日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストに選ばれたレクサス「LBX」の魅力とは
レクサスのなかでも最小モデルながら、クラスを超えた上質さで高い支持を得ているのが、レクサス「LBX」です。
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2023年11月に発売以来、新しいラグジュアリーコンパクトSUVの誕生を待ちわびたかのように販売台数を伸ばし、2024年9月末時点で約3.7万台(全世界)の販売台数を達成しています。
その資質の高さは、自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる選考委員の目に留まり、「2024‐2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」の全31台のノミネート車の中から、最終選考会に進む上位10台に選考されました。
LBXは、高級車の概念を変えるべく開発されたクルマで、コンパクトカーのカテゴリながら走りや性能はクラスを超えた魅力にあふれたモデルとなっています。
プラットフォームはトヨタ「ヤリス・クロス」と同様の「TNGA-B」をベースにしているにもかかわらず、大幅刷新し、ホイールベースは20mm延長した2580mmに変更。
ボディサイズも全長4190mm、全幅1825mm、全高1545mmとヤリス・クロスよりひと回りワイドになりました。
ワイドになったボディはデザインの美しさに磨きをかけ、Bセグメントとしてはかなり迫力のある造形となっています。
組み合わされるタイヤも225/60R17~225/55R18の大径サイズを装着し、張り出したフェンダーと相まって同クラスのSUVと比較しても、重厚なプロポーションとプレミアム感の演出に寄与しているといえるでしょう。
また、フロントマスクは近年のレクサスモデルのアイコンになっているフレームレスながらも、造形でスピンドルを構成する「ユニファイドスピンドル」を採用しています。
パワートレインはヤリス・クロスと同じ1.5リッター直列3気筒を搭載しますが、モーターは最新世代のものを採用し、バッテリーもバイポーラ型ニッケル水素タイプを組み合わせることで、トータル出力はヤリス・クロス比+20㎰の136㎰の出力を誇ります。
さらに出力アップだけでなくパワートレインにはバランサーシャフトを追加することで、3気筒のデメリットである振動を効果的に打消し、レクサス車に相応しい静粛性を手に入れました。
インテリアにおいてもクラスを超えた仕上がりで、最高級の本革素材であるセミアニリンレザーをふんだんに使用することで、Bセグメントからは想像できないほどの上質空間を演出しています。
さらにカラーラインアップやタイヤホイールを含めた設定をグレード別に展開。シンプルで洗練されたモダンな世界観の「Cool」や落ち着きと華やかさを両立した「Relax」のほか、クリーンかつ、温かみを感じる次世代モダンな「Elegant」のラインナップです。
さらにこだわりのユーザーには、表皮色のみならず、シートベルトやステッチのカラー、シート配色やトリム加飾まで選択可能な「Bespoke Build」まで用意されています。
人気のボディカラーやグレードは?
このようにヤリスと同じプラットフォームを採用しながら、ロールスロイスのようなBespoke Build(ビスポーク・ビルド)まで対応する高級車の概念を変えたLBXですが、販売店の反響はどのようなものなのでしょうか。
LBXを取り扱う、関東圏のレクサスの担当者は以下のように話します。
「やはりサイズがコンパクトなことが好評です。街中でも乗りやすく、また大人数では手狭ですが少人数でレクサスの高級感を体感できることが評価されています。
グレードは、シートが合皮のElegantよりも革製のCoolやRelaxの方が好評です。設備的にElegantでは物足りないというお客様が多いようです」
また関西圏のレクサスの担当者は売れ行きについて、以下のように話します。
「まだ発売から日が浅い状況ですが、多くの問い合わせをいただいております。カラーは無難な白黒系が人気で、レッドやアズールなどの原色系はやはり人を選ぶ印象です。
納車は2か月ほどかかるため、年明けごろとなる見込みです」
※ ※ ※
レクサス最小のモデルでありながら、レクサスの本気度が細部にまで感じられるLBX。
なお、価格はスタンダードなCool(FF)が460万円、最高級グレードのBespoke Build(AWD)が576万円となっています。
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みんなのコメント
セカンドカー需要をうまく捉えているわ
トヨタはマーケティングが本当に上手い