■ほぼ「グリル顔」×「パープル内装」で大人仕様に
ダイハツは2026年1月9日に開幕したカスタムカーの祭典「東京オートサロン2026」の会場で、カスタムカー「タント カスタム クロメキ」を初公開しました。
軽スーパーハイトワゴン「タント カスタム」をベースに、大幅にドレスアップを図り、都会の夜に似合う迫力をフロントフェイスで表現しました。
【画像】超カッコいい! これがダイハツの「斬新グリル顔タント」です! 画像で見る
タントは2003年に登場した軽スーパーハイトワゴンです。
現行型は2019年7月に発売された4代目。歴代から引きついだ、背の高さからくる広い室内空間やスライドドアによる使い勝手はそのままに、新たなものづくりコンセプト「DNGA」の採用でクルマとしての基本性能を向上。先進機能も熟成を図っています。
そんなタントのうち、大人っぽく精悍なエアロタイプのタント カスタム「X(NAエンジンモデル)」をベースに、専用フロントフェイスなどで大胆にカスタムしたのが、タント カスタム クロメキです。
カスタムのきっかけについて、ダイハツ工業 デザイン部の川下 泰さんは、以下のように説明します。
「軽のカスタム市場をつくったのはダイハツであり、カスタムを求めるお客様を忘れてはいけないということで、ぐっと来るようなカスタムを作ろうと、愚直に存在感があるタントカスタムを目指しました」
まず注目されるのは、大開口かつ多段グリルです。光沢のある直線基調のグリルをそのまま6つ重ねたようなもので、その両サイドには縦のシグネチャーランプを備え、大迫力を演出。
フロントフェイスの実に半分以上を占めることで、もはや軽自動車のレベルを超え、大型ミニバンにも負けない壮大さとラグジュアリー感を実現しました。
デザインのモチーフについて、ダイハツの川下さんは、「たとえば、トヨタの『ヴェルファイア』や『ヴォクシー』など、力強い“顔面”はもちろんチェックしていますし、最近の中国車(のトレンド)なども見ています。どういう方向性なら高級ミニバンのお客様に響いてくれるかと気にしました」と話します。
その上部はヘッドライトこそ純正ですが、中央のアッパーグリルはユーザーから要望が多かったという「DAIHATSU」のバラ文字の光るロゴを備えています。
またヘッドライトの2本のシグネチャーランプと連続するようなランプを配し、先進感ときらびやかさをプラス。バラ文字ロゴと合わせ、実際のサイズよりも大きく見えるように演出されています。
足元は、スポークの細かいダークメッキのアルミホイールを備えたほか、通常はメッキとなるサイドガーニッシュをピアノブラック化。ピラー部も通常は無塗装樹脂となるのが、ピアノブラック塗装を施し、都会的な印象のフロントフェイスとの共通性を持たせています。
リアは、フロント同様にバラ文字ロゴと横2文字のシグネチャーランプを内蔵したガーニッシュを装着。バッジ類もブラック化させ、ワンポイントをあしらっています。
また、テールランプにスモーク加工を施し、ダークな印象をプラス。夜に似合うリアビューとなりました。
インテリアでは、ベース車両ではブラックが主体となっているのに対し、グレー/パープルという扇情的で色気のあるカラーリングに仕立て、特別な夜のドライブを想像させる良い雰囲気を演出。
ダッシュボードはオリジナルのマットを用意しましたが、シートとハンドルカバーは純正品の色を変更し、クロメキの世界観に合うように仕上げました。
全体を通し、非常に存在感のあるカスタムとなりましたが、想定しているユーザー層などはあるのでしょうか。ダイハツの川下さんはこのように話してくれました。
「深夜に24時間営業のディスカウントストアに行く若年層や、クラブなどがある繁華街に現れるクルマを想定しました」
大阪ミナミや歌舞伎町などの繁華街では、クラブなどの送迎車で使われる高級ミニバンをよく見かけますが、こういったきらびやかな街で、高級ミニバンにも負けない存在感を演出したかったといいます。
「採用したアイテムの市販化は前向きに考えています。特にリアの2文字ガーニッシュは発売させたいと思います。フロントバンパーもお客様の声次第で検討していきます」(ダイハツ川下さん)
これまでにない迫力と色気を生み出したタント カスタム クロメキ。パーツの今後の展開にも注目です。(くるまのニュース編集部)
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