2021年までのF1は、前後のウイングでダウンフォースの大部分を稼ぎ出すのが一般的だった。つまりマシンの上面でダウンフォースを得ていたのだ。しかしこの方式では、マシンの後方に乱流を生み出してしまい、接近戦がしにくくなるという弊害があった。
この乱流を減らすため、2022年からF1のレギュレーションが大変更。マシンの下面でダウンフォースの大部分を発生する形に、マシンのコンセプトを一変させる必要性に迫られたのだ。グラウンド・エフェクトカーの復活である。
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しかしこのコンセプト変更に、多くのチームが苦労することになった。
2021年までのレギュレーションでは、フロア下面は平面にする必要があり、リヤエンドのディフューザーのエリアでフロアを跳ね上げることができるようになっていた。しかし2022年からの新しいレギュレーションでは、フロア下の形状に多くのバリエーションが許されていたため、各チームのデザイナーたちは、フロアの形状をより自由かつ複雑に設計することができた。
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