両親の英才教育がネオクラ好きの若者を増殖させる?!
昭和後期から平成前期にかけての1980~1990年代に生産されたクルマは、ネオクラシックと呼ばれています。最近、20歳代の若者たちの間で、にわかにこの“ネオクラ”系が流行の兆しを見せています。当時を知らない世代が、なぜこの時代のクルマに惹かれるのでしょうか?
18年かけて辿り着いたトヨタ「アリスト」は、ショッキングピンクの内装でド派手コーデ! こだわりのブリフェン加工とBBSホイールの組み合わせも絶妙
20歳にして初代アリストオーナー!その前は3代目クレスタを所有
1994年(平成6年)式のトヨタ「アリスト」のオーナーである立川陸人さんは、25歳だ(取材当時)。現在の愛車は5年ほど前に見つけ出した、フルノーマル、1オーナーの車両である。つまり、20歳ごろからすでにアリストのオーナーとなり、その前には3代目トヨタ「クレスタ(GX81系)」を所有していたという根っからのネオクラ好きだ。
「僕のクルマの趣味は、完全に父親の影響ですね(笑)。子供のころに父が乗っていたあの時代のクルマに憧れていました。なので、アリストを入手するときには、ソアラ(30系)やシーマ(Y32系)も候補に挙げていたのです。そのなかでも、たまたま近場で程度良好な個体が見つかったのが、このアリストでした」
子供の人生を狂わせた(?)素晴らしい父上は、現在は6代目トヨタ「マークII」(JZX81系)を所有されているそう。
「ツインターボのマークIIなので、これもいつかは僕が譲ってもらう予定でいます(笑)」
カーライフの英才教育が、見事に実を結んだ立川ファミリーである。
純正パーツを主体にラグジュアリースタイルへと進化
入手したアリストは、車庫保管、走行は6万5000kmほどのフルノーマル車だった。立川さんはそれを「Jラグ」系へと落とし込み、少しずつ進化させている。Jラグとは、アメリカのカスタムカルチャーのひとつであるラグジュアリー系の日本版だ。簡単に言えば、車両を煌びやかに豪華絢爛にする手法であり、日本車をベースとしたのがこのスタイルである。
貴重なノーマル車に改造を施すなんて、という声が聞かれるかもしれないが、楽しみ方は千差万別。立川さんも、ただ闇雲にカスタムしているのではない。雑誌を含めたさまざまな媒体を使ってアリストそのものの情報を入手し、車両の歴史と当時のカスタムシーンを学びながら、現在のスタイルを楽しんでいる。
「足まわりを変えてナンバーフレームを装着しているので、カスタム感が強いかもしれませんが、じつは外装や内装は純正品を多用しています。僕の車両は前期型ですが、リヤバンパーは北米レクサスGS300と同じ、全長が長い後期型に変更しました。内装も、前期型では設定がなかった後期用のドリンクホルダー付きセンターコンソールに変えたり、純正の木目パネル、サンルーフ、空気清浄機、ごみ箱も備えています」
アリストの素性はレクサス「GS300」であり、トヨタのEセグメントを代表する高級セダンであった。これをしっかりと理解したうえでカスタムも楽しむ。立川さんは、素晴らしい20歳代のネオクラオーナーなのであった。
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