【MotoGP】バニャイヤ、新顔マルケスに敗北続きもドゥカティは擁護「我々はペッコに感謝しなくては」

　MotoGPは今季第4戦カタールGPまでを消化。序盤戦を終え、次戦からはヨーロッパラウンドへと向かう。
　
　ここまでのレースでは今季からドゥカティに昇格したマルク・マルケスが圧倒。4戦連続でポールポジションを獲得し、アメリカズGP決勝での転倒を除き、スプリントを含む全レースで勝利してポイントランキング首位に立っている。

　その一方で、フランチェスコ・バニャイヤはチームメイトが圧倒的な強さを魅せることで、その印象がかすんでしまっている。得意とするカタールではマルケスを上回ってくると期待されてきたが、予選での転倒が響いてしまい、スプリント11位、決勝3番手フィニッシュ（繰り上がり2位）と、マルケスに敗北……30ポイント差のランキング3位とはいえ、チームに加入したばかりの相手に対して依然として苦しい立場に置かれていることは明らかだ。

　しかしながら、チームマネージャーはバニャイヤを擁護している。ダビデ・タルドッツィがカタールGP後にTNT Sportsに対して語った。

「秘密など存在しない」

　マルケスがバイクに何か秘密の作業をしているのではないかという問いに、タルドッツィはそう答えた。

「我々のライダーはこのバイクの改善のためにエンジニアをよく助けてくれていると思う」

「バイクは常に同じだ。ライダーごとに多少の変化はあるが、それほど大きなものではない。そして結局のところ、我々はペッコに感謝しなくてはならないんだ」

「彼はこのバイクの成長を引っ張っている存在だからね」

　バニャイヤはドゥカティの生え抜きとしてキャリアを積んでおり、2021年にファクトリーチームに昇格。2022～2023年にMotoGPを連覇し、ドゥカティのライダーとして最多となる30勝をマークしている。

Comments

[ロッシ]

そもそものライダースキルの差で同型のマシンではペッコに勝ち目はないということをレース毎に証明を積み重ねているようだ。

[スマイリー]

マルケス不遇の時代に(2020～2024)
チャンピオンライダーになれたのは
皆ラッキーになってしまうなぁ