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シビックにスターレット!? 昭和生まれの時代を先取りしすぎたクロスオーバーSUV4選

掲載 更新 38
シビックにスターレット!? 昭和生まれの時代を先取りしすぎたクロスオーバーSUV4選

今見ると「斬新」なRVモデル

 もはやブームという枠を超え、定番車種の仲間入りを果たした感すらあるクロスオーバーSUV。乗用車感覚で乗れる手軽さと、SUVらしい頼もしい雰囲気を併せ持っていることから、人気になるのも頷けるところだろう。

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 しかし、1990年代前半はまだクロスオーバーSUVという言葉はなく、RV(レクリエーションヴィークル)車と呼ばれることが一般的であり、車種も乗用車をベースにクロカン風の架装を施したものが多かった。今回はそんな過渡期に存在したライトテイストのRV車を振り返ってみたい。

1)ダイハツ ミラ RV-4

 現在の軽自動車のクロスオーバーSUVといえばスズキ ハスラーやまもなく登場予定のダイハツ タフトなどが挙げられる。これらはプラットフォームこそ軽乗用車のものを使用しているが、上物は全く別のものとなっているが、3代目ミラにマイナーチェンジのタイミングで追加された「RV-4」は見ためはミラそのもの。

 フルタイム4WDでターボエンジンを搭載したモデルをベースに最低地上高のアップ、大型のフロントバンパーガードやルーフレール、背面スペアタイヤなどを装着し、SUV風に仕立てたものだった。しかし、4WDターボをベースとしたことが災いし、ミラの中でもトップクラスの高額グレードとなり(最廉価グレードのおよそ3倍の価格)今では幻のクルマとなりつつある。

2)スバル インプレッサ グラベルEX

 スバルのクロスオーバーSUVといえば今ではスバルXVがそのポジションを担っている。スバルXVのベースとなっているのはインプレッサであるから、インプレッサのクロスオーバーSUV版とも言えるが、元祖インプレッサにもRV風のグレードが存在していた。

 それが、1995年に初代インプレッサに追加された「グラベルEX」だ。インプレッサスポーツワゴンをベースに、こちらも車高アップ、バンパーガード装着、背面スペアタイヤ装着と、当時のRV車の定番アイテムを追加したもの。実は北米市場ではインプレッサアウトバックスポーツという名前で車高がアップされたものがラインナップされており、それをベースにしていたのであった。

3)トヨタ スターレット リミックス

 トヨタのコンパクトカーといえば、ヴィッツ(現ヤリス)が知られるところだが、それ以前のコンパクトカーはスターレットが主流だった。現行のヤリスにもクロスオーバーモデルのヤリスクロスが登場するということで話題を集めているが、実はスターレットにもRVテイストのモデルが存在していた。

 当時、日産からリリースされていたラシーンに対抗したともいわれているのが、98年10月に追加された「リミックス」である。専用のバンパーやフェンダーアーチ、ルーフレールに背面スペアタイヤを備え、専用の2トーンカラーを纏っていたが、4WDだけではなくFFモデルもあり、まさにカジュアルなRV“スタイル”の車種だったのである。

4)ホンダ シビックシャトル ビーグル

 タイプRやVTECエンジンの設定もあり、スポーティなイメージの強いシビックだが、実はRVテイストの強いモデルも過去に設定されていた。それが、4代目シビックに設定されていたシビックシャトル ビーグルだ。

 シビックのステーションワゴン版であるシビックシャトル(現在もシャトルの名前は健在だが)に追加設定されたビーグルは、フロントバンパーガードやそれに組み込まれる大型フォグランプ、アンダーガードに専用ツートンカラーなどを採用したもの。元々シビックに比べてトールワゴン風に仕立てられていたシビックシャトルだが、これらの専用装備も相まって、より“シビック感”の薄いモデルに仕上がっていた。

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みんなのコメント

38件
  • 昔の直線的で窓が大きいホンダ車のデザインが好きでした
    いまのホンダ車は余計な線が多すぎるし、シャトルにしても新型フィットにしても特にCピラーの周りのデザインがダサい
  • シャトルの販売不振から急遽追加されたが思いのほか売れましたフロントガードパイプ、PIAAのフォグランプ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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