7人乗りコンパクトSUVの2代目
メルセデス・ベンツは、来月発表予定の新型『GLB』の画像を初めて公開した。2代目となる同モデルでは、内燃機関と電動パワートレインの両方が用意される。
【画像】インテリアも大公開! 人気のGLBがフルモデルチェンジへ【新型と現行型のデザインを比較】 全32枚
同社は新型GLBについて、初代モデルから「大幅な進化」を遂げたとし、特にインテリアの大幅な改良を強調している。
注目すべきは、新型CLAと同様の大型スクリーンを採用した点だ。10.25インチのインストゥルメントクラスター、14インチのタッチスクリーン、14インチの助手席用ディスプレイを統合した『MBUXスーパースクリーン』が主な特徴となっている。
また、新デザインのステアリングホイールも導入。ロッカースイッチや物理スイッチが復活した。こうしたレイアウトは新型GLCで導入され、将来的には全モデルに展開される予定だ。
メルセデス・ベンツは快適性も向上させたと説明している。後席乗員のレッグスペースとヘッドルームが拡大し、特に太もも部分へのサポート性が向上しているという。前席乗員のヘッドルームも拡大した。
さらに、後部ベンチシートの調整機能が強化され、2列目のレッグスペースを広くしたり、3列目(7人乗り仕様車)にゆとりをもたせたりすることができる。背もたれの角度も調整可能で、快適性が向上している。3列目シートへの乗り込みも容易になったという。
CLAやGLCと同様に、新型GLBには大型パノラミックサンルーフがオプション設定される。このサンルーフには、イルミネーションでスリーポインテッドスターを表現する機能がある。
外観では、2019年に発売された現行モデルと同様のボクシーなシルエットを維持しつつ、全長・全高・全幅がわずかに拡大され、これにより車内空間が広くなっている。
EVとマイルドハイブリッドを設定
メルセデス・ベンツが公開した画像では、GLBのプロトタイプがドイツ・ジンデルフィンゲンのテスト施設で、冬季条件下での試験を行っている様子が確認できる。試験の一環として、車両は摂氏マイナス40度の極寒に晒されている。
新型GLBは、より力強いフロントデザインと新しいライトシグネチャーを採用する見込みだ。プラットフォームも、現行のモジュラー・フロント・アーキテクチャー(MFA)から新開発の『メルセデス・ベンツ・モジュラー・アーキテクチャー(MMA)』へ移行する。
新型GLBの英国価格は約4万5000ポンド(約915万円)からと予想され、アウディQ3やBMW X1と競合する。CLAと同様に内燃機関搭載バージョンとEVバージョンが販売される予定で、いずれも『GLB』の名称を採用するため、従来の『EQB』の名称は廃止となる。
さらに魅力を高めるため、スタイリングオプションも拡充される予定だ。2019年に公開された初期のGLBコンセプトに似た、タフな外観を備えたオフロードパッケージも含まれる。
新型の開発に関わった関係者がAUTOCARに明かしたところによると、この動きは、購入者がSUVモデルに対しオフロード志向の強い外観を求めていることを受けたものだという。
GLBのEV版は、現行EQBの400V電気システムから、より先進的な800Vシステムへと移行する。これをベースに、シングルモーターの後輪駆動モデルと、デュアルモーターの四輪駆動モデルを展開する。出力は約230psから360ps程度、バッテリー容量は58kWhから85kWhの範囲となる見込みだ。
EV版が主役として販売されるが、マイルドハイブリッド仕様のガソリン車も用意される。こちらには吉利汽車とルノーが所有するエンジン専門メーカー、ホース(Horse)社製の1.5Lターボ直列4気筒エンジンが搭載される。出力は約138psから193psで、前輪駆動が標準となり、四輪駆動は上級グレードに設定されるだろう。
新型GLBは12月8日に正式発表され、EV版は2026年初頭、マイルドハイブリッド版は同年末までに発売される予定だ。
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