2025年5月21日、トヨタは6代目となる新型RAV4を世界初公開した。日本での発売は2025年度内を予定している。なお、ここで紹介している写真は、すべてプロトタイプのものとなる。
世界180の国と地域で30年間で累計1500万台を販売
RAV4は、アウトドアでも街乗りでも楽しいクロスオーバーSUVのパイオニアとして、1994年に初代が登場した。今回の新型で6代目となるが、これまでの30年間で世界180の国と地域で世界累計1500万台が販売され、その走行距離の合計は、なんと地球6000万周分になるという。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
新型RAV4は「Life is an Adventure」を開発コンセプトに、いつでも誰でもアクティブな生活を楽しめることを目指した。
まずスタイリングは、多様な価値観を持つユーザーに新しいアドベンチャーを提供するために、RAV4らしいたくましさと、さまざまな使い方ができる楽しさを織り込み、どこへでも行けそうという価値を、進化させたデザインで表現した。そこで、(1)ビッグフット(大径タイヤを強調)、(2)リフトアップ(高い走破性を想起)、(3)ユーティリティ(使いやすい荷室空間)をポイントとしてデザインされた。
しかも、多様なニーズに応えるため、標準車となる「CORE(コア)」、オフロード志向の「ADVENTURE(アドベンチャー)」、オンロードの走りを追求した「GR スポーツ」の3タイプを設定した。なお、この3タイプはフロントグリルや前後バンパー、スポイラーなどでは違うが、ヘッドランプやボディパネルは共通だ。
コア(タイトル写真)は、ボディ全体の塊で構成された「SUVハンマーヘッド」の採用でタフさを表現し、バンパー一体グリルで先進感と強さを立体的に表現している。
アドベンチャーは、ワイドトレッド化と専用ホイールやアーチモールで、シンプルな造形ながら立て比率の高い大型グリルを採用して、SUVらしい力強さを表現している。またハンマーヘッドのノーズピークを高く設定することで、オフロード感の強いプロポーションを強調している。
GR スポーツはGR共通のファンクショナル マトリックス グリルを採用し、空力性能を高める前後スポイラーやホイールデザインを採用し、操縦安定性を向上させた。さらにワイドトレッド化(+20mm)やサスペンションとEPSの専用チューニング、専用軽量アルミホイールの採用などで、高い操縦安定性を実現している。
パワートレーンはハイブリッドとPHEVのみに
インテリアは、「知能化」「多様化」を人を中心とした内装デザインで表現した。低重心化したインパネで見晴らしの良い視界で運転のしやすさを提供し、スマートフォンやデジタルデバイスを中心に機能を再レイアウト。さらに、モダンかつシンプルに構成して使いやすさを追求した各収納や機能が特徴的だ。
全長4600×全幅1855×全高1680mm、ホイールベースは2690mmというサイズは、従来型より車高が5mm低いだけで、あとはまったく同じだ。それでいながらラゲッジスペースは従来型より16L拡大した749Lとしている。
パワートレーンは、PHEVとHEVのみになった。2.5Lの直4 ダイナミックフォースエンジンとモーターという組み合わせは基本的に従来型と同じだが、進化した第6世代のハイブリッドシステムは、フロントアクスルへのシリコンカーバイド半導体の採用や電池の大容量化などにより、EV航続距離を従来型の95kmから150km(開発目標値)にまで延伸した。4WDはE-Fourを採用している。
また新型RAV4では、ウーブン バイ トヨタで開発を進めているソフトウエアづくりプラットフォーム「Arene(アリーン)」を初採用し、SDV(ソフトウエア ディファインド ビークル)の開発を本格化する。トヨタの考えるSDVとはエンターテインメントや利便性だけでなく、「安全・安心」「交通事故ゼロ」の未来を目指している。
そこで新型RAV4では、カスタマイズ可能なホーム画面でユーザーひとりひとりに合わせた操作性を向上した新世代マルチメディアを採用。さらに先進機能の改良・追加で進化した最新のトヨタ セーフティセンスも搭載している。
新型RAV4は、今後グローバルに180以上の国と地域のさまざまなユーザーに向けて順次発売される予定だ。日本での発売も前述のように2025年度内とされ、パワートレーンのスペックや装備などの詳細は発表されていない。まずは、続報を楽しみに待つことにしよう。
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新型カローラSUVかと思った。