この記事をまとめると
■東京オートサロン2025でチューニングエンジン搭載のロードスターが発表された
これがマツダ系列のビルだったってマジか! 若き日の「隈研吾」が設計したM2ビルがあまりに破天荒なデザインなワケ
■1991年の段階でマツダの子会社「M2」が限定モデルのロードスターを販売していた
■エンジンチューニングなどが施されておりメーカー謹製のチューニングカーだった
公式でやり過ぎなほど手が入ったロードスターとは
2025年の東京オートサロンにて正式に発表された、マツダスピリットレーシングが手掛けるロードスターのスペシャルモデルである12Rは、ソフトトップモデルに2リッターエンジンを搭載し、それをさらにチューニングして200馬力を発生するものとされている。
このモデルはメーカー謹製のチューニングモデルとしてはかなりのものであることは間違いないが、過去にもロードスターにはメーカー謹製のチューニングモデルが存在していたのだ。
それは1991年12月に設立されたマツダの企画・販売子会社の「株式会社M2」が手掛けたもので、メーカーとユーザーが直接コミュニケーションを取れる場として、東京都世田谷区に存在した本社には開発スタッフが常駐していたのである。
そんなM2が手掛けたロードスターの第1弾が1991年12月にリリースされた「M2 1001」だ。当時の1.6リッターモデルをベースに専用のカムやピストン、軽量フライホイールや4-2-1タイプのエキゾーストマニホールド、スポーツマフラー、専用ECUによって130馬力/15.1kg・mの出力を発生。
専用の足まわりや、いち早く15インチタイヤホイールを純正採用し、トータルの動力性能を高めただけでなく、パワステ、パワーウインドウ、エアコンを取り払って軽量化をした上に、専用のメーターやバケットシート、センターコンソールをレス化し、4点ロールバーを備えたインテリアもスパルタンなもの。
またフロントバンパーには大型フォグランプをビルトインした専用デザインのものが与えられており、その見た目のインパクトは絶大なものとなっていた。
続くM2シリーズは、1992年11月に発表された「M2 1002」で、1001のスパルタンさとは打って変わって、「心ときめくスポーツカー」をテーマに開発されたもので、アイボリーにまとめられたインテリアカラーが最大の特徴。
シート表皮には柔らかく質感の高い本革が採用されたほか、ドアグリップやシフトブーツ、サイドブレーキレバーブーツなどにも本革を使用。ダッシュボードにはベルベットブルーカラーの起毛表皮が貼り込まれていた。
エクステリアでは15インチアルミホイールや1001とは異なる専用デザインのフロントバンパーが採用されていたが、パワートレインなどはベース車から不変となっていた。
M2の魅力は色褪せない
そしてM2の集大成ともいえるのが、1994年2月にリリースされた「M2 1028」だ。ベース車が1.6リッターから1.8リッターに排気量がアップされたことで、こちらも1.8リッターベースとなり、1001と同じくエンジンを専用チューンでNAエンジンながら+10馬力の出力向上を実現。
走りの性能を向上させつつも徹底した軽量化がなされており、10点式のロールケージはアルミ製となり、純正よりも50kgもの軽量化がなされたハードトップを標準装備する一方で、幌を非装着としている。
さらにシートは軽量なFRP製フルバケットシートに変更され、トランクリッドやブレースバー、果ては牽引フックまでもが軽量なアルミ製へと置き換えられていた。
足もとに備わるアルミホイールも、形状こそ1.8リッターモデルの純正品と同じデザインであるが、なんと鍛造アルミ製となっていて、裏側の肉抜き形状も異なる専用品となっていたのである。
このようにスペシャルなチューニングやカスタマイズが施されたM2がリリースしたモデルたち。実際に世に放たれたのは、このロードスター3台のほかはAZ-1をベースとした「M2 1015」のみとなっているが、欠番となっているモデルのなかには実際にコンセプトカーとして展示などがなされたものもあり、当時としてはかなりチャレンジングな企画だったことがおわかりいただけるのではないだろうか。
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