現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > いまや軽自動車の定番「標準とカスタム」2本立てでの展開はコイツが火を付けた! 初代ムーヴは軽自動車史に残る名車確定!!

ここから本文です

いまや軽自動車の定番「標準とカスタム」2本立てでの展開はコイツが火を付けた! 初代ムーヴは軽自動車史に残る名車確定!!

掲載 40
いまや軽自動車の定番「標準とカスタム」2本立てでの展開はコイツが火を付けた! 初代ムーヴは軽自動車史に残る名車確定!!

 この記事をまとめると

■ダイハツの初代ムーヴは1993年に登場したワゴンRの対抗馬だった

30年間愛され続ける軽トールワゴンの代表! ダイハツ「ムーヴ」は歴代どのモデルもスゴかった

■イタリアのデザイン会社などがかかわりデザインも秀逸だった

■「カスタム」と名付けられた若者向けモデルの存在もヒットを後押しした

 初代ムーヴは革命的なモデルだった

 先日、7代目モデルとなる新型が登場したばかりのダイハツのトールワゴンであるムーヴ。新型となる7代目では歴代で初となるスライドドアを採用したことでも話題となったが、それも偉大な初代モデルがあってこそのもの。ということで今回は1995年に登場した初代ムーヴを振り返ってみたい。

 1995年8月に登場した初代ムーヴは、当時のミラ(4代目)のコンポーネンツをベースとして生まれたモデルで、いうまでもなく1993年に登場して人気を博していたスズキ・ワゴンRの対抗馬としてリリースされた。

 ボディサイズに制限のある軽自動車ということで、全体的なトールワゴンというスタイルはワゴンRと同様のものとなっていたが、イタリアのデザイン会社であるI.DE.A(イデア)とダイハツとの合作で生まれたエクステリアデザインは、Aピラーから伸びるキャラクターラインや大きなグリルを排したクリーンなフロントマスク、そしてボディサイドに縦型に配置されたテールランプなど、ワゴンRとは一線を画すものとなっていた。

 またリヤゲートは狭い場所でも開閉が容易な横開きとし、シートアレンジも豊富で、リヤシートにスライド機構が備わるなど、後発ならではの美点を多く備えていたのだ。さらに搭載されるエンジンもSOHCエンジンが中心だったワゴンRに対し、新開発のEF型DOHCエンジンとし、上級グレードには4気筒ターボ(JB型)が用意されていたのもムーヴならではのポイントとなっていたのである。

 そしてもっともムーヴならではといえるのが、1997年5月に追加された「カスタム」シリーズだ。これはI.DE.Aではなくダイハツオリジナルのデザインを纏ったもので、大型のメッキグリルやキャラクターラインを排したフロントフェンダーなどを備え、「エアロダウンカスタム」では15mmダウンとなるローダウンサスペンションや大型エアロパーツなどを装着し、“裏ムーヴ”の愛称とともに若いユーザーの心をわしづかみにしたのだ。

 ワゴンRも1998年1月に「エアロRR」というカスタムモデルを特別仕様車としてリリースしたが、ムーヴほどの標準車との差別化を図ることができず、ムーヴカスタムの後塵を拝することになってしまった。

 このように今では他メーカーも含め、標準モデルとドレスアップモデルの2本立てとなる軽自動車は一般的だが、その元祖ともいえるのが初代ムーヴだったのだ。

 ただそんな先陣を切ったムーヴだが、現行型の7代目では標準車とカスタムの差別化をなくしている。果たしてこれが新たなスタンダードになるのか、こちらも注目したいところだ。

文:WEB CARTOP 小鮒康一
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

数々の偉業を達成したホンダ/HRCとレッドブルの提携が終了「ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜び」とHRC渡辺社長
数々の偉業を達成したホンダ/HRCとレッドブルの提携が終了「ホンダの技術と人材が貢献できたことは大きな喜び」とHRC渡辺社長
AUTOSPORT web
2025年王者ランド・ノリス、来季カーナンバー「1」を使用へ「『オレたちはナンバー4だ!』って言うのは、あんまり格好良くないからね」
2025年王者ランド・ノリス、来季カーナンバー「1」を使用へ「『オレたちはナンバー4だ!』って言うのは、あんまり格好良くないからね」
motorsport.com 日本版
東武線「寝過ごし注意の駅」が1年で最も賑わう!?  一大イベントに1万5800人が詰めかける
東武線「寝過ごし注意の駅」が1年で最も賑わう!? 一大イベントに1万5800人が詰めかける
乗りものニュース
ポルシェ、ペピタやタータンなど歴史的シート生地を復刻…旧車のレストアを支援
ポルシェ、ペピタやタータンなど歴史的シート生地を復刻…旧車のレストアを支援
レスポンス
アジア最大規模のアートブックの祭典「TOKYO ART BOOK FAIR」が今年も開催!
アジア最大規模のアートブックの祭典「TOKYO ART BOOK FAIR」が今年も開催!
GQ JAPAN
「ランクルを“装甲化”するらしいんですが」民生車の軍事転用、成功には何が必要? 軍採用メーカーの答えは
「ランクルを“装甲化”するらしいんですが」民生車の軍事転用、成功には何が必要? 軍採用メーカーの答えは
乗りものニュース
薄型0.3cmで収納力アップ! “忘れ物・探し物が減る”ノートPC用ガジェットポーチに新色が登場 高機能なのにコストパフォーマンスに優れた一品とは
薄型0.3cmで収納力アップ! “忘れ物・探し物が減る”ノートPC用ガジェットポーチに新色が登場 高機能なのにコストパフォーマンスに優れた一品とは
VAGUE
次世代モビリティ集結、川崎・橘公園で12月13日オープニングイベント…試乗会や子ども免許証発行も
次世代モビリティ集結、川崎・橘公園で12月13日オープニングイベント…試乗会や子ども免許証発行も
レスポンス
より上質な室内空間を目指してレクサスUX300hがマイナーチェンジ
より上質な室内空間を目指してレクサスUX300hがマイナーチェンジ
カー・アンド・ドライバー
運転上手の共通点はステリングの足し算とペダルの引き算! 今からできる良いドライバーになる運転術
運転上手の共通点はステリングの足し算とペダルの引き算! 今からできる良いドライバーになる運転術
ベストカーWeb
約169万円! “デカグリル”採用のトヨタ「“5人乗り”スライドドアワゴン」! 「TOYOTA」文字ロゴもイイ「SUVワゴン」ダンクとは
約169万円! “デカグリル”採用のトヨタ「“5人乗り”スライドドアワゴン」! 「TOYOTA」文字ロゴもイイ「SUVワゴン」ダンクとは
くるまのニュース
【情報アップデート】伝統と現代性の融合 新型メルセデスGLC EQ 489馬力とエアサスペンションにより、この巨体はオフロード走行にも適している!
【情報アップデート】伝統と現代性の融合 新型メルセデスGLC EQ 489馬力とエアサスペンションにより、この巨体はオフロード走行にも適している!
AutoBild Japan
【クルマ文化を一緒に盛り上げたい】レーシングドライバー塚本ナナミがS耐参戦へ向け、クラウドファンディング開始!
【クルマ文化を一緒に盛り上げたい】レーシングドライバー塚本ナナミがS耐参戦へ向け、クラウドファンディング開始!
AUTOCAR JAPAN
計画から68年、なかなかできない超重要道路「横浜藤沢線」12月に一部4車線化! 圏央道アクセス担う
計画から68年、なかなかできない超重要道路「横浜藤沢線」12月に一部4車線化! 圏央道アクセス担う
乗りものニュース
ハーレー「“新型”ミドルクラスネイキッド」登場! “440cc”のちょうどいいサイズで扱いやすい! “X”シリーズの新顔「X440」インドで発表
ハーレー「“新型”ミドルクラスネイキッド」登場! “440cc”のちょうどいいサイズで扱いやすい! “X”シリーズの新顔「X440」インドで発表
くるまのニュース
スズキ初の量産EV『eビターラ』、最高評価の5つ星を獲得…インドNCAP
スズキ初の量産EV『eビターラ』、最高評価の5つ星を獲得…インドNCAP
レスポンス
【ホンダ・リード125】定番の原付ニ種スクーター、カラーバリエーション変更で2026年1月29日発売! 価格は35万2000円
【ホンダ・リード125】定番の原付ニ種スクーター、カラーバリエーション変更で2026年1月29日発売! 価格は35万2000円
モーサイ
キャンピングカー市場1100億円突破! なぜ市場は「新車」「中古」で二分されるのか? 市場拡大の裏側で進む変化とは
キャンピングカー市場1100億円突破! なぜ市場は「新車」「中古」で二分されるのか? 市場拡大の裏側で進む変化とは
Merkmal

みんなのコメント

40件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

135 . 9万円 202 . 4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 1万円 238 . 8万円

中古車を検索
ダイハツ ムーヴの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

135 . 9万円 202 . 4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 1万円 238 . 8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村