せっかくきれいに洗車しても、最後の工程、拭き上げがしっかりできていないと、作業が台無しになってしまい「せっかく洗車したのに…」という事態になりかねない。そこで、確実に水滴を拭き上げる基本的なテクニックを紹介しよう。
【画像】「えーっ!最悪…。キレイにしたのに…」実はめちゃくちゃ重要な洗車後の作業を解説。
●写真/文:オートメカニック編集部
洗車後の水滴、残ってしまうと大変なことに…
ボディの汚れをしっかりと洗い流し、洗車完了。あとは水滴を拭き上げるだけ…。「まぁ、きれいな水だし、ササッと拭けばばOKでしょ…」と、気を抜きがちだが、実は、この拭き上げをおろそかにすると、後悔する事態になりかねない。
というのも、水滴や吹き残した水分をそのまま放置して乾いてしまうと、ウォータースポットと呼ばれる跡が残ってしまう可能性がある。これは、水道水などに含まれるミネラル分が残ってしまう現象で、一度こびりついてしまうと、なかなか取り除きにくい。せっかくきれいに洗車したのに、逆に汚れを残してしまっては本末転倒…。
特に、夏場などはすぐに水滴が蒸発してしまうので、十分に気をつけたい。そんな最悪な事態にならないように、洗車後、効率良く水滴を拭き上げる基本的な方法を解説していこう。
大きめの拭き上げ用セームタオルで効率よく水滴を除去
洗車後の水滴を効率よく拭き上げるには、大型の拭き取り用セームタオルの使用がオススメだ。今回使用するのは、ソフト99の「マイクロセーマワイド」という、拭き上げ用のセームタオルを使用した。
―― マイクロセーマワイド[ソフト99]
このマイクロセーマワイドのサイズは340mm×600mm。ワイドサイズでより広い面積をスピーディに拭き上げることができる。また、0.05デニールクラスの非常に細い繊維の不織布で、表面は起毛仕上げ。表皮に特殊ウレタン加工が施され、乾燥しても固くなりにくいという特徴を持っている。
◆洗車後の拭き上げの準備。専用セームタオルを濡らして固く絞る
では、具体的に拭き上げ作業の手順を説明していこう。まず、今回使用するマイクロセーマワイドを、きれいな水に浸して、全体をしっかりと湿らせる。十分湿らせられれば、次は固くしぼって水分をできる限り抜く。
―― マイクロセーマワイドをきれいな水に浸し、しっかりと絞る。
次に、拭きたいボディ面に対して、マイクロセーマワイドを横に広げて置いて、両端を持って手前に引っ張るようにして拭き取る。
―― 拭き上げ面にマイクロセーマを広げて、手前に引いて拭き上げる。
一度拭き取ったら、マイクロセーマを絞って水分を抜き、再び拭き上げ面で同様の作業を行う。この手順で各パネルの水滴を拭いていけば、素早く効率的に仕上げを行えるだろう。細かい部分や入り組んだパーツは個別の拭き上げが必要となる。
―― セームタオルを手前に引いてくることで水滴を拭き上げる。
コーティング剤をかけた車両であれば、この拭き上げ作業だけで十分、本来の色艶が復活するはずだ。逆に、拭き上げ作業が完了しても本来の艶が戻らない場合は、コーティングなどの処理を実施するサインだと言えるだろう。
―― ボディコーティングが残っていれば、拭き上げだけで艶が戻る。
ウインドウの水滴除去は、ワイパーが超便利!
吸水性に優れるセームを利用しても拭き取り面には多少水膜が残り、透明なガラス面だと乾燥後のムラの原因となる。このため、ガラス面の拭き取りに関してはハンドワイパーで水滴をぬぐい去るのが、効率が良くてオススメだ。
―― 使用しているのはソフト99のクリーンワイパー。ガラス面の水滴をきれいに取り除ける。
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みんなのコメント
正確に言うと上記の現象は「イオンデポジット」なんじゃないの?
「ウォータースポット」と言うのは、ボディに付着した水滴のレンズ効果により太陽光の熱が集められ、発生した高熱が塗装面を焼き、陥没させてしまう現象と理解しているけど。
間違っていたら誰か指摘してください。