ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、チームと2024年末までドライバー契約を結んでおり、新代表ジェームス・ボウルズ下でのチームの未来は明るいと考えている。
その一方で、アルボンはウイリアムズ以外のチームに目を向けることもやぶさかではないようだ。
■ウイリアムズF1、頼れる“エース”アルボンの「自信に根ざす冷静さがチーム全体に好影響を与えている」
というのも、アルボンがチームを牽引する力走を随所で見せていることで、2025年以降のドライバーラインナップが決まっていないフェラーリやレッドブルといったトップチームからも関心が寄せられているのだ。
アルボンは自身への関心が高まっていることを認識しており、それ故に来季はチームに留まり、ドライバーとして勝利や表彰台といった可能性のある選択肢を見極めたいと語っている。
2025年に向けてウイリアムズに留まるかどうかの判断を保留にするのか、とmotorsport.comがアルボンに訊くと、彼は次のように答えた。
「自分自身をオープンにしておく自信はあると思う」
そしてアルボンはウイリアムズでのF1復帰を楽しんでおり、名門チームをグリッド前方に押し上げることを第一に望んでいる。
しかし、F1キャリアは有限であり、レースで勝つチャンスを得たいのであれば、いつまでもその時を待つ訳にはいかない。
「(自分の将来に関しては、」本当にバランス次第だ」とアルボンは言う。
「正直なところ、僕はこのチームを見ていたいし、このチームを前進させる仲間のひとりでありたい」
「ここウイリアムズの進化の具合、舞台裏で起こっていることを見られるのはすごいことだと思う。契約が満了する最後まで、僕はチームに尽力したい」
「でも僕は27歳なんだ。若くはないけど、年を取ってもない。それに、キャリアの良い時期にいると感じている。あと1年経てば28歳、そしてすぐに29歳、30歳になる」
「優勝争いや表彰台争いができるようなチャンスを得たい。最終的には、そういった年齢でこのチームをそういうチームに持っていけるかどうか次第だ」
ウイリアムズは2023年型マシンFW45で進歩を見せており、得意としてきた直線成分の多いサーキット以外でも速さを見せつつある。
さらに大きな一歩をウイリアムズが踏み出すためには、2024年シーズンを待つ必要があるかもしれない。しかし、マシンの欠点に対応できればラップタイムを大幅に改善することができる可能性はあるとアルボンは言う。
「僕らは今、チャンスの時を迎えていると思う。僕らは結果を出しているし、(マシン)特性の問題を解決することができれば、さらなるチャンスがあると信じているからね」
「僕らはマシンにダウンフォースを追加した。いくつかのトップチームよりは少し少ないかもしれないし、コーナー全体で限界まで到達できないコーナーもある。特定のポイントが足かせになっているからね。それがなくなれば、もっと総合的に速いチームになると思う」
「とはいえ、口で言うのは簡単だ。5~6年以上、それがマシンの足かせになっていたんだ。僕らはそれに取り組んで修正する必要があるけど、今ならこれまで以上に、この問題を克服できる可能性が高いと思う」
「完全には解決できないかもしれないけど、良い一歩を踏み出せると信じている」
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