ベントレーのビスポーク部門、ベントレー マリナーは、ジュネーブモーターショーが中止になったのを受け、ショーで初披露を予定していた新型車「ベントレー マリナー バラカル」を公開した。
マリナー バラカルは、オープン2シーターボディを持つグランドツアラー。デザインは、ベントレー100周年を記念したエクスペリメントカーである「EXP 100 GT」にインスピレーションを受け、優雅さとスポーティ感を融合したバルケッタフォルムに仕上げた。なお車名のバラカルは、メキシコのユカタン半島にあるバラカル湖を由来とする。
マリナー バラカルは長い経験を持つベントレー マリナーが原点に立ち返り、目の肥えた限られた顧客に向けて開発したとのこと。コクピットは、ドライバーとパッセンジャーを包み込むラップアラウンドデザインにより、2シーターのキャラクターが鮮明に打ち出している。
インテリアのレザー素材には最高級のBelgaレザーを採用。さらにBelgaレザーは、ベントレー伝統のセミグロスレザーと天然ウールに丁寧に縫い合わされ、「トーン・オン・トーン」と呼ばれる配色効果をもたらしている。ダッシュボードには、独特の黒みが美しく、サステイナブルな木材であるリバーウッドを採用。ステアリングホイールコントロールやメディアコントロール、クライメートコントロールには、手が滑りづらいローレット加工が施され、ディテールにも細心のこだわりが貫かれている。
一方、座席後方には、140年の歴史を誇るイタリアのスケドーニ製の特注トラベルケースがぴったりと収まるようにデザインされている。
エンジンは、6リッターW12気筒エンジンを搭載。スペックは、最高出力659ps、最大トルク900Nmまで強化され、アクティブAWDシステムにより前後輪へと適切なトルク配分が行われる。
なお、マリナー バラカルの生産台数は世界でわずか12台に限定され、すでにすべて受注済みとのことだ。
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みんなのコメント
せっかく安かったら買おうと思ったのに(笑)