鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラ第2戦、docomo business ROOKIEの大嶋和也は10位に入った。チームと大嶋の最後の入賞は、2年前の夏のもてぎ戦まで遡る。
「最後だいぶラッキーな感じでしたけど(笑)」と笑みを見せる大嶋。これはセーフティカーランのままレースが終了し、2番手フィニッシュの太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が5秒加算ペナルティで大嶋の下まで転落したことを指している。確かに入賞にはラッキーな要素もあったが、予選ではこちらも久々にトップ10に入るなど、速さを見せているのは間違いない。
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「予選も久しぶりにグリップを感じられながら、楽しく走れました」と大嶋は振り返る。
レースペースに関しては、「タイヤのタレを気にし過ぎてアンダーステア傾向が結構強かった」第1戦から修正し、上々のペースを見せた。しかし低速コーナーではまだ課題を残しているようで、「低荷重域でのグリップ不足がまだ課題かなと思っています」と述べた。
逆に大嶋が乗る14号車はダウンフォースの確保には定評があり、高速コーナーでは高いポテンシャルを見せている。今回の鈴鹿戦は課題のひとつであった空気抵抗を軽減するため、リヤウイングのフラップを2段階寝かせて走ったほど。これはウイング以外の部分、つまり車体底面でしっかりダウンフォースが出せていることの表れだろう。
基本的にスーパーフォーミュラの車両に関しては、ロングストレートのある富士スピードウェイを除けば、リヤウイングのフラップは最大角に設定するのが定石。ましてや特にダウンフォースが求められる鈴鹿でリヤウイングを寝かせるのは異例と言える。
「チームはすごく頑張ってくれていて、ダウンフォースがすごく出せるクルマになっています」と大嶋。
「ダウンフォースがかかっている時のクルマの姿勢の作り方も、今のルーキーレーシングは得意としているかなと思います。ただ去年までのクルマはダウンフォースをつけるほどストレートが遅くて苦労しましたが、今年はストレートもみんなと同じくらいの速度で走りながら、高速コーナーも走れるようになってきているので、そこはだいぶ強みだと思います」
「今回はほとんどのマシンがフルダウンフォースで走っていましたが、僕は(リヤウイングのダウンフォースレベルを)2ステップ減らしていました。その中でもセクター1でみんなに負けなかったのはポジティブだし、ここからフルダウンフォースにしたら、それはそれで強みも出せると思います」
大嶋のルーキーレーシングでのベストリザルトは2023年SUGO戦の4位。SUGOも鈴鹿のように高いダウンフォースが求められるコーナーが多い印象であり、現状14号車の持つ強みにマッチしているのだろう。「早くSUGOとかオートポリスに行きたいね」と大嶋はまた笑顔を見せた。
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