現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホイールディスクのデザイン次第でクルマの印象は180度変わる! じつは見た目だけじゃなく機能面でも重要な要素だった

ここから本文です

ホイールディスクのデザイン次第でクルマの印象は180度変わる! じつは見た目だけじゃなく機能面でも重要な要素だった

掲載 17
ホイールディスクのデザイン次第でクルマの印象は180度変わる! じつは見た目だけじゃなく機能面でも重要な要素だった

 この記事をまとめると

■自動車用のホイールのリムを支える円盤状の部分を「ホイールディスク」という

言葉は難しいし数字だらけでわかりにくい! 「素材・製法・構造・サイズ」までいまさら聞けないクルマのホイールの基本のキ

■ホイールディスクのデザインがホイールの表情を決める

■ホイールディスクのデザインには大きくわけて4つのスタイルが存在する

 ホイールのもっとも重要なパートが「ホイールディスク」

 自動車用のホイールは、タイヤをはめ込むリムの部分と、そのリムを支える円盤状の部分で構成されている。この円盤状の部分を、ホイールディスクという。

 車軸とタイヤの間に働く力は、このホイールディスクに支えられているので、剛性・強度が非常に重要な部分になる。

 同時に、このホイールディスクがホイールの表情を決めるので、ホイールディスクのデザイン、カラーがホイールの商品性をもっとも左右するといってもいい。そんなホイールディスクのデザインだが、大きくわけると4つのパターンがある。

 スポークホイール

 5~7本、あるいは8本以上(マルチスポーク)の細長い棒=スポークで構成されるタイプのホイールディスク。シンプルなデザインで、軽さと剛性を両立させやすい。放熱性も高く、スポーティな車種との相性がいい。

 メッシュホイール

 メッシュホイールは、スポークが網目状(メッシュ)にレイアウトされてるタイプのホイールディスク。スポーティでありつつ、高級感や大人っぽさも表現しやすく、セダンやSUV、ミニバンなどに向いている。

 ディッシュホイール

 ディッシュホイールは、ホイールディスクが円盤状に広がっていて、基本的にスポーク部がないデザインになっている。スポークのように線ではなく、面で表情が作れるので、個性を発揮しやすいが、重量面では不利。車重の重いクルマや、SUVに似合うとされる。

 フィンホイール

 フィンホイールは細いスポークを20~30本とたくさん使っているホイールのこと。スポークが細いので繊細さがあり、ラグジュアリカーやレトロな感じのクルマに似合うホイールディスク。

 ディスクがセットされる位置でも印象はガラリと変わる

 また、ホイールディスクは、その取付位置でリムの深さも変わってくる。

 深い奥行きを出すために、リムの深さが深いディープリムに対応するのは、「O Disk」と呼ばれ、ビッグキャリパーの装着を前提に、ホイールディスク裏のスペースが深く確保されているのが「R Disk」。その中間の標準的なホイールディスクの位置が「A Disk」といわれている。

 これらとは別に、グループCのレーシングカーには、ホイールの表面にフラットなディスクを装着して、空気抵抗を低減させるエアロホイールが採用されていた。

 タイヤは大きな回転体なので、タイヤの周囲はかなり空気の流れが乱れやすい。そこで、タイヤとホイールによる乱気流を減らすために、ホイールリムカバーが考案された。

 このホイールリムカバー、空力的には優れていたが、ブレーキの冷却性に難があり、タイヤ交換作業にもデメリットがあったので、数年で衰退……。

 余談だが、ホイールハウスがCdに与える影響は大きいので、Cカーではリヤのタイヤやサスに直接風が当たらないよう、リヤタイヤをスパッツで覆い隠し、Cdを低減するデザインも取り入れられた。量産車では、ホンダの初代インサイトがリアスパッツを採用している。また、リヤスパッツは、リヤのダウンフォースも最大30%もアップすることもわかっている。

 市販車用のホイールでも、ボルクレーシング370や、ホシノインパルのプロメッシュグループCは、このグループCカーのエアロホイールのテイストを取り入れたデザインで注目を集めた。

 一方で、2022年にF1マシンのタイヤが13インチから18インチにサイズアップした際、F1のホイールにホイールリムカバーが復活(F1も1990~2009年にホイールリムカバーを装着していたが、2010年以降禁止されていた)。

 もしかしたら、市販車用ホイールでも、今後ホイールリムカバーが流行りだすかもしれない⁉

文:WEB CARTOP 藤田竜太
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

日産「キャラバン」オーテックに新ラインアップ 仕事に、レジャーに役立つアクティブ仕様
日産「キャラバン」オーテックに新ラインアップ 仕事に、レジャーに役立つアクティブ仕様
グーネット
注目モデル最新購入情報[2025夏版]《新型ムーヴ》
注目モデル最新購入情報[2025夏版]《新型ムーヴ》
グーネット
ホンダ「シビック」 ボディがより美しく!新塗料でツヤ感&耐久性アップ
ホンダ「シビック」 ボディがより美しく!新塗料でツヤ感&耐久性アップ
グーネット
レクサス 最高級ミニバン「LM」がグレードアップ 静けさと快適性にさらなる磨き
レクサス 最高級ミニバン「LM」がグレードアップ 静けさと快適性にさらなる磨き
グーネット
【2025年最新】“夏のドライブ”人気スポットランキング!この夏行くならどこ?
【2025年最新】“夏のドライブ”人気スポットランキング!この夏行くならどこ?
グーネット
キャンプ好き必見!日産「キャラバン」に黒コーデのワイルド仕様がラインナップ追加
キャンプ好き必見!日産「キャラバン」に黒コーデのワイルド仕様がラインナップ追加
グーネット
ホンダのオイル交換はどこがお得?時期・費用・依頼先をまとめて解説
ホンダのオイル交換はどこがお得?時期・費用・依頼先をまとめて解説
グーネット
新型RAV4は値上がり必至!! だったら現行モデルの中古がいいじゃない!! 狙い目グレードは何?
新型RAV4は値上がり必至!! だったら現行モデルの中古がいいじゃない!! 狙い目グレードは何?
ベストカーWeb
キス × ニューバランスによるコラボスニーカー「Kith & New Balance 204L」が登場!──GQ新着スニーカー
キス × ニューバランスによるコラボスニーカー「Kith & New Balance 204L」が登場!──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
ボルボ「新SUV」発表! 「XC40」に“50万円安い”新たなエントリーグレード「Essential B3」を追加!
ボルボ「新SUV」発表! 「XC40」に“50万円安い”新たなエントリーグレード「Essential B3」を追加!
くるまのニュース
キミが戦うべきフィールドはそこか!? 三菱 デリカD:5アーバンギアとは何なのか!?
キミが戦うべきフィールドはそこか!? 三菱 デリカD:5アーバンギアとは何なのか!?
ベストカーWeb
セイコーの限定ゴールドクロックで世界陸上の熱気を楽しむ!2025個だけの特別デザイン
セイコーの限定ゴールドクロックで世界陸上の熱気を楽しむ!2025個だけの特別デザイン
VAGUE
ロバンペラ、勝田のトヨタ勢がシェイクダウン1-2発進。ヌービルが続く/WRCエストニア
ロバンペラ、勝田のトヨタ勢がシェイクダウン1-2発進。ヌービルが続く/WRCエストニア
AUTOSPORT web
三菱「デスティネーター」登場! 新型パジェロ級SUVが世界進出!! 日本にも欲しい魅力と注目スペック
三菱「デスティネーター」登場! 新型パジェロ級SUVが世界進出!! 日本にも欲しい魅力と注目スペック
ベストカーWeb
「リッター111km」も走れる「究極のエコカー」に反響多数! 「カブかよ」「給油いらないのサイコー」 全長3.9m“5ナンバー”サイズの「スーパー低燃費マシン」XL1が英で落札
「リッター111km」も走れる「究極のエコカー」に反響多数! 「カブかよ」「給油いらないのサイコー」 全長3.9m“5ナンバー”サイズの「スーパー低燃費マシン」XL1が英で落札
くるまのニュース
鮮烈な“イエロー”がカッコいい! 人気の原付二種スクーター ヤマハ「シグナスグリファス」に新色登場 販売店に寄せられる反響とは
鮮烈な“イエロー”がカッコいい! 人気の原付二種スクーター ヤマハ「シグナスグリファス」に新色登場 販売店に寄せられる反響とは
VAGUE
ランボルギーニ『テメラリオ』初のレーシングカー発表に「今っぽくなった」「覇権取れる」SNSは興奮の渦
ランボルギーニ『テメラリオ』初のレーシングカー発表に「今っぽくなった」「覇権取れる」SNSは興奮の渦
レスポンス
2025年は豊田市街地ナイトSSSが登場! WRCラリージャパン詳細発表で判明した新ステージ&観戦ガイド
2025年は豊田市街地ナイトSSSが登場! WRCラリージャパン詳細発表で判明した新ステージ&観戦ガイド
ベストカーWeb

みんなのコメント

17件
  • evo********
    夏冬タイヤを交換する人は、持ちやすい形状のがおすすめ。洗車時にも楽だよ。
  • CKT工房
    無駄に大きいホイール、不明輸入タイヤ、ブレーキは小さいスカスカ仕様
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

335 . 5万円 372 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12 . 8万円 298 . 0万円

中古車を検索
ホンダ インサイトの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

335 . 5万円 372 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12 . 8万円 298 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村