もくじ
ー 接続不良により電気系統が失われる
ー 英国で31万台がリコール対象に
接続不良により電気系統が失われる
英国当局(DVSA)は、深刻な電気系統トラブルの存在を隠していたことが死亡事故につながったとしてBMWを非難した。
DVSAによれば、BMWは電気系統が失われる問題を2014年時点で19件認識していたにも関わらず、適切な情報提供を怠っていたとのことだ。
この問題の存在はBBCの番組やDVSAによる調査で発覚した。これは2007年3月から2011年9月に生産された1シリーズ、3シリーズ、Z4、X1など31万2000台に影響する問題だ。
BMWによれば、このトラブルは「配線に問題があり、走行中の振動の影響でプラグが破壊され電源供給が失われる」ことによるものだという。つまり、バッテリーとヒューズボックスの接続が途切れ、エンジンが停止するとともにブレーキランプやハザードランプがなどが一切点灯しなくなるのだ。
2016年12月、66歳の元整備士であったナラヤン・グルングがフォード・フィエスタを運転中、このトラブルで暗闇に停止していたBMWを回避するため木に衝突して死亡した。
この件について、BMWは早期に対策を施し死亡事故を防ぐことが可能であったと指摘されている。BMWは2011年の時点でこの問題についてのクレームを受けている。
英国で31万台がリコール対象に
しかしDVSAがこの問題を認識したのは2014年10月に消費者からの通報があってからだ。その時点でおよそ37万台が同様の問題を抱えていたが、BMWは通常の保証においてわずか5台前後を修理したのみであった。
BMWは2017年4月に英国国内の3万6410台のリコールをおこなった。現在ではその対象が31万1800台まで拡大されており、無償で修理が行われる。今後数週間以内にオーナーへの通告が行われ、2時間以内で修理は完了する。
英国でのリコールが発表されるまでになぜそれほどの時間を要したのか、BMWに対し説明を求める圧力が高まっている。2016年2月、DVSAのエンジニアであるアンドリュー・チューダーは、BMWのサプライヤー・クオリティ・エンジニアであるマーク・ヒルに対し「われわれは死亡事故を望まない」と伝えていた。BMWは米国では2013年に50万台を、オーストラリア、カナダ、南アフリカなどでも少数をリコールしている。
DVSAによれば、虚偽の情報が伝えられていたということもあるが、英国ではメーカーがリコールするかどうかについて法的拘束力がないことが問題だとのことだ。
BMWは、英国で大規模なリコールが行われなかった理由は英国仕様とその他の市場向けとでは、ハンドルの左右を含め多くの技術的違いがあることだという。同社はそれぞれの市場における気候を考慮に入れた上で、各車種を調査するとのことだ。
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