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話題の新型「グラディエーター」2020年に日本導入!? 世界中でなぜ人気なのか

■ジープ新型「グラディエーター」ってどんなクルマ?

 2018年11月に開催されたロサンゼルスモーターショーでの発表以来、日本でも注目を集めたジープ「グラディエーター」。同社「ラングラー」のボディに荷台を付けたそのモデルは、ジープブランドでは久しぶりのピックアップトラックです。

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 グラディエーター(剣闘士)の名を冠したモデルは、じつは1960年代から1970年代にかけても存在しました。ジープ「ワゴニア(チェロキーの先祖)」 のボディをベースにしたピックアップトラックで、1971年までその名で販売していました。

 以降はジープトラックなどと呼ばれ、フォード「F150」の良きライバルだったのです。1988年で一旦、生産が中止されますが、30年ぶりに市場に復活します。

 直近で生産されていた「コマンチ」の生産終了から計算しても、実に26年ぶりにジープが発売したピックアップトラックとなります。

 日本にはまだ正規モデルは導入されていませんが、並行輸入モデルはすでに販売されています。今回、都内で輸入車販売を手がけるファイブスター東都が輸入した車両を、いち早くチェックする機会を得ました。

 アメリカ本国でのグラディエーターには「スポーツ」「スポーツS」「オーバーランド」「ルビコン」「ノースエディション」の5グレードが設定されていますが、現状でファイブスター東都が国内に輸入しているのは「スポーツS」と「ルビコン」のふたつ。今回、実車を見たのは、セカンドグレードの「スポーツS」となります。

 ファイブスター東都は、都内でFCA(ジープ)の正規ディーラーも数店舗展開していますが、どうして並行輸入のグラディエーターを入れたのでしょうか。ジープ武蔵野の木戸康晴さんに聞いてみました。

「昨今はジープブランドのクルマも世の流れに沿って、環境を意識したものへと変化しつつあります。近々には、PHVモデルも登場するといわれています。

 そんななかで、古き良きジープの香りと力強い走りを楽しめるグラディエーターを、いち早く日本の皆様にも楽しんでいただきたいという想いから、今回このモデルを導入させていただきました」

※ ※ ※

 ちなみに同社が入れたのはスポーツSとルビコンを合わせて、約10台。まだ入れたばかりで認知がされていないということもあってか、年末時点ではルビコンが1台売れただけだのようです。

 都内では駐車スペースの問題もあり、やはり全長の長いグラディエーターはなかなか敷居が高いようだと、木戸さんはいいます。

 実車に近寄ってみると、やはり「長い!」という印象を受けます。「ラングラーアンリミテッド(JLスポーツ)」と比較してみると、グラディエーターが全長5539mm×全幅1875mm×全高1933mm、対するラングラーは全長4320mm×全幅1895mm×全高1825mm。

 全長が1m以上も長いのです。ダブルキャブに実用的な荷台を架装しているところが、大柄になった要因となっています。

 外回りをチェックすると、フロントグリルや前後バンパー、リアコンビネーションランプの意匠が、ラングラーのものとは異なっていることが分かりました。

 面白いのは、リアバンパー下にトレーラーけん引用のヒッチメンバーが標準で装着されていることで、さらにトレーラーのブレーキ用のソケットも標準装備となっています。こういった部分はいかにもアメリカらしいです。

 インパネ回りはラングラーとほぼ共通です。ただ、日本に輸入した段階で、車両後部を確認するためのカメラと専用モニターが追加されています。オーディオは外部のガジェットとリンクさせられるマルチオーディオで、Apple CarPlayやAndroid Autoの使用が可能になっています。

 これもアメリカらしいなと感じたのは、運転席のサンバイザーに、ガレージの扉のリモコンとリンクさせるボタンが付いていることです。

 日本では高級住宅で見かけることの多い扉付きのガレージですが、アメリカなどではスタンダード。やはりこうした装備は必需品なのでしょう。
 
 さらに頭上を見上げると、ラングラー同様のループトップを脱着するためのロックレバーが付いていました。「一度外すと雨漏りが酷い」と評判のルーフトップですが、晴天率の高いカリフォルニア辺りでは嬉しい装備なのでしょう。

 ちなみにグラディエイターはラングラーをベースに造っているため、ドアの脱着も可能で、スケルトンボディの状態で走行することができます。2020年に登場するグラディエーター軍用版「XMT」がこの状態なわけです。

■パワートレイン、4WD性能、使い勝手はどう?

 目に付いたのは、トランスファーのレバー。スポーツにはまだ、ラングラーのJKで使われていた「コマンドトラック4×4」が使われています。

 この四駆システムはいわゆる一般的なパートタイム4WDですが、オーバーランドにも同じシステム、ルビコンには ラングラーのJL・ルビコンと同じ「ロックトラック4×4」を使っています。

 ロックトラック4×4には、乾燥した舗装路でも安心して走れるフルタイム4×4モードが付いているほか、最終減速比を4.10とローギアードに設定しており、オフロードにおいても強力な駆動力を発揮するようになっています。重いトレーラーをけん引する場合などにも適しているといえるでしょう。

 エンジンは3.6リッターV型6気筒ペンタスターエンジンという、ジープではお馴染みのユニット。これに8速ATが組み合わされます。

 ちなみに本国では、ルビコン(8速AT)を除くすべてのグレードが、6速MTとなっているのが、このモデルのキャラクターを表しているといえるでしょう。

 サスペンションを見てみると、前後コイルリジッドアクスル式で、ラングラーと同じ形式のものを採用していますが、リアは多少異なっていました。

 ホーシングを支えるトレーリングアームがラングラーよりも長く、しかも直線的な形状をしています。これは荷台に荷を積んだときの耐荷重を考慮してのことでしょう。

 通常ピックアップトラックは、リアサスペンションにリーフスプリングを採用していることが一般的です。これはリーフスプリングがトレーリングアームの代用となって、サス構造自体をシンプルにできるのと同時に、耐荷重性能を確保するのが容易だからです。

 トヨタ「ハイラックス」などはまさしくそれですが、あえて3リンクのコイルリジッドを採用したところに、FCAの志の高さを感じます。

 もしかすると、将来、軍での制式採用を見据えての深慮遠謀だったかもしれません。今回、試乗は叶いませんでしたが、おそらくピックアップトラックとは思えない乗り心地の良さとハンドリングを実現していることでしょう。

 さて気になる居住性ですが、前席はラングラーアンリミテッドとほぼ変わりません。シートはスポーツSがファブリック、ルビコンにはレザーが採用されています。

 前席にはセミバケットタイプが奢られ、後席もトラックらしからぬシートが付いています。ハイラックス同様に後席は3人がけですが、中央席は明らかにグラディエーターの方が快適そうに見えます。

 ただし後席にリクライニング機構は付いておらず、かつてのラングラーJK 同様に、同じ角度で長時間ドライブを耐えなければなりません。

 ちなみに6:4分割式でシングルフォールディングが可能です。荷台に積むには不安な物を、車内に入れておくことができます。後席後ろには小さな四角い窓が付いており、換気および荷台とのコミュニケーションが可能です。

 荷台に回ってみると、アコーディオン式のトノカバーが標準となっています。カバーをめくると、波状ステップのお馴染みの荷台が現れます。

 グラディエーターの荷台は、F150などアメリカでもっとも人気のクラスと同等の大きさで、1600ポンド(約725kg)の最大積載能力を持っています。

 長さ的には、アオリを倒して250ccクラスのオフロードバイクが積載できるくらいでしょう。アウトドア派なら、ここにカヤックやMTBなどを積んで走りたいという欲求に駆られるはずです。

 グラディエーターは、ほかのスポーツピックアップトラックと比べても、全身にラギッドな雰囲気をたたえた魅力的なモデルです。

 ちなみにファイブスター東都での車両本体価格(本国標準仕様の価格)は、スポーツSが568万円から、ルビコンが648万円からとなっています。これに別途、オプションと日本仕様改善費用が加算されます。

 じつは2020年に、FCAが正規モデルを日本に入れる予定という話も漏れ伝わってきます。

 仕様などはまったく分かりませんが、ラングラー同様にそれなりの装備を付けた状態で入ってくるでしょう。

 昨今は為替の関係で、並行輸入車の価格的なアドバンテージも減っていますが、いち早く本国モデルに乗れるという魅力は十分にあります。

 保証期間は正規モデルよりも短い1年間になりますが、正規モデルのメインテナンスをおこなっているファイブスター東都であれば、アフターサービスの点でもさほど不安はありません。

 大きさに余裕のある駐車場を確保できるという人は、ぜひこのグラディエーターに乗ってみてはいかがでしょうか。

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