この記事をまとめると
■1974年に創業した「TOM’S」が創立50周年をむかえた
巻けば勝てる縁起のよさ!? カシオ・エディフィスがトムス創立50周年記念の新作腕時計を販売
■50周年を記念したパーティを開催
■モータースポーツ界のレジェンドによるEVカートレースで来場者は大盛りあがり
TOM’Sの50周年記念パーティにレジェンドが集結
1974年、トヨタのワークスドライバーであった舘氏と、ディーラーのスポーツコーナーを担当していた大岩氏のふたりで立ち上げられた「TOM’S」。設立から50年が経った2024年、TOM’Sはこれまでに、スーパーGTで9回、スーパーフォーミュラで4回のチームタイトルを獲得。そのほかにも数々のレースで輝かしい記録を残してきた。
そんなTOM’Sの50周年を記念したパーティが、2024年10月2日、TOM’Sが運営するシティサーキット東京ベイにて行われた。
パーティの開催に当たり、取締役会長の舘さんは、「日本一のチームを作ろうとTOM’Sを立ち上げて50年。設立当初は果たしてトヨタのチューニングだけでやっていけるのか不安でしたが、いまではトヨタだけでやってきてよかったと思っています」と栄光の歴史を回顧する。
2018年にTOM’Sの経営を引き継いだ代表取締役の谷本氏も「TOM’Sらしさにこだわり、100年を目指します」と力強く語った。
一方、盟友ともいえるトヨタからはGAZOO Racing Companyのプレジデントである高橋氏が、「おめでとうございます。これからも一緒にモータースポーツの未来を作っていきましょう」というトヨタの会長である豊田章男氏からのメッセージを届けた。
さらに、衆議院議員である山本左近氏も来場し、「レースに対する情熱をTOM’Sでともに戦って学びました」と感謝を表明していた。
主催者の挨拶、来賓の祝辞が済むと、鏡開き、そして乾杯の音頭と続き、TOM’S50周年記念パーティが開演した。
レジェンドによるEVカートバトルの順位当てでまさかの正解者なし
さて、TOM’S50周年記念パーティの目玉のひとつとなっていたのが、会場であるシティサーキット東京ベイのカートコースを利用したEVカートによる「監督&レースアンバサダーカップ」だ。これは、チーム監督とレースアンバサダー(レースクィーン)のタッグによるカートレースで、来場者は1位・2位・3位を当てるというもの。「監督&レースアンバサダーカップ」の出場者はTOM’S会長の舘氏をはじめ、中島 悟氏、関谷正徳氏、近藤真彦氏など、まさにモータースポーツ界のレジェンドが時代を超えて争うという夢の共演。
レース結果は、会長の舘氏のVANTELIN TEAM TOM’Sが1位、2位に中島 悟氏率いるPONOS NAKAJIMA RACING、そして3位には脇坂寿一氏のTGR TEAM SARDが入った。そしてこの結果が、後に大波乱を巻き起こすこととなる。
というのも、この「監督&レースアンバサダーカップ」の順位予想正解者には超豪華な商品、なんとネッツトヨタ水戸からシエンタが用意されていたのだ。
さて、気になる結果は……まさかの正解者なし。急遽、じゃんけん大会による商品争奪戦が行われることとなった。商品のなかにはトヨタ・シエンタはもちろん、スパルコのeモビリティやカシオ・エディフィス「TOM’S50周年記念モデル」などが含まれている。
激熱のじゃんけん大会の始まりだ。そしてトヨタ・シエンタは、ロッテラー選手に会いたいと来場していた女性(ロッテラー選手はこのパーティは欠席)の手に渡ることとなった。
まさかの事態でまさかの大盛りあがりを見せたTOM’S50周年記念パーティ。最後は代表取締役社長の谷本氏の中締めのあいさつで幕を閉じた。
50年をまさにレーシングマシンのような速さで駆け抜けたTOM’S。今後もレース活動はもちろんのこと、魅力あるクルマを送り出す自動車事業、そして、EVカートやeスポーツによる新しいエンターテインメントなど、さまざまな活動を続けていくという。TOM’Sの次の50年にも大いに期待したい。
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