■えっ…?次期型デリカ登場!?
2023年9月25日、三菱は、10月28日から11月5日に東京ビッグサイト(江東区・有明)を中心に開催される「ジャパンモビリティショー 2023」で出展する同社のブースのテーマを発表、同時にイメージ画像を公開しました。
【画像】「えっ…!」これが三菱”新型デリカ”のような「新型車」です(17枚)
この中に出展されるクルマの詳細などは含まれていませんでしたが、発表された三菱ブースのイメージ画像に写っているクルマが“次期型デリカ”なのではないかとSNSで話題となりました。
ジャパンモビリティショー 2023の三菱ブースのテーマは、「冒険心はいつもあなたの中にある。いつだって誰だって、どこにいたって冒険はできる」。
今回の三菱ブースについて、三菱は以下のようにリリース内で説明しています。
「三菱自動車はこれまでに、本格的な走破性と乗用車の快適性を両立したオールラウンドSUV『パジェロ』、快適な居住性と力強い走破性を融合させたオールラウンドミニバン『デリカD:5』、環境性能と走行性能を高次元で両立しながら蓄電池としての新たな価値も提供する電動SUV『アウトランダーPHEV』などを通じ、アウトドアで大切な家族や仲間と過ごす楽しい時間を提案してまいりました。
今回のジャパンモビリティショー2023三菱自動車ブースでは、三菱自動車ならではの冒険心を呼び覚ます心豊かなモビリティライフを提案します」
具体的な展示内容については、一切公開されておらず、不明なままですが、1枚のイメージ画像が公開されています。
このイメージ画像の左端には、1台のクルマと思われるシルエットが映し出されており、よく見るとシートのヘッドレストのような影が車内にあることから、リア側なのではないかと推測されます。
この正体不明のクルマについて“次期型デリカ”なのではないかという声があります。
三菱「DELICA(デリカ)」という車名は、1968年に登場した「デリカ トラック」や1969年登場の「デリカ バン」(商用バン)、「デリカ コーチ」(乗用ワゴン)から始まり、現在でも販売されているクロスオーバーミニバン「デリカ D:5」まで続く、長い歴史を持つブランドです。
現在のデリカ D:5は、2007年に登場。名称につけられた“5”は5代目を意味すると登場当時説明されました。2019年にはビッグマイナーチェンジを受け、イメージを一新、現在の姿となりました。
ボディサイズは、全長4800mm×全幅1795mm×全高1875mm、最低地上高は185mmに設定されており、スライドドアを備えるミニバンとしてはかなり高めで“SUVミニバン”と言う唯一無二の立ち位置をキープしています。
エクステリアは、メッキ輝くダイナミックシールドと、シャープなデイランプが特徴的なタフかつ先進的なデザイン。
インテリアは、高級感が高められた上質な仕上がりで、乗員全員が快適に過ごせる室内空間を備えます。
パワートレインは、ガソリンエンジンモデルが廃され、現在は最高出力145馬力・最大トルク380Nmを発揮する2.3リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン。これに組み合わされるトランスミッションは、8速ATです。
そんなデリカD:5以前のデリカである「デリカ スペースギア」も13年間、更にその前身となる「デリカスターワゴン(2代目)」も13年間販売されており、“デリカのモデルチェンジスパン”は長くなりがちではありますが、前述の通りデリカD:5の登場は2007年で、実に販売16年目の“長寿モデル”となりました。
状況的には、モデルチェンジが行われてもおかしくはありません。今年2023年には、同名を冠した弟分ともいえる軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」が登場し話題を呼びましたが、肝心の兄貴分である長寿モデルのデリカ D:5について、次期型の発表はいまだ行われていません。
SNSなどでも「次期型はまだ?」などの声も多くあった中での、今回の発表に“次期型デリカ”の期待感が高まってしまうのもうなずけます。
今回公開されたイメージ画像はほとんどが影となっており、車体の詳細は不明です。強いて言えばリアライトと思われるライトがT字型で左右に配置されており、車幅灯のような灯火類が付けられていることははっきりわかります。
また、シートバックのような影がかなりリア側によっていることから“3列シートモデル”ではないかという推察もできます。
さらにかなり四角いウィンドウが装備されるため、1BOX形状のようにも思えます。
となれば次期型デリカを示すコンセプトカーと考えることもできるかもしれません。
※ ※ ※
公開されたイメージ画像について“次期型デリカ”という声がある一方で「次期型パジェロ」なのではという意見もあります。
日本における「パジェロ」の販売は2019年に終了しており、本当に復活すれば4年ぶりの登場となります。ジャパンモビリティショーの会場でどのようなクルマが披露されるのか、期待が高まります。
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