ムジェロ・サーキットで開催されたMotoGP第9戦イタリアGPの決勝レースは、ドゥカティのマルク・マルケスが勝利した。
イタリアGP予選ではマルク・マルケスが新コースレコードを記録してポールポジションを獲得。スプリントレースでも勝利し、週末を完全制覇しようという勢いで決勝に臨んだ。2番手には弟アレックス・マルケス(グレシーニ)、3番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が並んだ。
■ロレンソ「マルケスはドゥカティ昇格で言い訳の余地が消える」
日本人ライダーは小椋藍(トラックハウス)が21番手、ルカ・マリーニ代役の中上貴晶(ホンダ)は19番手だ。
イタリアGPは週末を通じて非常に暑いコンディションとなっており、決勝は気温31度、路面温度53度という環境で全23周の決勝スタート時刻を迎えた。
スタートではマルク・マルケスとバニャイヤが横並びでターン1に突入し、ターン2でバニャイヤがインにマシンをねじ込んでマルク・マルケスをオーバーテイク。スプリントレースと同じようにバニャイヤによる先導でレースが始まった。3番手にはアレックス・マルケス、4番手にはフランコ・モルビデリ(VR46)とドゥカティ陣営が上位を占めた。
しかしマルク・マルケスはそのままバニャイヤを逃がすことはなく、2周目ホームストレートでオーバーテイク。バニャイヤも抜き返そうとチャージしていった。
バニャイヤはこの序盤でのポジション争いを重視しているようで、3周目にはマルク・マルケスと接触含みのバトルもあった。そのせいでアレックス・マルケスに先行を許してしまう場面もあったが、バニャイヤはすぐにマルケス兄弟を再び抜いて4周目にはトップに返り咲いた。
6周目、ホームストレートでマルケス兄弟とバニャイヤがスリーワイドでポジションを争うと、続くコーナーでアレックス・マルケスが首位を奪った。トップ3の激しいバトルが続く中、4番手モルビデリは約0.5秒差という状況だった。
アレックス・マルケスが先頭に立ったあとは、争いに一旦落ち着きが生まれ、一時は2番手のマルク・マルケスに0.5秒のギャップを開くシーンもあった。
一方でバニャイヤはマルケス兄弟に対してジワリジワリと差をつけられるようになり、0.7秒ほど遅れるようになった。
9周目、ついにマルク・マルケスが先頭を走る弟を捉え、ターン1でオーバーテイク。アレックス・マルケスは離されずに食らいついていくものの、抜き返すことはできなかった。
なお9周目には4番手を争っていたモルビデリとマーベリック・ビニャーレス(テック3)が接触し、ビニャーレスが転倒。この接触は審議対象となり、無責任なライディングがあったとしてモルビデリにロングラップペナルティが科された。モルビデリはこのペナルティを消化する際にわずかに白線の外に出てしまい、もう一度ロングラップを走らなければならなかった。
トップ争いはマルク・マルケスが先頭に浮上したあとはライバルを引き離し始めたこともあり、序盤の激しいバトルからは一転して非常に落ち着いた周回が続いた。レースが折り返しとなる12周目終了時には、2番手を争うアレックス・マルケスとバニャイヤに0.7秒のリードを築くという状況だった。
アレックス・マルケスとバニャイヤは2番手争いを繰り広げ、バニャイヤが並びかけるシーンもあったが、アレックス・マルケスがこれを退け続けた。またアレックス・マルケスはそこからペースを取り戻し、バニャイヤとの差を広げていった。
一方でバニャイヤは、4番手を走るファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)に接近されはじめてしまい、残り4周で0.2秒差にまで詰め寄られた。
そしてジャンアントニオは、残り2周のターン4でバニャイヤをオーバーテイク。表彰台圏内に浮上した。バニャイヤはジャンアントニオに反撃する余力はなく、一気に差を広げられてしまった。
先頭で逃げるマルク・マルケスは2秒差をコントロールして完全に逃げ切り体制を確立しており、余裕を持ってトップチェッカー。2014年以来11年ぶりとなるイタリアGP勝利を挙げた。
アレックス・マルケスには終盤ジャンアントニオが迫ったものの、逃げ切っての2位チェッカー。3位はジャンアントニオだ。バニャイヤは最終的にジャンアントニオから3秒差の4位に終わった。
日本人ライダーの小椋藍はレースを通じて徐々にオーバーテイクを繰り返していき、最終的に10位でゴール。復帰戦でトップ10フィニッシュを果たしポイントを獲得した。代役参戦の中上は16位で、ギリギリポイントに届かなかった。
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みんなのコメント
小椋君は速いな~♪
一つ上のサバドーリとは30秒差、同じ新人の小椋やアルデゲルには40秒以上の差を付けられてる
1周1秒以上遅いペース差
ここまで酷いとMotoGP初年度だホンダ機がどうとか以前の問題
Moto2でランキング6位になったこともある選手なのにこうも遅いとは…MotoGPの適性が無いと思われても仕方ないかもね