この記事をまとめると
■横浜スタジアムの歴代リリーフカーは日産車をベースとしたものが使われている
フォーミュラEの技術もぶち込んだ! EVホットハッチ「リーフNISMO」の超刺激的な中身
■現在のリリーフカーは2代目リーフだが9月22日より3代目リーフに変更となる
■横浜DeNAベイスターズの監督と選手が新型リーフのリリーフカーの印象を語った
横浜スタジアムのリリーフカーが新車になった
「リーフでリリーフカー!」と言うと親父ギャグのようだが、横浜DeNAベイスターズは実際に日産リーフをリリーフカーとして運用している。現在使われているのは先代(2代目)リーフをベースとした車両だが、9月22日(祝・火)に行われる日産自動車の冠協賛試合「#NEWリリーフカーナイター Driven by NISSAN」で、3代目となる新型リーフをベースとしたリリーフカーへと生まれ変わることになった!
横浜スタジアムでは1970年代から、6代目の910型ブルーバードやパイクカーのBe-1、小型商用車のエスカルゴなどをベースとしたリリーフカーを使用してきた。そして2017年シーズンからは初代リーフ、2018年からは2代目リーフをベースとしたリリーフカーが活躍している。
新型リリーフカーは「リーフB5 G」がベース。「マウンドに向かう投手が気持ちを高め、最高のプレーにつなげてほしい」「ファンの皆さまにも喜んでいただけるような特別なクルマを作りたい」という想いのもと、日産自動車のデザイナーや開発陣が細部まで工夫を凝らして製作した。ボディカラーには、横浜DeNAベイスターズのチームカラー「YOKOHAMA BLUE」と調和する、リーフ純正色のルミナスターコイズを採用している。
また、選手が乗り降りしやすいようセンターコンソールを取り払い、ステップの高さも最適となるよう調整。さらに、リリーフカーに乗った投手の表情が観客席からよく見えるよう、シート座面の高さにもこだわっているという。
ちなみにリリーフカーは、ホームチーム(ベイスターズ)仕様とビジターチーム仕様の2タイプを用意。ビジター仕様の後席は一般的な形状だが、ホーム仕様にはチームの象徴である「星」をイメージした特別なシートが設置されている。また、ボディ下をブルーに照らすイルミネーションもホーム仕様だけの装備。選手登場時に、球場との一体感を演出するのが狙いだ。
9月9日に横浜スタジアムで行われた共同記者会見には、日産自動車 国内マーケティング&セールス執行職の杉本 全さんが登壇。
「本日は、横浜の象徴であるここ横浜スタジアムに、同じくこの街をルーツに持つ日産が製作した新たなリリーフカーを、ベイスターズの皆さまとともにお披露目できることを、とても光栄に思っています。横浜DeNAベイスターズは、日本を代表するプロ野球球団として横浜の名を背負い、この街を勇気と熱狂で包み込んでいます。私たち日産自動車も、長年にわたり地域の皆さまと歩みをともにしてまいりました」と日産とベイスターズの共通点を語った。
続いて、「日産にとってベイスターズは、かけがえのない存在です。分野は違えども、横浜の地から、挑戦を通じて人々の心を動かしたいという想いは、深く通じ合うものがあると思っています。勝負を託されたリリーフピッチャーを力強い走りでマウンドへ送り届けるこの一台が、チームの勝利に向けた歩みを後押しし、ファンの皆さまとともに最高の瞬間を迎える一助となることを願っております」とコメントした。
また、横浜DeNAベイスターズの代表取締役社長・木村洋太さんは、「日産さまは、この横浜の地から世界へ向けて革新と情熱を発信し続けておられ、街の象徴であり誇りです。自動車業界が大きな変革期を迎え、新たな挑戦へと力強く進まれている日産さまの姿は、グラウンドで挑み続ける私たちにとっても最大の刺激であり、勇気そのものです。2024年の日本一と歓喜の優勝パレードをはじめ、私たちが歩んできた歴史の名場面には、日産さまという心強い存在がありました。苦しいときも最高の瞬間も、ともに同じ横浜の風を感じながら前を向いて歩んできた絆は、何物にも代えがたい私たちの財産です」と、こちらもベイスターズにとっていかに日産が特別な存在であったかを語った。
また、「ペナントレースもいよいよラストスパートを迎える9月22日、日産さまが誇る最高峰のEV技術を結集した最新のリリーフカーがマウンドへと走り出します。静寂のなかにみなぎる力強い走りは、勝利へのバトンをつなぐ象徴として、横浜スタジアムに新たな熱狂を生み出してくれると確信しています。私たちは日産さまという最高のパートナーへの深い感謝を胸に、ファンの皆さまとともに限界のその先へと戦い抜き、再びあの頂点の景色をこの横浜の街にお届けすることを誓います」とコメント。クライマックスシリーズ進出に向けて熾烈な3位争いを繰り広げるチームの思いを語った。
新型リーフのリリーフカー誕生に監督と選手が語った期待
さらに会見には、相川亮二監督、筒香嘉智選手、伊勢大夢投手も出席した。
「新しいリリーフカーは、デザインも華やかで、すごくかっこいい形でした。これからも日産自動車さまともチームになって、ここ横浜の街を盛り上げていきたいと思います」と相川監督。2024年に行われた日本一パレードでは、当時の三浦大輔監督が2代目リーフのリリーフカーに乗車した。相川監督が新型リーフのリリーフカーに乗るなら、やはり優勝パレードしかない!
普段、リリーフカーに乗る機会はない筒香選手は、「2024年には皆さまのサポートのおかげで日本一となり、リリーフカーと一緒に横浜の街をパレードする念願が叶いました。守備のときにリリーフカーが出てくると、『勝負のとき』だなという思いになります。また、日産自動車さまのクルマでパレードができるように、今シーズンの残り試合も精いっぱい頑張ります」とコメント。EVについては、「まだ乗ったことはないんですけど、すごく進化していて滑らかで、運転しても疲れないような印象があります」と語った。
そして、セットアッパーとしてリリーフカーに乗る機会の多い伊勢投手は、「新しいリリーフカーは色が変わって、ファンの皆さまにリリーフピッチャーが来たと注目してもらえるようなカラー・デザインになっていると思います。EVということもあって静かなので、集中する場面を作ってもらえるなと感じています。新しいクルマになったことで、フレッシュな気持ちで臨めると思います」と、リリーフカーが自身にとって如何に重要であるかを教えてくれた。
じつは伊勢投手、昨年は登板直前のウォーミングアップを兼ね、あえてリリーフカーに乗らず、ブルペンからマウンドまで走って向かうケースが多かった。しかし、レギュラーシーズン最終登板で打ち込まれたことから、”流れを変える”ためにクライマックスシリーズ・ファーストステージ第1戦ではリリーフカーに乗って登場。8回を三者凡退に抑え、ヒーローインタビューにも選ばれたという過去がある。その際には、「やっぱりリリーフカーに乗ったほうがいいなと思ったので、今後も継続して乗りたいと思います」と語っていた。ちなみに新型リリーフカーは、従来型よりも座り心地が良く感じたという。
ちなみに伊勢投手もEVには乗ったことがないそうで、「まだ若いので、ブイブイ音を出して走りたい気持ちもあるのですが(笑)、環境面でEVが重視される時代ですので、いずれはシフトしていきたいです」と語った。
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