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【未来型ディーラー降臨】「アウディシティ紀尾井町」とは何か? プレミアムカー販売の未来

紀尾井町(きおいちょう)ってどこ?

text:Kenji Momota(桃田健史)

【画像】海外では既に走行中 アウディの未来を体現? eトロン/eトロンスポーツバック(ディテール) 全68枚

東京都千代田区紀尾井町(きおいちょう)。

都内在住の方でも、聞き慣れない場所かもしれない。

電車では、営団地下鉄銀座線・半蔵門線の赤坂見付駅や永田町駅、または有楽町線の麹町駅それぞれから徒歩7~8分ほど。

明治から昭和初期は、丘陵を利用した高級住宅街だったが、現在はホテルニューオータニや、文春砲でお馴染みの文芸春秋本社などのビルが立ち並ぶ。

国会が近いことから政治家の事務所なども多く、平日の日中でも人通りが多いということはない。

そんな都心の隠れ家的なスポットに、アウディシティ紀尾井町がオープンした。

アウディシティについて、アウディジャパンは「これからのプレミアムカー販売の在り方を提示する都市型ショールーム」と定義付けている。

2012年から英国/ロンドンと中国/北京で試験的に導入した後、ドイツ/ベルリン、トルコ/イスタンブール、ロシア/モスクワ、ポーランド/ワルシャワ、英国/ウインブルドン、そして今回の東京/紀尾井町と世界各地での展開となっている。

それにしても、なぜいま東京で都市型店舗なのか?

重要性と将来性について、アウディジャパン関係者の声を直接聞きながら紹介する。

前年比8.4%減 2019年実績を真摯に

まず、アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長が2019年日本販売について振り返った。

前年比8.4%減となる2万4222台という厳しい状況だ。

理由について、Q3が新しい燃費基準であるWLTP対応が遅れたことや、A6/A7でのディーゼルエンジンのTDI導入が遅れたことなど、日本での売れ筋商品の供給体制が整わなかったことを挙げた。

こうした状況に陥ったことを真摯に受け止め、2020年の日本市場向けの事業戦略に取り組む姿勢を示した。

注力するのは、大きく3点だ。

商品の拡充 積極的に市場導入

1点目は、当然ながら、商品の拡充だ。フルモデルチェンジ、マイナーチェンジ、限定モデルなど積極的に市場導入する。

TDIはもとより、RS Q3やTT RSなどパフォーマンス系、さらに電動車eトロンのラインナップを拡充する。

販売ネットワークの強化 投資額を拡大

2点目は、販売ネットワークの強化だ。新規開業が3店舗、大幅な改装が9店舗、さらに拠点の移動や改築が8店舗となる。

アウディジャパン本部として、販売ネットワーク関連の投資額を拡大して対応する。

顧客中心主義 独自システム有効活用

3点目は、顧客中心主義だ。ディーラー向けのネット上での技術トレーニング拡充など、アウディジャパン独自システムを有効活用する。

ディーラー教育がユーザーのアウディブランドに対する満足度アップに直結する。

こうした2020事業戦略の中で、アウディシティ紀尾井町が果たす役割とは何なのだろうか?

アウディシティ紀尾井町が果たす役割とは

アウディシティ紀尾井町の内部に入ると、展示車用スペースは約3台分とコンパクトな造り。

総面積は一般的なアウディディーラーの半分程度となる約270平米。

室内造形には、LEDライトやアウディデザインモチーフを散りばめた。

約100平米の地下には和を題材とした空間を設えた。

また、1階には仮想現実VR(バーチャルリアリティ)を活用して、クルマの色や室内造形を体感できる専用スペースもある。

こうした室内だけを見ると、ブランド発信拠点として意味合いが強いように思えるが、実は30台分の駐車場があり、各モデルの試乗車がズラリと勢揃いしている。

また、店舗の道を挟んだところに来客用に10台分の駐車スペースも確保しており、気軽に都会クルージングしながら新車試乗できる体制を整えている。

地方都市では、広々とした室内空間がある大型のアウディ店舗が実在する。一方、都心では、ここアウディシティ紀尾井町のように、アウディジャパン直営でアウディブランドを凝縮した体感を提供する。

関係者によると、日本では東京以外でのアウディシティ開設の可能性はゼロではないという。

さらには、もう1点、アウディシティというコンセプトで気になることがある。

新車ネット直販の時代は来るのか?

今回の発表で、ノアック社長はじめアウディジャパン関係者が強調したキーワードが、デジタリゼーション(デジタル時代化)だ。

いま、自動車産業界は、自動運転、電動化、通信によるコネクティビティ、そしてシェアリングエコノミーによる大きな時代変革期に突入している。

そうした中で、近年話題となっているのが、カーディーラーの在り方だ。書籍、家電、食品などをスマホで買うのが当たり前となった、eコマース(電子商法)の波は確実に、自動車にも及んでいる。

アウディシティは、こうしたeコマースを狙った戦略の一環なのだろうか?

この点について、アウディジャパン関係者は次のように話した。

「いま、自動車販売はeコマースへの変革期であることは間違いありませんが、すべてがeコマースになる時代がいつ来るのかはまったく予想できません」

「そのうえで、われわれのようなプレミアムカー分野では、実際にクルマに触れる機会、営業マンやセールスエンジニアと直接話す機会があることが、お客様の満足度を上げることだと考えます」

大きな時代変化を全身で感じながら、アウディを味わう。

アウディシティ紀尾井町は、そうした場である。

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