■夢の新ネットワークルートに反響多数
愛知県と三重県の海峡をつなぐ「伊勢湾アクアライン」とも言うべき構想が進められています。
【画像】超便利!? これが「伊勢湾アクアライン」の計画ルートです
一体どのような道路で、実現に向けてどこまで進んでいるのでしょうか。
伊勢湾アクアラインは正式名称を「伊勢湾口道路」といいます。
そのルートは愛知県豊橋市の中心部から約50km突き出した「渥美半島」の先端部「伊良湖崎」から、伊勢湾を越えて三重県鳥羽市へ抜けるというものです。
東名・新東名から渥美半島までの高規格化「浜松湖西豊橋道路」「渥美半島道路」をひっくるめて、「三遠伊勢連絡道路」という構想路線にも位置付けられています。
2021年に国が策定した「新広域道路交通計画」にも、構想路線のひとつとしてリストアップされています。
もしこれが実現すれば、静岡方面から近畿地方南部への最短経路となり、アクセス性が飛躍的に向上します。現在はいったん伊勢湾岸道・東名阪道まで北へ迂回しなければならなかったのが、桑名や四日市を経由することなく、鳥羽まで一気に到達することができます。
伊良湖岬~鳥羽は直線距離は約20kmですが、途中に「神島」「答志島」といった有人島や、その間にもいくつかの無人島を抱えているため、島を介して数本の橋でつなげるという可能性もあります。
たとえば伊良湖岬から途中の神島までは約5km、神島~答志島は約7km、答志島から陸地までは2km弱ほど。参考までに、アクアラインの海上部は約4.5km、明石海峡大橋や関西空港連絡橋は約4kmです。
ちなみに三河港と東名浜松方面をつなぐ「浜松湖西豊橋道路」は、2023年に概略ルートが決定。現在は都市計画決定と環境アセスメントが進められているところです。
関西側では、鳥羽を起点とする伊勢自動車道をそのまま西へ延伸して奈良県の宇陀市、橿原市へ直結する「東海南海連絡道」も構想中。すべて実現すれば、豊橋~大阪を約180kmでつなぐ短絡ルートが誕生します。
新名神経由と比べても20km近い距離短縮となり、通行止めなど緊急時にも代替ルートとしての役割を発揮します。
※ ※ ※
気になる進捗ですが、実現に向けた具体的な動きは、残念ながらまだ特にありません。
最終的な事業化に至るまでには、まず「計画段階評価」によって概略ルートを決めるところから始まります。中部地方整備局の2025年度の調査計画には「伊勢湾周辺の道路ネットワークについて調査します」という記述すらなく、計画段階評価へ検討する予定は遠そうです。
いっぽう、国が2023年7月に策定した「国土形成計画(全国計画)」では、「湾口部、海峡部等を連絡するプロジェクトについては、地域活力の創出、リダンダンシーの確保等の観点も含め、国土全体にわたる連結強化の重要性も踏まえつつ、民間活力の活用も視野に、長期的視点から取り組む」としています。
国土形成計画は2050年やさらに長期的視野で、今後10年間の取り組み方針を規定しています。伊勢湾口道路についても何らかの検討に予算が与えられる可能性もあると言っていいでしょう。
周辺8県も、2024年7月に国あてに要望を行い、そのなかで伊勢湾口道路についても早期事業化を求めています。
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みんなのコメント
もっと別にお金が必要なところがある。
大阪へ行くのが新名神経由と比べて20kmも短いと書いてるが、逆に言えば20kmしか縮まない