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レースってお金かかりすぎ……って嘆くクルマ好きに朗報! S耐チャレンジなら庶民でも手軽にガチレースに参戦できる!!

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レースってお金かかりすぎ……って嘆くクルマ好きに朗報! S耐チャレンジなら庶民でも手軽にガチレースに参戦できる!!

 この記事をまとめると

■スーパー耐久に参戦するにはかなりの費用が掛かると言われている

進化しつづけるST-Qマシンが富士24時間に挑む! スバルのニューマシン「ハイパフォーマンスX」の戦いに密着した

■スーパー耐久を運営するSTMOが新しい耐久レースを企画中だ

■「S耐チャレンジ」はコンパクトな体制で安価に参戦できる耐久レースとしている

 スーパー耐久を気軽に体験できるようになるぞ!

 プロドライバーのほか、ジェントルマンドライバーも参戦できることから、スーパー耐久を“アマチュアドライバーの最高峰ステージ”と紹介したことがあるが、コンパクトな国内規定モデルを使用するST-5Fクラス/ST-5Rクラスでも、1戦あたり30万円の費用がかかるといわれている。

 普段は会社に勤めるサラリーマンにとってはいわずもがな、なかなかの金額で、耐久レースは敷居が高い……といったイメージだが、これからは、よりリーズナブルな金額で耐久レースに参戦できるようになりそうだ。

 5月30日~6月1日、富士スピードウェイを舞台に開催されたスーパー耐久シリーズ第3戦「富士24時間レース」の会場で、スーパー耐久を運営するSTMOが、アマチュアドライバーを対象にした新シリーズ「S耐チャレンジ」を発表したのだ。ワンメイクなどの入門レースから耐久レースへの挑戦を目指すビギナーには、最適なカテゴリーとなっているのである。

 S耐チャレンジはモータースポーツの裾野拡大を果たすべく、アマチュアドライバーの育成をターゲットにSTMOが運営するスーパー耐久の下部カテゴリーという位置付けで、スーパー耐久の最終戦として11月15~16日に行われる富士ラウンドの予選日、15日に記念すべき第1回目のレースを開催。イベント格式は“模範走行行事”ながら、60分間のミニ耐久レースとして開催される予定だ。

 コンパクトな体制で参戦可能!

 参加できるドライバーは国内A級ライセンス保持者で、経験豊富な国際ライセンス保持者はエントリーが不可になっているところがS耐チャレンジのポイント。参加チームの構成は、ドライバーが2名1組で、ピットクルーは3名を上限とするコンパクトな体制となっているところもユニークだといえる。

 さらに、予選は2名のドライバーによる合算タイム制で、決勝中はドライバー交代を実施。レース中の給油とタイヤ交換はなく、ピットイン時にタイヤのローテーションのみが行えるなど、コストをかけない工夫が随所に設けられている。

※画像はイメージ

 気になる車両はNゼロ規定で、ロールケージやバケットシート、4点式以上のシートベルト、ブレーキパッドを除けば、ECUを含めてノーマルの状態。参戦コストの高騰を抑制すべく、タイヤもスポーツラジアルのポテンザRE-71RSのワンメイクが採用されているとのこと。

 2025年の11月に開催される第1回大会は1500cc以下の普通車および軽自動車が対象で、普通車においてはスーパー耐久のST-5Fクラスで活躍するホンダ・フィットやトヨタ・ヤリス、ST-5Rクラスで活躍するマツダ・ロードスター、軽自動車ではホンダN-ONEやダイハツ・コペンなどがS耐チャレンジでは主流になると思われる。もちろん、ヤリスクラス、ロードスタークラスなどの車種別クラスを設置するとしているので、エントラントはワンメイクレースのように、ほぼ同一車種でのバトルを楽しむことができるだろう。

※画像はイメージ

 この注目のS耐チャレンジ、2026年は計3戦を開催する予定で、対象クラスもGR86やBRZなどの排気量2400ccまでの車両や旧型の86/BRZ、ロードスターを対象とする2000ccまでの車両、EVクラスやHVクラスなどといった形で拡大する予定だ。さらに、レンタル車両でのエントリーを可能とする方向で検討しているところも興味深い。

 このように、S耐チャレンジは改造範囲が狭く、チーム体制もコンパクトで、ランニングコストが抑えられることから、リーズナブルに耐久レースにチャレンジ可能である。より幅広い層が参戦できるようになっているだけに、まさにS耐チャレンジは、今後アマチュアドライバーの登竜門カテゴリーとなるに違いない。

文:WEB CARTOP 廣本 泉
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みんなのコメント

9件
  • ken********
    お手軽の訳が無く昔からの友人である姉妹が出てましたがやはり相当掛かるみたいですよ
  • やっさん
    昔レース屋さんから、本気で表彰台狙いにいくならシビックのワンメイクレースでも車両込みで年間1500万は要るって聞いたな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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