現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 「失うものは無い」リカルド、過密スケジュールのF1で“リスク取る”姿勢をルノーに希望

ここから本文です

「失うものは無い」リカルド、過密スケジュールのF1で“リスク取る”姿勢をルノーに希望

掲載
「失うものは無い」リカルド、過密スケジュールのF1で“リスク取る”姿勢をルノーに希望

 2020年のF1は新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていたが、いよいよ7月5日にオーストリアで再開を迎える。

 現在発表されているスケジュールは欧州での8レースのみとなっているが、F1は今後さらにレースを追加することに自信を見せている。ただ、最終的には当初予定されていた年間22戦より少なくなるだろうと考えられている。

■ルノー、F1開幕戦にトリプル・アップデート準備。序盤戦用の開発を”全部載せ”

 短縮されたシーズンはチーム、そしてドライバーにとってリカバリーのチャンスが少なくなるため、リタイアやミスは大きなリスクとなりうる。だがルノーF1のダニエル・リカルドは変更された予定を利用するためにリスクをとることも手だと考えている様子だ。

「(今季への)アプローチは、シーズンの早い段階で勢いを得ることだ」

 リカルドはSky Sports F1にそう語った。

「中団チームの僕らにとって、リスクと報酬を見る限り失うものは少ないと思う」

「今年何レースあるかはわからないが、8戦、12戦そして15戦でも、うまくいけばチャンスを掴んで大きな結果を残せると思う」

 昨年、ルノーはチャンピオンシップを5位で終えた。彼らはトップ3チームに追いつくことを目指しているが、まだそこには食い込めず、マクラーレンやレーシングポイントを相手に中団での戦いに飲み込まれている。

 リカルドは中団での争いが2020年シーズンも続き、より接戦となると予想。ルノーによる冬季テストの分析もそれを裏付けていると語った。

「僕らのチームはどこに位置しているのか、そしてトップから最後尾までどのくらいの広がりがあるかを分析すると、少なくとも僕らの予想では中団争いはコンマ1秒を争うものだったことを覚えている」と、リカルドは言う。

「それがテストから得た知見だ。非常に小さなマージンの中に4~5チームがひしめき合っていると思う」

「トップチームとの差を縮めたと言いたいけど、もちろんメルセデスたちのようなチームを少なくともシーズン序盤に追い上げるのはかなり難しいだろうね」

「中団にはレーシングポイント、マクラーレンさらに他のチームもいて、とてもタイトな戦いになるだろう」

「僕らはその“どこか”に居るだろう。でも誰がトップに立つかという点では、今の時点では丁か半か、みたいなものだ」

 ルノーはF1開幕に向け、6月中旬に開幕戦の舞台であるレッドブルリンクでテストを実施。2月のプレシーズンテスト以来のF1マシンでの走行にリカルドも参加した。

 リカルドは長期休暇を経てのテストが、F1マシンでの走行のリズムを取り戻すだけではなく、昨年ポイント獲得に失敗したトラックでの学習という面でも役に立ったと語っている。

「数週間後のものと全く同じ(マシン)ではないにしても、良い機会だったよ」と、リカルドは2018年用のマシンを走らせたテストを振り返っている。

「トラックに戻ってきただけではなく、錆を取り除いてチームと再び交流するのは良かった。それからレースの観点からも、臨戦モードに戻り始めることができたからね」

「この数ヵ月、身体トレーニングはしてきたけど当然ながらF1マシンは走らせていない。そこから状態を戻していくのは凄く良いものだった」

「去年のオーストリアGPは僕らにとって最悪のレースだった。でも『まあ僕らにとっては良くないし、シーズンはスロースタートになるだろう』と言うのではなく、ここに戻ってきて、2レース走る機会を得たことをポジティブに捉え、そして去年のことから学んで改善するチャンスでもあると思っている」

こんな記事も読まれています

運気アップなドライブがしたい人は要チェック!【週末ドライブ占い】2024年4月20~21日
運気アップなドライブがしたい人は要チェック!【週末ドライブ占い】2024年4月20~21日
月刊自家用車WEB
山形の「ヨコ軸」が延伸! 東北中央道につながる快走路「新庄古口道路」2024年度全通
山形の「ヨコ軸」が延伸! 東北中央道につながる快走路「新庄古口道路」2024年度全通
乗りものニュース
ハミルトンの後任候補アントネッリがメルセデスで初のF1テスト「F1のパワーとダウンフォースを味わえて最高の気分」
ハミルトンの後任候補アントネッリがメルセデスで初のF1テスト「F1のパワーとダウンフォースを味わえて最高の気分」
AUTOSPORT web
10年ぶりの全面改良で4代目になった「ミニ3ドア」はどう進化? EVの「クーパーSE」とガソリン車「クーパーS」はなぜサイズもデザインも微妙に違う?
10年ぶりの全面改良で4代目になった「ミニ3ドア」はどう進化? EVの「クーパーSE」とガソリン車「クーパーS」はなぜサイズもデザインも微妙に違う?
VAGUE
トヨタが全長5m「新型ラージSUV」発売! 17年ぶり復活エステートやランドスケープ実車展示! 全国でアクティブライフ発信へ
トヨタが全長5m「新型ラージSUV」発売! 17年ぶり復活エステートやランドスケープ実車展示! 全国でアクティブライフ発信へ
くるまのニュース
【インタビュー】元SBKライダーのチャズ・デイビス選手が解説する、電動バイクレースMotoEの戦い方
【インタビュー】元SBKライダーのチャズ・デイビス選手が解説する、電動バイクレースMotoEの戦い方
バイクのニュース
懐かしのオープン軽トラ「バモスホンダ」を2台所有! 2年がかりでカタログと同じ仕様に仕上げたアンデスイエローの美車を紹介します
懐かしのオープン軽トラ「バモスホンダ」を2台所有! 2年がかりでカタログと同じ仕様に仕上げたアンデスイエローの美車を紹介します
Auto Messe Web
エクリプスクロスにディーゼル追加も1年で廃止!? PHEV追加で商品力爆増!! 定期的な改良で商品力をキープ
エクリプスクロスにディーゼル追加も1年で廃止!? PHEV追加で商品力爆増!! 定期的な改良で商品力をキープ
ベストカーWeb
【MotoGP】ランキング首位好調マルティン、ライバルはやっぱりバニャイヤ? 「マルケスやアコスタもいる」と警戒
【MotoGP】ランキング首位好調マルティン、ライバルはやっぱりバニャイヤ? 「マルケスやアコスタもいる」と警戒
motorsport.com 日本版
特別仕様車は限定8,000台! トヨタ「ランドクルーザー」、中核モデルの新型車「250」シリーズ発売
特別仕様車は限定8,000台! トヨタ「ランドクルーザー」、中核モデルの新型車「250」シリーズ発売
LE VOLANT CARSMEET WEB
【ハーレー】6/1に横浜で開催される「BLUE SKY HEAVEN 2024」ライブステージの出演者を発表!
【ハーレー】6/1に横浜で開催される「BLUE SKY HEAVEN 2024」ライブステージの出演者を発表!
バイクブロス
元世界チャンプ「北川圭一」氏がアナタにアドバイス!2024年度の「スズキ北川ライディングスクール」は4回開催!  
元世界チャンプ「北川圭一」氏がアナタにアドバイス!2024年度の「スズキ北川ライディングスクール」は4回開催!  
モーサイ
ハンモックの最高傑作が上陸! 3秒設置で軽くて丈夫なポータブルハンモック「anymaka(エニーマカ)」【車に積みたいアウトドアアイテム】
ハンモックの最高傑作が上陸! 3秒設置で軽くて丈夫なポータブルハンモック「anymaka(エニーマカ)」【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
マツダ、3列シートの新型SUV「CX-80」を世界初公開 日本は年内発売
マツダ、3列シートの新型SUV「CX-80」を世界初公開 日本は年内発売
日刊自動車新聞
WEC第2戦開幕、ポルシェの快進撃が続くか、王者トヨタの巻き返しか【イモラ6時間 プレビュー】
WEC第2戦開幕、ポルシェの快進撃が続くか、王者トヨタの巻き返しか【イモラ6時間 プレビュー】
Webモーターマガジン
レッドブル、オーストラリアGPの苦戦”再現回避”に自信? ペレス「僕たちはあそこで多くを学んだ」
レッドブル、オーストラリアGPの苦戦”再現回避”に自信? ペレス「僕たちはあそこで多くを学んだ」
motorsport.com 日本版
スズキ、軽トラック「キャリイ」シリーズを一部仕様変更
スズキ、軽トラック「キャリイ」シリーズを一部仕様変更
月刊自家用車WEB
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
ホンダ 新型「プレリュード」まもなく復活!? 次期型“流麗クーペ”は「デートカー」それとも「スポーツカー」? 歴代初の「タイプR」登場はあるのか
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村