メルセデスのトト・ウルフ代表は、F1イギリスGPでポールポジションを獲得したアンドレア・キミ・アントネッリについて、「F1史に残る偉大なドライバーになるための資質をすべて備えている」と高く評価した。
アントネッリはフェラーリのシャルル・ルクレールを約0.2秒上回り、今季5回目のポールポジションを獲得。同日には、シルバーストンのスプリントレースでルイス・ハミルトン(フェラーリ)を破って優勝も飾った。
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Q3最後のアタックでは、メルセデスはアントネッリを真っ先にコースへ送り出した。これは本人が無線で不満を口にするほど望ましくない状況だったが、それでも最速タイムを記録してみせた。
今季ここまでアントネッリは8戦で5勝を挙げ、ランキング首位を独走。チームメートのジョージ・ラッセルに43ポイント差をつけている。
ウルフはそんなアントネッリについて、Sky Sportsに次のように語った。
「彼はまだワールドチャンピオンになったわけではない。だから全体像を見なければならない。彼は今、歴代の偉大なドライバーたちと比較されているのだから」
「彼には偉大なドライバーになるための資質がすべて備わっていると思う。ただし、それを証明するには結果を積み重ね続ける必要がある。それでも、彼には弱点が見当たらない」
アントネッリを予選Q3で最初にコースへ送り出したことについてもウルフは触れた。
「もちろん、どんなドライバーでも最初に送り出されるのは好きではない。彼もピットレーンでそのことについて一言文句を言っていた。でも、それで終わりなんだ」
「彼はすぐに気持ちを切り替えることができる。そうしたことは彼の速さには何の影響も与えない」
8月25日に20歳を迎えるアントネッリが2026年にタイトルを獲得すれば、2010年に23歳134日で王者となったセバスチャン・ベッテルの記録を大幅に更新し、F1史上最年少ワールドチャンピオンとなる。
2025年のルーキーイヤーは非常に浮き沈みの激しいシーズンを送ったことを考えると、その快進撃はなおさら印象的だ。昨年は重要な場面でミスを犯し、母国レースではプレッシャーに苦しみ、中盤9戦ではわずか2度しかポイントを獲得できなかった。最終的にランキング7位でシーズンを終え、安定した走りを見せたラッセルには169ポイントもの大差をつけられた。そうした状況から、ラッセルが今季のタイトル争い最有力候補と見られていた。
しかしウルフは、この1年間でのアントネッリの成長ぶりに目を細めた。
「見ていて本当に楽しいよ。タイム差がどんどん縮まっていき、それでいてミスをしない。まだ2年目なのに、非常に高いレベルで走っている」
「昨年は本当に苦しい時期があった。一方でジョージは非常に良いシーズンを送っていた。でも彼は、おそらくプレッシャーや新しい環境の犠牲になっていたんだ。当時まだ18歳だったからね」
「今年の開幕からの走りは本当に驚異的だ。まるで経験豊富で成熟したドライバーのように振る舞っている。でも彼はまだ19歳なんだ」
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みんなのコメント
バルセロナでもリタイアしたものの、ラッセルと1.5秒マージンくらいでタイヤを温存しつつここぞの場面で一気に仕留める姿は、単なる若手の勢い任せの走りでは無かった。
今回のイギリスもポイント獲得のための熱い走りを見せてくれたし。
フェラーリの2人にもぜひチャンピオンになってもらいたいが、アントネッリのチャンピオンも見てみたい。