「【来るか新型Tj 次期86!?】 今秋開催東京モーターショー2019 トヨタ出展モデル最速情報!!!」、また「【次世代e-POWERも登場間近?】 「ゴーン後」の日産・三菱 新たな姿とクルマたち」と、少々気が早い気もしつつ、10月の東京モータショーに絡めた記事を掲載してきた。
もちろん、トヨタ、日産、三菱以外にも、注目のクルマたちはどんどん出てきている。ベストカーがいま掴んでいる情報すべてをお届けしよう!
【実はベストバランス!?】安いグレードの乗り心地が良い車 5選
第46回 東京モーターショー2019は10月23日(水)のプレスデーで開幕し、一般公開日は10月25日(金)から11月4日(月・祝)の11日間。来年夏に開催される東京オリンピックの準備がある関係で、会場は東京都江東区有明の「東京ビッグサイト」とMEGA WEB近くの「青海展示棟」を加えた2会場となる。ショーテーマは「OPEN FUTURE」だ。(画像をタッチ・クリックすると公式サイトに移動します)
※本稿は2019年5月のものです
文:ベストカー編集部/写真・予想CG:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年6月10日号
■マツダ
●直6ディーゼル搭載のFRクーペが主役になる!
2017年の東京モーターショーで4ドアクーペのデザインコンセプトを披露したマツダは、 2020年の投入を目指してFRの最上級4ドアサルーンの開発を進めている。
ただし、そのFRサルーンは、アテンザの次期モデルではなく、まったく新しいフラッグシップモデルとしてデビューする可能性が高い。
マツダのFR2ドアクーペのスタイルは、「魂動デザイン」をさらに進化させたものになる(画像はベストカー予想CG)
そして、この新しいFR4ドアサルーンには開発が同時に進められている派生モデルが存在する。
スタイリッシュな2ドアクーペがそれで、今年のショーのマツダブースでは、この新しいFR2ドアクーペが目玉になりそうだ。
マツダが今あえてFRを採用するのは、プレミアムカーには上質な操舵感を演出しやすい後輪駆動がふさわしいと判断したため。
リア(画像はベストカー予想CG)
それに今後も厳しくなる排ガス規制に対応するための補機類がFFより装着しやすいといった理由もある。そして、何よりも直6エンジンを搭載するためだ。
その直6エンジンは3Lディーゼルターボが予定されていて、そのほかガソリンエンジンは2.5L直4ターボを用意。
プレミアムゾーンに参入するマツダの挑戦に期待だ。
ベンツは昨年、直6エンジンを復活させてSクラスに搭載。直6の再興はさらに広がるのかが注目される
●ロータリースポーツの提案はある?
2012年にRX-8が生産終了してからロータリースポーツは途絶えたままになっており、ロータリーの復活は常に注目されるところ。
2015年の東京モーターショーで「RX-VISION」を出品した時にはロータリーエンジンの搭載が話題にのぼり、2017年のショーモデル「VISION COUPE」の時にはRX-9の開発は継続しているとされた。
しかしその後、ロータリーについての情報は聞こえてこない。これには技術的課題と会社としての体力が壁になっているというのだが……。
マツダといえばロータリースポーツ。RX-7の後継車となるようなロータリーを搭載したクーペの復活に期待したい(画像はベストカー予想CG)
ところが、研究は依然と続けられているという。
燃費向上のため電動ターボなどの技術が投入されるはずで、マツダ創立100周年にあたる来年に何らかのアナウンスがありそう。
■ホンダ
●NSXタイプRコンセプト登場 ノーマルから一気に140psパワーアップ!
日本では2015年の東京モーターショーで初披露され、その翌年の8月に発売されたスーパースポーツの現行NSX。
デビューから3年が経過する今年の東京モーターショーでは、このNSXに待望のスペシャル仕様がお披露目されることになりそう。
ホンダスポーツの象徴である“タイプR”がいよいよ登場するのだ。
エクステリアは前と横のアンダースカート、そしてリアウィングにカーボン素材を使用。ハイパフォーマンスを引き出すためのエアロでチューニングされる(画像はベストカー予想CG)
ニュル最速の市販FF車としてデビューしたシビックタイプRがそうであるように、タイプRはNSXのハイパフォーマンスモデルとなり、パワートレーンからシャシーまですべてが徹底的に強化される。
特に注目されるのは3.5L V6ツインターボのエンジンで、現在最高出力は507psだが、ブーストアップによって650psまで引き上げられ、トランスミッションは9速DCTが組み合わされる。
ただしSH-4WDを採用したスポーツハイブリッドについては、タイプRで採用するかが微妙だという情報がある。
オープンモデルの「NSXスパイダー」も出品される予定。デビューは2020年(画像はベストカー予想CG)
当然、ボディや足回りもモディファイされ、ボディ剛性やブレーキ性能、サスペンション、スタビライザーなど強化。アクティブダンパーの制御の見直しなども図られる。
エクステリアではフロントとサイドのアンダースカートやリアウィングなどにカーボンパーツを使用。高性能を最大限に引き出せるエアロデザインが採用される。
●フリードにクロスオーバータイプの新グレード「フリードクロス」登場
現行モデルの登場から3年が経過したコンパクトミニバンのフリードは、今年10月にマイナーチェンジする予定。
これと同時に、フリードの2列シートワゴンであるフリード+のSUV風モデル「フリードクロス」が新たに設定される。
アクティブにアウトドアを楽しみたいユーザーに最適な「フリードクロス」が登場(画像はベストカー予想CG)
このモデルはフリード+をベースに、サイズの大きいタイヤを装着して最低地上高を引き上げるなどのカスタマイズによってSUVテイストに仕立てたモデルとなっている。
パワーユニットは、1.5Lと1.5Lハイブリッドが用意され、FFと4WDの両方がラインナップされる。
アウトドア派のユーザーの人気を集めそうだ。
■スズキ
●ハスラーコンセプト 「遊べる軽」はさらなる深化へ!
現行型ハスラーがデビューしたのは2013年12月。ただし、その姿を初めて公開したのは、正式発表の1カ月ほど前に開催された東京モーターショーだった。
あれから6年を迎える今年、次期ハスラーも東京モーターショーで初披露される見込みだ。
次期ハスラー(画像はベストカー予想CG)
2代目となる次期モデルの開発は最終段階まで進んでいる。プラットフォームは現在のワゴンRと同じ新型となり、軽量化と走りの質感の向上を追求。
パワートレーンは、これもワゴンRで採用しているマイルドハイブリッドがメインとなり、さらに発電量を高めた改良タイプも開発中。軽初のフルハイブリッド仕様が設定される可能性もある。
デザインはキープコンセプトだが、よりタフさを演出したものになる。デビューは現行型と同じ12月が有力。
スイフトスポーツを180psにチューニングしたエボリューション仕様の公開もありそうだ(画像はベストカー予想CG)
■スバル
●NEWレヴォーグ&WRXコンセプト 新プラットフォーム&エンジンで格段に進化!
2017年の東京モーターショーでヴィジブパフォーマンスコンセプト、2018年ジュネーブショーでヴィジブツアラーコンセプトを出品したスバル。
パフォーマンスコンセプトはWRXを、ツアラーコンセプトはレヴォーグを連想させるデザインコンセプトだったが、これらを市販モデルに近いカタチにしたコンセプトモデルが、今年のスバルブースを飾ることになりそうだ。
次期レヴォーグ&WRXはショーモデル「ヴィジブ」のデザインコンセプトが採用され、エクステリアも大変身する(画像はベストカー予想CG)
スバルは2015年にデザインコンセプトのヴィジブフューチャーコンセプトを出品し、その3年後の2018年にフォレスターを一新。
そして、この2モデルもヴィジブの公開から2~3年が経つ来年の市販化を目指していて、スバルはその前に人気の高い日本で市販型コンセプトカーをお披露目したい狙いがあるという。
というわけで、次期レヴォーグのデビューは現行モデルの登場から6年を迎える2020年。
現行モデルは1.6Lと2Lの直噴ターボが設定されているが、次期モデルではダウンサイジングコンセプトで新開発した1.5Lと1.8Lの直噴ターボが搭載される。
一方の次期WRXのデビューも2020年の予定。STIでは水平対向4気筒ターボエンジンが、30年近く使われてきたEJ20型からFA20型になるのが注目。動力性能と環境性能の両立が図られる。
S4は現行型のFA20型2Lターボからダインサイジングし1.8Lターボになるもよう。
レヴォーグもWRXもスバルグローバルプラットフォームが採用され、走りは格段の進化が期待できる。
■ダイハツ
●コンパクトSUV市販モデル 開幕直前に正式デビュー!!!
ダイハツは東京モーターショーの直前に正式デビューとなるコンパクトSUVを出展。トヨタにもOEM供給されるだけに、量販が期待できるクルマだ。
全長3980×全幅1695×全高1600mm。低価格で使いやすいSUV
全長4m未満のコンパクトなサイズに直3、1Lターボエンジンを搭載。
サイズ的にはジムニーシエラの対抗となるモデルだが、シエラよりはオンロードユースに振ったSUVになりそうだ。
価格もシエラを意識するはずで、100万円台後半がメインとなる。
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