■力強さと自然美が融合した、セレナ「キタキツネ」
近年のミニバン市場を見渡すと、SUVテイストをもったアウトドア向けのミニバンは、三菱「デリカD:5」がほぼ孤軍奮闘している状態。
しかし振り返ってみると日産でもかつて、さまざまなアウトドア志向のモデルを用意していました。今こそ日産で復活して欲しい“SUVミニバン”の歴史をあらためて振り返ります。
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日産は1994年、現在の主力ミニバンとなる「セレナ」の初代モデル(C23型/1994年のマイナーチェンジ前は「バネット セレナ」)に、アウトドア志向のユーザーに向けた特別仕様車「キタキツネ」を発表しました。
北海道を代表する動物“キタキツネ”の名を冠したモデルは、力強さと自然への親和性を象徴するデザインが特徴的でした。
専用のフロントグリルガードやアルミ製アンダーガードを装備することでフロント部分に力強い印象を与えるとともに、都会的なデザインのミニバンにアウトドア仕様車としての個性を追加して、当時注目を集めたモデルです。
内装は専用シート地&トリムとし、フロアトリムには撥水処理を加えたりすることで、耐久性と実用性も高められていました。
駆動方式にはFR(後輪駆動)と4WD(四輪駆動)の2種類を用意。FRモデルには2リッターのディーゼルターボエンジンが搭載され、5速MTと組み合わせて力強い走行性能を叶えていました。
一方4WDモデルには2リッターのガソリンエンジンが採用され、4速ATと組み合わせることで、雪道や悪路でも安定した走行を可能にしました。
1994年11月には「キタキツネ 雪ん子ぱっく」という寒冷地仕様の特別モデルも登場。
キタキツネ 雪ん子ぱっくはその名が表すとおり、寒冷地向けにシートヒーターやスタッドレスタイヤなどが特徴で、冬季の厳しい環境下でも快適な運転を実現していました。
そんなセレナ キタキツネは、ユニークなデザインと高い走行性能により、アウトドア愛好家やファミリー層に支持されました。
自然との調和を大切にしつつ、実用性と快適性を兼ね備えたこのモデルは、1990年代のミニバン市場で特別な存在感を放っていたのです。
■日産ならではのアウトドア特別仕様車に期待!
FFモデルとして1999年に生まれ変わった2代目セレナ(C24型)にも、2001年と2002年には、有名アウトドアブランド「コールマン」とコラボした「コールマンバージョン1」と「コールマンバージョン2」が登場。
専用のツートンカラーとコールマンのロゴがエクステリアにあしらわれ、防水加工が施されたシートや多目的に使えるラゲッジスペースが装備されました。
コールマン製のキャンプ用品を収納できるスペースも用意され、アウトドアシーンでの使い勝手が向上した一台となりました。
2002年には、さらに進化したセレナ キタキツネの新モデルも登場。初代の特徴を引き継ぎながらも、現代のニーズに応じた改良が施されました。
エクステリアデザインは洗練され、アウトドア仕様車としての堅牢さを維持しつつ、都市部での使用にも適したスタイリッシュな外観となりました。
最新の安全技術や快適装備が搭載され、ドライバーと乗員の利便性も向上したのです。
エンジン性能の向上により燃費効率と環境性能の両立が図られ、4WDシステムは悪路走破性が強化されるとともに、静粛性や乗り心地も改善されました。
同2002年モデルには、アウトドアライフをサポートする専用アクセサリーやオプションも豊富に用意され、キャンプやレジャーに最適な車両として支持されました。
さらに日産は、セレナ キタキツネ以前にも、アウトドア志向の特別仕様車を多数リリースしています。
バネットセレナより上級のミニバンであった「バネットラルゴ」には、「ウミボウズ」や「ヤマアラシ」、「カッパ」といったユニークな名称のモデルが存在。
また1BOXワゴンの「キャラバンコーチ」および「ホーミーコーチ」には、「フウライボウ」と名付けられたモデルも用意されており、日産のアウトドア車両に対するこだわりと遊び心が感じられます。
これらのモデルはいずれも個性的なデザインと実用性を兼ね備え、アウトドアを愛するユーザーに親しまれてきました。
※ ※ ※
近年アウトドア人気はますます高まっており、キャンプや車中泊を楽しむ人々のニーズに応えるモデルの登場が期待されています。
日産が再びアウトドア仕様のモデルを投入すれば、多くのキャンプ愛好者やアウトドアファンの心をつかむことは間違いありません。
特にアウトドア向けミニバン市場は、デリカD:5がほぼ独占している現状です。
日産の技術力とデザイン力を活かした新しいSUVミニバン“新型”セレナ キタキツネとして復活すれば、市場に新たな風を吹き込み、日産復活の足がかりとなるかもしれません。
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