超高速“アウター・サーキット”、予測される渋滞の取締は緩和せずとF1。タイミングが更に重要に?|F1サクヒールGP
2020/12/04 22:29 motorsport.com 日本版
2020/12/04 22:29 motorsport.com 日本版
バーレーン・インターナショナル・サーキットでの連戦となるF1第16戦サクヒールGP。ただコースレイアウトが前戦と異なり、全長3.5kmと短い“アウター・サーキット”を使用することとなっている。
4つのストレートをコーナーで繋いだようなこのレイアウトでは、1周のラップタイムが53秒ほどとなることが予想されており、ドライバーたちは予選で複数回アタックを行なえる可能性がある。
■普通じゃない! 高速レイアウトのサクヒールGPに向けドライバーはワクワク?
20人全員が出走するであろう予選Q1では最もコースが混雑することになるが、ドライバーたちがクリアラップを取ろうとすることも相まって、特に渋滞が発生するだろうと考えられている。
こうした予測に対し、F1のレースディレクターであるマイケル・マシは、ルールを緩和することはなく、通常の妨害ルールが適用されるだろうと語った。
「フリー走行の最中、我々は大体にして(コース上の混雑に)寛大な見方をしている。それはそのセッションがフリー走行だからだ」
マシはそう語る。
「だが予選時は、不必要な遅滞行為が行なわれた場合、我々はそのメリットについて、調査を行なうというのが標準となるだろう」
「私は短い1周だからといって、“誰かの邪魔にならないようにする”ということが必要なくなるとは思っていない」
またマシはサクヒールGPがこれまでで最も周回を重ねるレースとなっても、特別な困難が生じることはないという認識を示した。
「間違いなく、猛烈に忙しいことになるだろう。そう言って差し支えない」と、マシ。
「周回数という面では最も長いグランプリとなるだろうね。言うまでもないが」
「速く、熱いラップになるだろうが、様子を見てみよう。ただ大体53秒から55秒ほどのタイムが予測されている。だからそういった意味では激しいモノになるのは間違いない」
「だがそれに対処するというのも良い挑戦だ。多くのチームと話したが、彼らも同じように考えていたよ」
またマシは一部のドライバーが“攻撃性の高い”縁石について懸念を表明していることについては、それを退けた。
「縁石があり、確かに攻撃性の高い物もある。だがそれは多くのサーキットと同じことだ。いくつかのサーキットでは“超”攻撃的な縁石があるが、また別のサーキットでは攻撃性の低い縁石になっている」
「だがその内側にはレーストラックがある。(縁石は)トラックに留まらせることが狙いなんだ。過去、ドライバーは常にいろいろな種類の縁石を要求して、様々な部分で攻撃性の高い縁石をより求めてきた。縁石は彼らがランオフに飛び出すことを抑えているんだ」
さらにマシは今週末もトラックリミット違反の監視はショートカットの面を重点的に行なっていくつもりだと語った。
「ここの性質から、トラックリミットはショートカットの方を監視することになるだろう」
「ワイドに走るのではなく、エイペックスの内側を走ることになる。ただ、金曜日のフリー走行でどうなるかを確認して、何を行なうべきかを見ることになるだろう。ここは誰にとっても経験のない全く新しい場所だからね」
ボルボカーズ初のSUVクーペ、『C40』発表…EV専用モデルに
デカイはエライだったオヤジ世代よ「軽なんて……」は捨てるべき! イケてるオヤジの「男っぷり」が上がるKカー7選
ルノー、2022年に向け”メルセデス型”PUコンセプトの投入を検討中
【MotoGP】26年目迎えたバレンティーノ・ロッシ、今も貪欲。“ただ走るだけ“は御免と結果求める
【レヴォーグとV60】スバルとボルボがこだわるステーションワゴンの個性と安全性
ドゥカティ ムルティストラーダV4 新型、3月13日発売決定…価格は288万円より
トヨタ16年ぶりの快挙! 「ヤリス」がヨーロッパ・カーオブザイヤーを受賞!
こんなに安くて面白いクルマは世界でこれだけ アルトワークスの魅力
連載【桃田健史の突撃! キャンパーライフ~コンちゃんと一緒】第1回「ハイエースキャンパーの準備は着々と……」
ドライブレコーダーの寿命はどれくらい?故障原因は何がある?
メルセデス・ベンツ日本、「メルセデス・ミー・コネクト」に花粉予測機能を追加 カーナビに花粉飛散量を表示
【マツダ3 ファストバック】に相応しいジェントルなサウンドを奏でるマフラーが登場
発表直前、タイカン クロスツーリスモのプロトタイプに緊急試乗。乗り心地や走破性は上回っている
インプレッサ STI スポーツ試乗 STIらしからぬ上質な走りゆえに浮かび上がるCVTのフィール
マツダ2 設計年次は気になるがライバルを圧倒する内装センスがある
マツダMX-30はハイブリッド車より成熟した走りのEVに魅力あり。大本命は22年登場のPHEVかもしれない
新型「メルセデス・ベンツ Cクラス」世界初公開。近未来的なデジタル装備はまさにベイビーSクラスだ
トヨタ クラウン 日本に特化した文化遺産的な一台。3種のパワーユニットの選び方は?
新型911 GT3を一足先に取材。スワンネック形状のウイングを採用した理由とは?
日産ノートはこのジャンルでベストの1台だが乗り心地と価格は少し気になる
新型ホンダ ヴェゼルが初公開される。内外装の雰囲気がガラリと変わってスタイル重視ユーザーも獲得しそう