■唯一の「SUVミニバン」は今もなお人気を継続中
新車の販売台数ランキングで上位をミニバン、もしくはSUVが占めています。ただし、この2つを融合させた「SUVミニバン」はほとんどありません。
【画像】超カッコいい! これが三菱「黒すぎるデリカ」です! 画像で見る(50枚以上)
そんななか、2007年に登場後、国内唯一のSUVミニバンかつその大定番としてラインナップされ続けているのが三菱「デリカD:5」です。一体どのような魅力があるのでしょうか。
三菱の「デリカ」シリーズは、1968年にデビューしたバン/トラックのブランドです。そのうちの1モデルとして3列シートの乗用タイプ「デリカコーチ」が設定されていました。
1979年、このデリカコーチを発展させたものとして「デリカスターワゴン」という乗用専用モデルが誕生。これに初めて本格4WDを搭載したところヒットし、以後SUVミニバンの定番、ひいては大型SUV「パジェロ」とともに四輪駆動乗用車の代表車種として支持されています。
デリカブランドではその後、SUVミニバンを主力とし、1994年に「デリカスペースギア」を誕生。こちらも1990年代のオートキャンプブームやRVブームで大ヒットを記録します。
そして、2007年1月、デリカシリーズ通算5世代目としてデビューしたのがデリカD:5です。サブネーム「D:5」の由来はそのまま5世代目という意味です。
従来のデリカスターワゴンやデリカスペースギアなどで培ってきた本格的な悪路性能をさらに高めるとともに、より乗用にも使えるミニバンらしい進化も遂げています。
悪路性能ではミニバンとしては異例ともいえる、非常に険しい路面にも対応する「4WDロック」機能を持つ電子制御4WDを採用。
さらに三菱独自の「AWC」技術や、ストロークが長く路面追従性に優れるマクファーソンストラット(前)/マルチリンク(後ろ)サスペンションを備えるなど、走破性能をとことん追求。
最低地上高は「185mm」で、都市型SUV以上の高さを確保。悪路走行で必要な路面とのクリアランスを示す3アングル(アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークオーバーアングル)も余裕の数値となっています。
いっぽう、ミニバンとしては両側電動スライドドアや電動テールゲート、利便性の高いシートアレンジ、頑丈な「リブボーンフレーム」による安全性能の向上なども図ったほか、スクエアを基調としつつも、都会にも馴染む親しみやすいスタイリングを採用しています。
2019年2月には、デザインの大幅変更を含む大規模マイナーチェンジが実施されました。
精悍な新デザイン「ダイナミックシールド」の採用や、内装の大幅な質感向上、さらにエンジンや新開発の8速ATの搭載、先進運転支援システム「三菱 e-Assist」の採用など、フルモデルチェンジに近い大幅なアップデートが施されています。
ボディサイズは全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm、ホイールベース2850mmです。
パワートレインは最大出力145馬力・最大トルク380Nmを発揮する力強い2.2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンに8速ATを組み合わせ、全車が4WDです。
大規模マイナーチェンジ前に設定されていた2.4リッターガソリン仕様や、廉価な2WDモデルは廃止されています。
現在販売中のモデルでは標準的モデルに加え、エアロパーツで都会派なスタイリングをまとった「アーバンギア」シリーズ、デリカシリーズの伝統モデルで特に冬期のアウトドアレジャーにぴったりな装いの特別仕様車「シャモニー」をラインナップ。
2024年11月には、専用のブラック外装とプレミアムな内装でコーディネートした特別仕様車「ブラックエディション」も登場。黒で引き締まったフロントフェイスと、ブルー木目&黒革内装で特別感を演出しています。
デリカD:5の価格(消費税込)は422万2900円から498万2670円に設定されています。
登場から18年以上が経過したことで、いよいよフルモデルチェンジにも期待したいところですが、それでもなお毎月コンスタントに1700台前後を販売する人気車種で、現在のところは他社からのライバル出現の噂は聞こえてきません。
現在も「四駆の三菱」というブランドを守り続ける、魅力のあるクルマとなっています。
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みんなのコメント
ハンドルが正中でない、シートバックが小さい(私が185cmだからかも)
マイナートラブルの頻発(電動テールゲートが動かない、オイル漏れ)等は
ありましたが、本当にいい車でした。
基本、エンジン、シャシー、足回りの頑丈さは折り紙付きです。
10万キロでは全くヘタりませんでした。
410万円で購入して220万円で買い取られました。
コスパも抜群だと思います。
乗りたい人はぜひ、乗れるうちに乗っておいた方が良いと思います。