MotoGPライダーのホルヘ・マルティンは、第4戦カタールGPで負った怪我の回復状況を報告。順調に治癒が進んでおり、今後はアプリリアが欠場者用のMotoGPマシンテストを用意してくれることを期待していると語った。
アプリリアから早期離脱する意向を表明し大きな騒ぎを巻き起こしたマルティンだが、彼は先日行なわれたアプリリアのファン感謝イベント“Aprilia All Stars”に出席。大きな注目が集まる中の参加だったが、市販マシンも走らせつつ、無事にイベントは終了した。
■マルティン、アプリリア2025年早期離脱の意志を正式に認める。”離脱条項”は移籍実現に「必須」だった
マルティンは今季、開幕前テストと開幕直前の自主トレーニング中に転倒したことで負傷し、序盤戦を欠場。第4戦カタールGPで復帰したが、決勝でクラッシュしてしまい肋骨の多数骨折など再び怪我を負ってしまった。
今回のイベントで市販のバイクに乗っていたマルティンには、当然ながら怪我の回復具合はどうなのか? という点に質問が飛ぶこととなった。
「大丈夫だよ。肉体的には良くなってきてるんだ。それがいちばん大事なことだ。メンタル的な観点からも回復し始めている。だからハッピーだ」
姉妹サイトGPOneの取材にマルティンはそう答えた。
なお当初の予定ではマルティンはバイクに乗るつもりはなかったのだという。
「カタールで怪我をして以来バイクには乗っていなかった。昨日もライディングは予定に入っていなかった。でもここにやってきて、アプリリアのガレージでRSV4sやトゥオーノなんかを目の当たりにして、乗る気になったんだ」
「良い1日だった。あまりたくさん走ったわけではないけど、調子は良かったよ。大事なことだ。可能性の話だけど、クラッシュのリスクだってあったんだ。そしたら大参事だったよ(笑)。でも落ち着いてやれたね」
マルティンの戦線復帰時期についてはまだ分かっていない。ただ可能性としてはシーズンが夏休みに入る前の7月11~13日開催のドイツGPが挙げられている。
そしてマルティンとしては、欠場が長く続いたライダーに許可されるMotoGPマシンを使ったテストを準備してもらうことを、アプリリアに期待しているようだ。
「夏前には、何かしらテストをすることになるんじゃないかな。彼ら(アプリリア)が準備を進めているかどうか僕には分からないけど、MotoGPマシンに乗れたらいいね」
「レースウィークへの復帰についてはまだ分からない。100%の状態に戻る必要があるし、それがいつになるか正確には分からない。でもおそらく回復のために数ヵ月はハードワークが必要になるだろう」
イベントに参加してアプリリアと共に過ごしたことで、何か判断に影響はあったのか? その点についてマルティンはこう語った。
「今のところ、この件について多くを語ることはできない。僕の考えは声明で説明しているし、アプリリアも同様に対応している。僕らはいくつかの部分で共通点を見つけて、この先どうなるかを見守っていく必要がある」
なおアプリリアからの早期離脱という”爆弾”を投じたにもかかわらず、イベントは穏やかに進んだ。この受け入れられ方は、マルティンも予想していなかったようだ。Moto.itに対し、マルティンは次のように語った。
「これは予想していなかった。もっと緊張感があると思っていたんだ。決して最高に快適な状況ではないけど、彼らは僕のことを暖かく迎え入れてくれた。ここに来ることができてとても嬉しいよ」
さらにこの5ヵ月の過酷さについて訊かれると、マルティンは「おそらく、そう(人生で最も過酷)だった」と答えた。
「3連続で怪我をして、特に最後のは影響が大きかった。でもバイクに乗りたいという衝動に駆られるなら、それは良い兆候だ。戻りたいという気持ちがあるわけだからね」
「できるだけ速く復帰するために取り組んでいるけど、100%の状態になるまでは大変だろう。結局のところ、復帰が何時になるかを知るのは難しい。ドイツかもしれないし、サマーブレイク明けかもしれない。100%は分からないよ」
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みんなのコメント
でも最近のまともに戦ってすらいないのに出て行こうとする態度には正直がっかりです。タイトル獲ったのにワークス昇格できず駄々をこねて出て行き、新チーム新マシンで思ったように操れず転倒を繰り返し大怪我・休養。挙句の果てに移籍を画策って何の覚悟も無かったのかと思ってしまう。