スペインのマドリードが、F1グランプリを誘致することを目指しているのは既報の通りだが、この誘致活動を主導するIFEMA Madridのホセ・ビセンテ・デ・ロス・モゾス理事長が「いつ契約が結ばれるのか分かっている」と語り、開催決定まで秒読み段階に入っていることを示唆した。
マドリードでのF1は近い将来の開催が目指されており、積極的な誘致活動が行なわれている。開催予定地とされているのは、マドリード北東に位置する「IFEMA Madrid」周辺。このIFEMA Madridは1991年にオープンし、見本市やコンベンションセンターとして広く使用されており、その周囲には既存の施設を利用してサーキットの基礎を築くに十分な土地がある。マドリードでのグランプリが実現した場合には、その敷地内をサーキットの一部が通るとも言われている。
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このIFEMAはマドリード市議会、マドリード地域行政、マドリード商工会議所、モンテマドリッド財団からなる公共団体のコンソーシアムによって運営されていて、今年の3月からはF1公式の展覧会“F1エキシビション”が開催されており、好評を博している。
IFEMAのデ・ロス・モゾス理事長は、将来的なマドリードでのレース開催について「いつ契約し、いつ実施されるかは分かっている」と語ったとEuropa Pressが報じている。
「我々は指示されたプロセスに従った。スペイン自動車連盟には最初の段階から報告があり、独占契約を結び、現在契約を進めているところだ」
また彼は、マドリードでのF1開催により地元に5億ユーロ(約774億円)の経済効果をもたらすとし、「ただのレースではなく、ヨーロッパで最高の体験」になると語っている。
現在バルセロナのカタルニア・サーキットは、2026年までスペインGPを開催する契約をF1と結んでおり、マドリードでのグランプリが最終的にスペインGPを引き継ぐのか、それともマドリードGPとして別に開催されるのかはまだ明らかになっていない。
先日、F1公式ポッドキャスト“Beyond the Grid”に登場したF1のステファノ・ドメニカリCEOは、スペインでのF1ブームを認めつつ、マドリードでのレース開催に関してゴーサインは出していないとしていた。
「マドリードが将来的にレース開催を望んでいるのは事実だ」とドメニカリCEOは語る。
「そして今のところ何の決定も下していない。これもF1が健全であることを示す素晴らしい兆候だ」
「そして、このコンペティションは、政治的な議論には全く関与せず、商業的かつ技術的、スポーツ的な議論のみを行なうモノであり、今後2~3ヵ月かけて行なわれる」
「F1のために、我々は正しい決断を下すことになる。それは確かだ」
「しかしバルセロナとの契約がまだ何年も残っていることを忘れてはならないし、バルセロナの今後の対応には本当に満足している」
「そしてもちろん、フェルナンド(アロンソ/アストンマーチン)が信じられないほど好調で、フェラーリにはカルロス・サインツJr.がいる。(スペイン人の)ふたりとも多くのファンを抱えている」
「スペインではテレビの視聴率が驚くほど伸びている。だから、今の市場はとてもとても強力なのだ。このような将来への期待が持てるのは素晴らしいことだ」
スペインでは2008年から2012年にかけて、カタルニアと並んでバレンシアでもグランプリを開催していた。ただ、その舞台となったバレンシア市街地サーキットは現在荒廃しており、大きな成功を収めたとは言えない。
ただドメニカリCEOは、時代が変わったとして、再び同じことが起こる可能性は低いと主張した。
「当時はビジネスがそれほど大きくなかった」とドメニカリCEOは言う。
「(当時は)ヨーロッパ中心のカレンダーだった。今日のカレンダーは世界規模で、もちろんその規模は大きく、レースも増えた」
「しかし、将来的にヨーロッパでも隔年開催制が適用されるレースが見られると思う」
マドリードでF1が開催されることとなれば、ハラマ・サーキットで開催された1981年スペインGP以来となる。
ハラマでのF1は1968年に初開催され、バルセロナのモンジュイック・サーキットと交互にF1を開催した。しかし1975年にモンジュイックで死亡事故が発生したことから、1981年まではハラマでのみスペインGPが開催された。
スペインGPは1986年にヘレスで復活し、1991年以降は現在のカタルニア・サーキットで行なわれている。
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