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【MotoGP】絶好調マルティン、来年のドゥカティ”本家”昇格の噂も気にせず? 担当マネージャー「2025年以降のシート確保が本人の意向。来季はドゥカティ次第」と明かす

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【MotoGP】絶好調マルティン、来年のドゥカティ”本家”昇格の噂も気にせず? 担当マネージャー「2025年以降のシート確保が本人の意向。来季はドゥカティ次第」と明かす

 2023年シーズンのMotoGPはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤと、そのドゥカティのサテライトチームであるプラマックのホルヘ・マルティンによる激しいタイトル争いが繰り広げられている。

 ファクトリーチームのマシンを走らせる前年王者を相手に、第17戦終了時点でわずか13ポイント差という接戦に持ち込んでいるマルティンには、その奮闘により来季はファクトリーチームへの昇格を果たす可能性もあるのではないかという憶測も飛び出している。

■「マルティンは今のMotoGP最強ライダー」プラマックのマネージャー、全面進化を果たしたと称賛

 マルティンがドゥカティに加入することとなれば、必然的にエネア・バスティアニーニが押し出される形となろう。バスティアニーニは今季からドゥカティに加入したが、クラッシュが相次ぎ、度重なる怪我に悩まされ続けている。開幕戦ポルトガルGPでクラッシュし鎖骨を骨折すると、5戦を欠場し、6月のイタリアGPでようやく復帰できたかと思えば、9月のカタルニアGPで転倒した際に今後は右足と右手首を骨折……サンマリノ、インド、日本と欠場することになった。そのためバスティアニーニの獲得ポイントは、ドゥカティ陣営8台中最下位の45ポイントに留まっている。

 今季もチームメイトがタイトルを争っている中、こうしたポジションにあることは望ましくない。ただドゥカティ側はここ数ヵ月、バスティアニーニに対し2024年もシートを与える意向であると、繰り返し主張してきた。しかし情勢が変化し、マルティンをファクトリーチームに昇格させることを再検討しているという情報も間違いなくある。

 motorsport.comの取材に対しドゥカティのチーム関係者は「今日まで、ドゥカティではそうした仮説については話し合われてこなかった」と語っていたが、以前ほどこの論調は強固なものではないと見られている。

 2024年末にはマルティンの現行契約が満期を迎える。この新進気鋭のライダーはマーケットでも非常に注目される存在になることは間違いないため、ドゥカティが早々に長期的な契約を確保しようとすることも考えられる。

 しかしマルティン側は、2024年にファクトリーチームに昇格させるよう、ドゥカティを急かすつもりはないようだ。マルティンはプラマックの環境を非常に快適に感じられているため、ファクトリーチームへの昇格は2025年からで構わないと考えている。

「ホルヘの意向は、2025年と2026年に赤い(ファクトリーチームの)バイクを確保することだ」

 motorsport.comにそう語ったのは、マルティンのエージェントであるアルベルト・ヴァレラだ。

「2024年にファクトリーチームへ加わるというなら、それは彼の素晴らしい1年の結果だということになるだろう。ただそれはドゥカティがハンドリングすることであり、彼らに委ねられている。そしてこれまで、彼らは我々に対し何も話してきていない」

 こうしたマルティンを巡る動きは、今シーズンの最終的な結果に左右されてくるはずだ。仮にマルティンがタイトルを勝ち取った場合、ドゥカティとしては彼をファクトリーチームに引き入れるという選択を選ばないことは難しいだろう。

 一方、もしマルティンがプラマックに留まることになれば、ドゥカティは来シーズン、今以上にサテライトチームからのプレッシャーにさらされることになるかもしれない。マルク・マルケスがグレシーニに加入することが決まっているのだから。

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