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【初公開】新型モーガン3ホイーラー フォード製1.5Lエンジン搭載 開発は最終段階へ

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【初公開】新型モーガン3ホイーラー フォード製1.5Lエンジン搭載 開発は最終段階へ

英国生まれの3輪スポーツ

執筆:Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)

【画像】軽量かつクラシック【モーガンの各モデルを写真で見る】 全73枚

翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)

モーガンは来年、生まれ変わった新型3ホイーラーを発売する。新型プラス・フォーやプラス・シックスと同じ先進的なアルミニウム・シャシー技術を採用した、徹底的にモダンなマシンだが、10年前に発売された現行モデルと同じ魅力的なドライビング・エクスペリエンスを実現しているという。

S&S製の空冷式2.0L V型2気筒エンジンを廃止し、フォード・フィエスタSTに搭載されている、より洗練された1.5L 3気筒エンジンを縦置きにして自然吸気とした。

正確な出力は明らかにされていないが、従来のVツインが厳しい排ガス規制を受けて81psだったのに対し、フォード製ユニットは120~130psになるはずだ。フィエスタではターボチャージャー付きで200psを発揮している。

パワーウエイトレシオも素晴らしいものになるだろう。AUTOCARがモーガンのエンジニアから聞いた話によると、現行モデルの500kg以下という重量を新型車の目標にしているという。

ノーズマウントされたエンジンで発生した動力は、マツダMX-5(ロードスター)の5速MTを経由してコックピット後方のベベルボックスに送られ、そこから歯付ベルトを介して1輪のリアホイールに伝達される。

モーガンを象徴する人気モデル

モーガンのマネージング・ディレクター、スティーブ・モリスは次のように述べている。

「新型3ホイーラーは、既存のお客様に今と同じように楽しんでいただけると同時に、より多くの方々にアピールできると考えています」

「わたし達は、3ホイーラーを真のグローバル商品だと考えています。米国での販売に力を入れていますが、英国、フランス、ドイツ、イタリアでの需要も期待できます」

モリスによると、米国での主な利点として、輸入された少量生産のスポーツカーにつきまとうコンプライアンス上の問題を、3輪自動車であることで回避できるという。モリスは、3ホイーラーが市場に定着すれば、4輪のモーガン車をすべて合わせた販売台数に匹敵すると期待している。

歴史的に見ても、3ホイーラーはモーガンのベストセラーであり、2011年モデルでも一時的に4輪モデルの販売台数に匹敵したことがある。

「2012年頃は、週に28台を販売していました。この新型車があれば、その数字に匹敵する、あるいは上回ることができると信じています」とモリスは語る。

モダン・クラシックなスタイル

2022年モデルのフットプリントは現行モデルとほぼ同じで、コックピットも同じようにオープンだ。しかし、コックピットの幅は広くなり、フロアも低くなっているため、高身長のドライバーの居住性が向上している。

メインの計器類やフロントのデザイン要素など、ディテールには現行モデルで愛されている特徴を大きく取り入れている。

3ホイーラーのオーナーが長距離ツーリングなどを好むことから、新型ではラゲッジラック、カメラ、ライト、各種ウィンドスクリーンなどを取り付けるための便利なブラケットを採用した。また、ラック、ミラー、ラゲッジケース、パニアなどのオプションも豊富に容易されている。

ルーフは装備されないが、おそらく布製のトノカバーやハードのハーフトノも用意され、快適なシングルシーターに変えることができるだろう。

スタイリングはまったく新しいものだが、現行モデルとの繋がりは明らかだ。古典的な流線型ではないが、空力にはかなりの注意が払われている。(フロント面積が小さいことと、エンジンを車内に移動させたことなど)。

その中でも目を引くのは、ボディサイドに設置されたフラットな「ディフューザープレート」と呼ばれるパーツだろう。ウェルズによると、ボディに沿って流れる気流の管理(ラジエーターから排出された熱気も含む)、パニアの取り付け、グラフィックのパターン、そして「ドラマを加える」というのが、このパーツの重要な機能であるという。

開発は現在、最終段階に入っており、112年の歴史の中で最も厳しい耐久性テストの体制を整えているところだ。

モーガンは、他の多くの企業と同様に材料不足に悩まされているが、2022年に新型3ホイーラーをデビューさせることを約束している。

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