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「86&BRZ中古車購入完全ガイド!」プロが指南する中古車の相場観と購入時の注意点とは?

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「86&BRZ中古車購入完全ガイド!」プロが指南する中古車の相場観と購入時の注意点とは?

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久々にトヨタが手がけたFRスポーツモデルということで、話題をさらった86&BRZ。その人気は全く衰えず、チューニングパーツも豊富に出回っている状況だ。しかし、時が流れるのは早いもので、発売開始から7年以上が経過した。中古車市場にも在庫が豊富に流通しており、まさに今が狙い目といっても過言ではない。

「流通している台数が多いので程度もピンキリ。走行距離8~10万km程度の前期型だと相場は110万~140万円とお求めやすい状況ですね。ただ、前期型でもアプライドDの走行距離が少ない車両は200万円程度のプライスを付けることもあります。対して、後期型のアプライドEは200万円台前半から見つかるので、そちらのほうがオススメです」と指南するのは86/BRZ専門店『8&B HMR』の石川代表。後期型はファイナル変更やリヤまわりに補強を実施するなど正常進化を遂げており、よりお得感が大きいというわけだ。

ちなみに86とBRZの相場はほとんど変わらず、ATモデルはMT車より20~30万円安い相場観だという。せっかくなので、同店が保有するストックカーの中からオススメの個体を2台ほどピックアップしてもらうことに。ちなみに、在庫車両についてはYouTubeで詳しい紹介動画がアップされているのでそちらも要チェックだ。

まず1台は、2012年式のBRZ(2.0S/6MT)。走行距離は9万4600kmで、カラーは人気のパールホワイト。装備はSTIフロントリップ、純正リヤウイング、HDDナビ、レイズ18インチアルミホイール、フジツボ・マフラー、ブリッツ車高調、前後タワーバーとライトな内容となる。気になる車両価格は150万円だ。

もう1台は、2012年式の86(2.0GT/6MT)。走行距離:7万100kmで、カラーはパールホワイト。装備はグラムライツ18インチホイール、新品タイヤ、ZELEパフォーマンス・カーボンリップ/カーボンサイドステップ/リヤマットガード/リヤウイング、トラスト・マフラー、社外ヘッドライト、クリアテールと、一通り手が入った個体だ。車両価格は178万円となる。

また、購入時の注意点を聞いてみると「壊れにくいクルマなので、多少走行距離が伸びていてもあまり神経質になることはないと思います。ただし修復歴があるクルマは見極めが必要。ちゃんと直されていれば良いのですが、パネルだけを修理してフレームはそのままというケースもあります」とのこと。

続けて「前期型はサスやマフラーがアフター品に交換されているクルマも多いですが、どんなパーツが付いているかは確認しておきたい。ダンパーが抜けていたり、車検に通らないヘッドライト&テールランプが付いていることもありますから。販売車両がどんな状態なのか、きちんと説明できるお店を選ぶことも大事だと思います」。

今回は具体的なチェックポイントも指南していただいたので紹介していこう。

CHECK1:エンジンのオイル漏れ

初期型でありがちなのがヘッドカバーとブロックの合わせ目からオイルがにじみ出るケース。オイルが滴って焦げ臭い匂いがすることも。最悪、車両火災に繋がり兼ねないだけに対策しておきたい。ちなみにバルブスプリングの設計不良によるリコールが出た初期型(平成24年~25年初頭)では、その修理をする際にパッキンをリフレッシュしているケースが多いそうだ。

CHECK2:ドライブシャフトのブーツ切れ

ドライブシャフトのブーツからグリスが溶け出してにじみ出ることがある。特にマフラーが近くを通る助手席側が、高熱の影響でダメージを受けているケースが多い。そのまま放置すると内部のベアリング破損やシャフトが折れるトラブルに発展する恐れがある。8&B HMRではリビルト品にASSY交換する。

CHECK3:デフマウントブッシュの亀裂

サイズが大きい上に穴あきタイプとなっているデフマウントブッシュも弱点のひとつに挙げられる。駆動力が掛かった際にねじれが発生し、亀裂が入ってしまうことがある。特に左側のブッシュが切れていることが多い。ブッシュのよれを抑える専用カラーを入れるのも有効だ。

CHECK4:電動ミラーの動作不良

助手席側の電動ミラーが格納しないトラブルも有名だ。特に初期型に多い症状だとか。走行する上で支障が出るわけではないが、駐車時に閉まらないのはかなり不便。購入時はちゃんと作動するかチェックしておきたい。

CHECK5:フロントバンパーのズレ

バンパーが下にズレてしまうトラブルもありがち。これはバンパーを固定している樹脂部品(バンパースペーサー)のクリップが弱いのが原因。脱着を繰り返していると隙間が増えてしまうのだ。また初期型はテールランプ内が浸水することもある。

CHECK6:ルームミラーの劣化

こちらも初期型に多い劣化ポイント。ルームミラーの縁が濁ってきてしまうのだ。そのままでは後方視界に影響が出るし、見た目的にもイマイチ。ただ、社外のワイドミラーを被せれば気にならなくなるため、そこまで神経質になる必要はないだろう。

これらのポイント以外で重要なのが、中古車購入時の保証内容。スポーツカーという性格上、ミニバンやSUVよりもハードな使われ方をしているのは当然のこと。万が一の故障やトラブルに見舞われた際、どれだけ手厚い保証が付いているのかが肝心となる。

8&Bでは購入から1年間、距離無制限のグー保証を無償で全車に付けている。その対象はエンジン&ミッションをはじめ330項目にも及び、万が一のトラブルがあっても修理費が掛からない上に、ロードサービス代金まで保証してくれるというから安心感が違う。その他、6ヶ月ごとの無料点検サービスを行っている他、納車時にはすべての車両にクリスタルキーパーコーティングを施工するなど、そこまでやるか?というほどの充実サービスぶり。

専門店ならではのノウハウも豊富で、メンテナンスはもちろんアフターパーツの取り付けにも対応するなど、末長く付きあえるのもうれしいかぎりだ。

●取材協力:8&B HMR 東京都武蔵村山市残堀1-38-2

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みんなのコメント

7件
  • 新車で買った方が良いと思う。
    6mtなら、そこそこのリセールバリューは有るでしょう。
  • 10万キロ目前の車が100万超えるのか。
    4人乗れるFRのMT車が他に無いから割高になるのは仕方ないか。(現行車の話な)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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