ザクセンリンクで開催されたMotoGP第8戦ドイツGPで、スズキのジョアン・ミルは9位でフィニッシュした。16番手スタートから追い上げることには成功したが、チャンピオン防衛という面では、またしてもライバルの先行を許してしまう結果となった。
ミルは現在85ポイントを獲得しランク5番手。ドイツGPで3位表彰台を獲得した首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とは46ポイント差がついてしまっている。
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「肉体的にも厳しく、難しいレースだったけれど、序盤数ラップでやるべきことをこなして、ポジションを上げることができた」
ミルはそうレースを振り返った。
「僕らは加速でかなり苦戦していて、多くのタイムを失っている。だから残りのレースではそれをどうにかしなくちゃいけない。今回はとても難しい週末になったから、それを解決するために原因を掴まないとね」
「バイクのベースとしては凄くいいものがあるんだ。だけどレースでは加速でかなり失っていることが分かった。第4セクターの失い具合は大きくて、残り3つのセクターでそれを取り戻す必要があった。そのせいでフロントタイヤは消耗し、オーバーヒートしてしまって、減速も難しくなっていたんだ」
ミルは現在のマシンが抱える弱みとして、他メーカーのようにリヤ側に作用するホールショットデバイスを備えていないことだとも語っている。
「スズキは、自分たちだけがリヤのホールショットデバイスを搭載していないことを理解している。だから僕らは他メーカーに追いついて行く必要がある」
「日本のファクトリー側も、バイクに進化が必要なことは気付いている。彼らも再びタイトルを目指して戦いたいと、モチベーションは高く持ってくれているんだ。色々な要因で難しくなったレースを乗り越えることができれば、僕らにあったサーキットもやって来るだろう。だけど全てを分析して、なぜ今回は(相性が)そんなに悪くないはずのコースでバイクが上手く機能しなかったのかを理解する必要がある」
「リヤのホールショットデバイスについては、サマーブレイク後のオーストリア戦で持ち込まれることを期待している。アッセンではホールショットデバイスはそれほど勝利に寄与しないからね。あそこはスズキにとって向いている、流れるようなコースなんだ」
なおドイツGPでは怪我からの復帰を果たしたものの、苦しいレースが続いていたレプソル・ホンダのマルク・マルケスが優勝。ミルは彼の復帰後初優勝に関しては、驚くものではないと語っている。
「僕は(マルケスの優勝に)驚かされたりはしなかった。驚いた点は肉体的な状況は良くないと言っていた彼が、このタフなレースで良い結果だったことだ。先頭集団で一貫した走りをしてポイントを獲得したこと、これは自信に繋がるだろうね」
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