2026年F1モナコGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはリタイアに終わった。アイザック・ハジャーは3位でレッドブル加入後初の表彰台を獲得している。
フロントロウ2番グリッドに就いたフェルスタッペンだが、通常どおり発進することができず、他車が走り去った後にピットレーンに戻り、リタイアした。チームは、エンジントラブルが原因と述べている。
ガスリーの表彰台剥奪を受け、アルピーヌが再審査請求。モナコで多発した速度違反ペナルティにドライバーたちから疑問噴出
5番グリッドのハジャーは、フェルスタッペンのリタイアで4番手を走行することになるが、「エンジンブレーキがおかしい。1速が使えない」「何かが爆発しそうだ。エンジンの状態が良くない」と不調を訴えた。チームからは修正策はないと告げられ、苦しい戦いになるが、それでも後ろのジョージ・ラッセル(メルセデス)を抑え続けた。
しかし1回目のピットストップをラッセルの翌周に行ったところ、ハジャーは逆転を許すことになり、その後はラッセルの後ろを走行、レース中盤は5番手に位置していた。セーフティカー出動中のピットストップで、ラッセルはダブルスタックで時間がかかったため、ハジャーが前に出て、4番手に。その後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がリタイアし、ハジャーは3番手。赤旗後の再スタートの直後は5番手に落ちるが、ラッセルがペナルティ消化のためにピットインしたため、ハジャーは4番手に繰り上がり、その位置でフィニッシュ。3番手を走っていたピエール・ガスリー(アルピーヌ)がペナルティで降格されたことで、ハジャーは3位をつかんだ。
ハジャーはレース中、セーフティカー時の違反について調査が行われたが、ペナルティは科されなかった。さらに、赤旗時の違反についての調査がレース後に実施された。レース中断時、メカニックが規則で認められている範囲を超える作業を行っていた疑いがあったためだが、スチュワードの調査の結果、「チームはスパークプラグおよびイグニッションコイルの交換を試みたとして報告されたが、実際には交換作業は実施されなかった。また、車両はピットに戻ってきた時と同じ状態で再スタートしていた」として、ペナルティは科されなかった。
こうしてハジャーは3位を確保し、レッドブル加入後初めての表彰台を達成した。一方で、降格されたガスリーへの処分についてアルピーヌが再審請求を出しており、今後、その手続きが進められることになる。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)決勝=リタイア(0周/78周)2番グリッド/タイヤ:ミディアム
「今日何が起きたのかはまだ分かっていないが、エンジンのトラブルが原因だったと考えている。フォーメイションラップの段階から何かがおかしいと感じており、スタート前の状態はひどかった。まったく一貫性がなくて、そしてスタート時にはエンジンが完全に止まってしまった」
「クラッチをつないだ瞬間にエンジンが停止し、パワーがまったくなかった。その後少しだけパワーが戻ってきたものの、正常ではなくなっていたため、ゆっくりとピットへ戻るしかなかった」
「あの時点まではすべてが非常に順調だっただけに、本当に残念だった。週末を通してマシンの感触は素晴らしく、チーム全体が完璧な仕事をしていたにもかかわらず、こういう形でノーポイントでレースを終えることになり、もちろんがっかりしている」
■アイザック・ハジャー(オラクル・レッドブル・レーシング)決勝=3位(78周/78周)5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
「初日FP1のことを考えれば、本当に素晴らしい結果であり、素晴らしい週末になったと思う。厳しいレースで、持てる力をすべて振り絞らなければならなかった」
「スタートはクリーンに決まり、自分たちのレースを進めていたが、最初の10~15周のうちにドライバビリティに関して大きな問題が発生した。そんな問題が起きてほしくないサーキットがあるとすれば、まさにそれはモナコだ。その状態で60周を走り切らなければならず、本当に大変だった。その後は赤旗によって何が起こるのか分からない状況となり、再び気持ちを切り替えて集中し直さなければならなかった」
「レース終盤も、再スタートでパワー不足に苦しんだ。本当に人生で最も長く感じたレースだったが、終わってみれば表彰台を獲得することができた。スチュワードがどのような判断を下すかについては、もはや僕にはどうすることもできない。表彰台に立って祝ったという事実はずっと自分の中に残り続ける。チームの仲間たちと共有した特別な瞬間だった」
「チームには心から感謝しているし、彼らを信頼している。何が起ころうとも、表彰台で味わった感情は現実のものであり、チームを誇りに思う」
[オートスポーツweb 2026年06月09日]
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みんなのコメント
予選ではファーストドライバーからコンマ数秒遅れに留め、本戦ではファーストドライバーがプッシュ出来ない時には前に出て表彰台を狙うという理想の形でしたね。昨シーズンの某日本人セカンドドライバーとは力量が違う事を証明しました。
某日本人ドライバーは口だけでなく力量を高めないとどのチームに行っても使って貰えないぞ!