スバル インプレッサWRX STi Spec C RA-R(2007):このスバルはポルシェよりも高価だ。ドイツ市場では販売されなかった、この特別仕様車はわずか300台しか生産されなかった。コレクターは現在、最も人気のあるWRX STiモデルの1台を購入するチャンスがある!
「スバル インプレッサWRX STi」は、ラリー界の伝説的な車だ!レースゲーム「グランツーリスモ」をプレイしたことがある人、あるいは90年代や2,000年代の初めにWRCを観戦したことのある人なら、この車を知っているだろうし、おそらく愛しているだろう。
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「インプレッサWRX STi」は3世代にわたり、また数多くの特別モデル(その中には厳密な限定版もあった)が発売された後、スバルは2014年に「VA」世代をベースとした独自のモデルとして「WRX」と「WRX STi」を販売することを決定した。2021年から市場に出回っている2世代目だが、ヨーロッパではもはや公式には販売されていない!
そんなことは問題ではない、と熱烈なスバルファンは言うだろう。なぜなら、つい最近、スバルが計画中の「S210 WRX STi」のほぼシリーズスタディモデルに近いものを発表したばかりだからだ。どうやら、それは先代よりもパワーが抑えられ、スポーティとは言えないCVTトランスミッションのみが搭載されるようだ。
2リッターターボエンジン(EJ20)は、エンジンブロックが強化されている。さらに、エンジンオイルとトランスミッションオイルのクーラーが標準装備されている。それゆえ、ここ数年で中古の「インプレッサWRX STI」の価格が大幅に上昇しているのもうなずける。「ゴルフGTI」、「BMW M」、「メルセデスAMG」と比較すると、ファンはそれほど多くないかもしれないが、JDMシーンでは特別な「WRX STI」は非常に人気があり、整備の行き届いた個体はなかなか見つからない。
特に希少で、明らかにメンテナンスが行き届いている「WRX STI」が、現在、ディーラー「ディービーパフォーマンスカーズ(DB Performance Cars)」が顧客に代わって出品している。デニス バウムガートナー氏は、今やこの世界では名の知られた存在となっている。同氏は、「三菱エボリューション」から「日産スカイラインGT-R」、そして「スバル インプレッサWRX STI」の全シリーズに至るまで、人気の高い日本車を扱っている。「ディービーパフォーマンスカーズ」では、販売に加えて、日本からの特別な車両の輸入やメンテナンスも行っている。
ドイツでは正式に販売されていない現在の在庫の目玉のひとつが、ここに紹介する「スバル インプレッサWRX STi Spec C RA-R」だ。耳慣れない言葉に聞こえるかもしれないが、これはドイツでは正式に販売されていない、最も人気の高い特別な「インプレッサ」モデルのひとつだ。「インプレッサWRX STi」を極めようとするなら、そのテーマを深く掘り下げる必要がある。なぜなら、これほど多くのバージョン、モデルイヤーの更新、特別モデルが存在する車は他にほとんどないからだ。
概要を説明すると、1992年から2013年までの間に、「スバル インプレッサ」は3世代あり、それぞれに「WRX STi」がトップモデルとして存在していた。しかし、これらの世代は製造年によって異なるバージョンに分けられていたため、ファンでも把握するのが難しい場合もある。簡単に説明するなら、初代は1992年から2000年まで(WRX STiは1994年から)、2代目は「GD」の略称で2000年から2007年まで、3代目は「GR」の略称で2007年から2014年まで販売されていた。
スペシャルエディションのSpec C RA-Rは日本限定モデルで、特徴的なリアウィングがないのが特徴だ。ここで紹介する「WRX STi」は2代目、さらに言えば最後のシリーズで、ファンからは「ホークアイ(鷹の眼)」と呼ばれている。すでに明らかになっているように、ここで取り上げるのは、ドイツではすでにエキゾチックな存在となっている“普通”の「WRX STi」ではなく、かつてのトップモデルである「Spec C RA-R」だ。この特別仕様車は300台限定で、日本のみで販売され、ボディカラーは「ピュアホワイト」、「スピードイエロー」、「WRブルーマイカ」の3色だった。
320馬力、70kgのダイエットドイツ仕様の「WRX STI」と比較すると、この特別仕様車はいくつかの点で最適化されている。例えば、2リッター4気筒(EJ20 T20C)エンジンには強化エンジンブロックが搭載された。標準の280馬力ではなく、工場出荷時の出力は320馬力だ。同時に、レブリミットは8000rpmに引き上げられ、フロントアクスルには6ピストンブレンボ製ブレーキキャリパーが取り付けられ、LSリヤアアクスルディファレンシャルと異なるレシオのステアリングシステムが取り付けられた。そして何よりも、この「インプレッサ」は通常の「WRX STI」と比較して70kg軽量化されている。
ドライアイスで下回りが洗浄されている。
ちなみに、このモデルは特徴的なリヤスポイラーを失っていると思っている人は、部分的にしか正しくない。なぜなら、「Spec C RA-R」はリヤスポイラーなしで、代わりに奇抜なルーフベンチレーターを装備して工場から出荷されたからだ。
バウム ガートナー氏によれば、40馬力アップと70kgの軽量化という組み合わせは、他の「WRX STI」ではメーカーオプションとして用意されていないため、このモデルはスバル車の中でも最高の運動性能を誇る一台であるという。
今回紹介する車両は、もともと日本から輸入されたもので、すでにドイツのナンバープレートが取り付けられている。
広告の説明によると、車の状態は平均以上であり、129,100kmという走行距離の割には、外観にも内装にもヤレは見られない。冬の間は運転されていなかったという。
Spec C RA-Rは、これくらいの価格でなければいけないドイツにおける唯一の欠点は、残念ながらこの希少なインプレッサは右ハンドルであるということだが、それでも構わないという人には、他のどのカーショーでもお目にかかれない本物のラリーレジェンドがここにある。
ただし、72,990ユーロ(約1,200万円)の予算を用意できることが条件だ。なぜなら、限定300台のこの特別仕様車の価格は、そのくらいになるはずだからだ。この価格なら、ほとんど乗られていない、「ポルシェ ケイマンGTS」や「997」シリーズの「911」も手に入るが、スバルと比べると、これらはれっきとした量産車だ。
結論:もちろん、特別なスバル車がバーゲン価格で手に入ることはないが、1,390kgの軽い車重に320馬力の大きなパワーの組み合わせは魅力的である。それに加えて、「WRX STi Spec C RA-R」はドイツでは非常に珍しい車だ。ただ、ハンドルが右側にあることに慣れる必要があるが、それは大きな問題ではない。
Text: Jan GötzePhoto: DB Performance Cars
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