もくじ
ー 2ドアのレンジローバー「SVクーペ」
ー 生産999台 「コレクターズ・エディション」
ー ドア単体で1.4m シートは前後で色違い
ー 動的性能でもリード オフロードも重視
2ドアのレンジローバー「SVクーペ」
レンジローバーSVクーペ。価格は24万ポンド(3529万円)。レンジローバーのなかでももっとも高いモデルとなる。ちなみにSVオートバイオグラフィーLWBは17万7030ポンド(2603万円)だった。
言うまでもなく、ロールス・ロイス・カリナンやランボルギーニ・ウルス、ベントレー・ベンテイガへの挑戦状となり、レンジローバーは自身のヘリテージを前面にだしてブランディングを推し進めていくだろう。
タッグを組むのはジャガー・ランドローバーのSVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)。レンジローバー・スポーツ(1年で2500台売れた)にくわえ、ディスカバリーSVX(ことし後半にデビュー予定)も手がける同部門は、おのおののクルマをより特別な仕立てに作り変えることを使命としている。
なおSVOは3つの側面に分けてクルマに手をくわえる。
・SV:ラグジュアリー
・SVR:パフォーマンス
・SVX:オフロード
レンジローバーSVクーペの話に戻ろう。
生産999台 「コレクターズ・エディション」
別名「コレクターズ・エディション」と呼ばれ、たとえばF-タイプ・プロジェクト7(2014年)やジャガーXE SVプロジェクト8(2017年)と似た立ち位置となる。
SVクーペの生産台数は999台。デリバリーはことしの秋を予定している。
XE SVプロジェクト8と大きく異なるのは、ボディを独自に作成しているところ。プラットフォームは標準のレンジローバーのものを細かくモディファイしている。
ボディパーツでレンジローバーと共通なのはボンネットとテールゲートの下半分のみとなる。
車高は標準のレンジローバーより8mm低く、全長は13mm長い。デビュー直後のモデルのホイールは23インチが標準となる。
デザインディレクターのゲーリー・マクガバーンは「紳士淑女のための馬車のようなもの」という表現をする。「デザインは極限までこだわりぬきました。それゆえの繊細さも結果として滲んでいます」とも。
フォーマルであることと、内面的なパワーを両立させることをデザイン上の課題としたようだ。
ドア単体で1.4m シートは前後で色違い
「古くからレンジローバーを知っていただいているかたには、SVクーペが初代のオマージュであることはおわかりいただけるでしょう」と引きつづきマクガバーン。
シートは前後で色合いが変わっており、公開された写真の場合はフロントがホワイト基調、リアがダークなレザーとなる。「これは、ドライバーと後席の住人のどちらを主役にするかで変わるでしょう。たとえば後席に女王が座る場合、リアが華やか、ドライバーズシートが控えめといった配色がよいと思っています」
フロントシートは20ウェイの調整式で、リアシートは10ウェイの調整式。ダイアモンド・キルティングが特徴だ。「ノーティカ」と呼ばれるウッドパネルもまたSVクーペの特徴。
オートクロージャー機能がドアに組みあわされるのもレンジローバーとしては初めてのこと。2ドアだけにドアサイズは1.4mになる。「車内からドアを閉めようにも届かないでしょう」とマクガバーンはいう。
インフォテインメントシステムは、ヴェラールと共通の「インコントロール・タッチ・プロ・デュオシステム」を用いる。コントロール・パネルは10インチで、ドライバー用のディスプレイは12インチ。さらに10インチのヘッドアップディスプレイがそなわり、メリディアン製スピーカーは1700W、23個のスピーカーがつく。
レンジローバーより小さいモデルのクーペの投入予定はあるかも聞いてみた。
動的性能でもリード オフロードも重視
レンジローバーよりも小さいモデルのクーペについてマクガバーンは「どれくらいのボリュームが見込めるかにかかっていると思います」と答える。
「だって、同じ金額を払うならばドア枚数が多いほうがいいと考えるでしょう。また、そういった考えのひとのは、ヴェラール・クーペもご用意しています。『特別であること』にお金を惜しみなく払えるかたが、SVクーペの対象になるのです」
さて、そんなSVクーペであるが、パフォーマンスの面でも同門のモデルを牽引するという。
用いるパワートレインは5.0ℓV8スーパーチャージャーで、これはレンジローバーSVオートバイオグラフィーLWBと同じ。0-100km/hタイムは5.3秒を標榜し、最高速度は266km/hに達する。参考までにレンジローバー・スポーツSVRの0-100km/hタイムとて4.5秒だ。
最高出力は565ps、最大トルクは71.3kg-m。トランスミッションは8速オートマティックで、ロータリー式のセレクターとパドルシフトで操作できる。
2スピードのトランスファーボックスを備える4WDシステムが動力を伝え、可変ロック・リアディファレンシャルはランドローバーの「テレイン・レスポンス2」にアシストを受ける。
車高は標準のレンジローバーより8mm低く「動的性能を高めるためです」とのこと。速度が105km/hに達すると、スタビリティと燃費向上のために車高が15mm下がる。
サスペンションは5段階で車高を調整し、もっとも激しいオフロードを走行する場合は通常時より75mm車高があがる。この場合、50km/hの走行まで可能。
最大牽引重量は3500kgまで。これはベントレー・ベンテイガと肩を並べる。渡河水深限界は900mm。
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