この記事をまとめると
■トレーラーの動力車部分は「トレーラーヘッド」と呼ばれる
「スネーキング」に「ジャックナイフ」! 乗用車乗りが知らないトレーラーだけに起こりうる「危険」な現象4つ
■インターネットリサーチを行うNEXERが「トレーラーの印象」についてアンケートを実施
■ドライバーたちからのトレーラーに関するさまざまな経験や思い出がデータ化された
相当なスキルがないと扱えないトレーラーの世界
一般に「トレーラー」といえば、牽引自動車を思い浮かべる人が多い。しかし、正しくは牽引される荷台側のことであり、牽引する動力車部分は「トラクタ」とか「トレーラーヘッド」などと呼ばれる。トラクタがトレーラーを引っ張っている状態は、「トラクタトレーラー」と呼ぶのだそうだが、本稿では便宜上「トレーラー」と表記したい。
輸送用機器の製造・販売などを手掛ける日本トレクスと、インターネットリサーチなどを行うNEXERが、「トレーラーの印象に関するアンケート」を実施した。この調査はインターネットを通じて2025年9月17日~25日にかけて行われ、全国の男女953人の回答を得ている。
トレーラーの運転経験に関する質問では、「経験がある」と回答した人は全体の2.5%に留まった。トレーラーの運転には、まず牽引免許をもっていなければならない(車両総重量が750kg以下のトレーラーを牽引する際には牽引免許が不要)。
運転経験者にトレーラーの運転で難しいと感じたことを聞いたところ、
(1)バックや駐車の操作 (2)車体が大きく死角が多い (3)カーブや右左折の取り回し
の3つで87.5%を占めた。その理由としては、
・バックの際にハンドル操作が乗用車と逆。 ・車体が大きく、牽引部を入れると全長が長くなる。
といったことに意見が集中しており、トレーラー特有の操作や車両感覚が難易度を高めているようだ。
運転経験がない人に「トレーラーの運転を難しそうだと思うか」とたずねてみると、「とても思う」と「やや思う」をあわせて89%に達した。乗用車は1.5m(全高)×1.7m(全幅)×4.0m(全長)程度であり、大型のミニバンでも2.0m(全高)×2.0m(全幅)×5.0m(全長)ぐらい。これに対して、道路法上の手続きなしで走れるフルトレーラーの限界値は、3.8m(全高)×2.5m(全幅)×18.0m(全長)。さらに、連結部は特殊な動きをするのでプロでなければとても操れる代物ではない。
実際に「トレーラーの運転が難しそう」と答えた人にその理由を聞いてみると、
・小まわりが利かなさそう ・大きさを把握しづらい ・車体が長い
といった大きさに関する不安に加えて、
・ジャックナイフ現象になると怖い(トレーラー特有の現象で、ヘッドとトレーラー部の連結場所を頂点に「く」の字に折れ曲がって、操縦不能になること)
・見通しが悪い上に内輪差が大きいので、右左折が難しそう ・連結部があるのでバックの際にハンドル操作が難しそう
など、操作や死角に関する不安も多く見られた。
トレーラーはジャックナイフ現象以外にも、
・トレーラースイング現象:タイヤがロックしてトレーラーが進路の外側に大きくスイングする現象 ・プラウアウト現象:前輪がロックしてハンドルやブレーキの操作が不能になり、スリップする現象 ・スネーキング現象:連結部がヘビのように曲がり、操縦不能になってしまう現象
といった特有の現象があり、運転の際には注意を必要とする。決して簡単に運転できる車両ではないが、運転免許の頂点ともいえる存在なので、興味のある人は挑戦する価値があるのではないだろうか。
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みんなのコメント
何年乗ってもイマイチな人も大勢います。
やはり、感覚は大切ですね。
トレーラーのバックはハンドルが逆とか言う表現は
間違いではないですが、分かりにくい表現です。
「折る」か「伸ばす」「戻す」とかの方がわかりやすいかも知れませんね。