルシフト、センターコンソールリッドなどにはカーボンファイバーが使用される。フルレザー仕様はオプションだ。
新型コルベットZ06の生産は2022年夏に始まり、2023年型から発売される予定。価格は明かされていないが、海外メディアは9万ドル(約1026万円)からになる、と予想している。右ハンドル仕様も生産されるそうなので、日本へも導入される可能性は高い。
文・稲垣邦康(GQ)
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